危険な食品・安全な食べ方 の商品レビュー

天笠啓祐【著】

2013/02/09

専門的な内容の図解はちょっとわかりにくいこともあったけど、驚きの事実もあり。
まず、遺伝子組み換え食品って出回ってないと思ってた。だって豆腐やしょうゆには「遺伝子組み換えではない」って但し書きが書いてあるし・・・
と思ってたらなんと食用油に(~_~;)TPP参加したらこれはもっと増えるんだろうなあ.。o○動植物の遺伝子汚染とかも心配
遺伝子組み換え食品とは何ぞやというのも実はよくわかってなかったんだなと実感。おっきいのを作るんでしょってぐらいしか思ってなかった。生殖技術と遺伝子組み換え明確には違う。そしてクローンも・・この辺はやっぱり理解困難。
クローンはでたてのころもてはやされてたからさぞ進んだんだろうと思いきや散々な結果。これは農林水産省のページに行って現状をみたけどあんまり変わらないみたい。どんどん実験の件数も減ってるし。今後はIPS細胞だっていってるのも実は10年後どうなってるのかわからんなあと思ってしまう。結局弊害もあるんでしょうね。

ただ、この本に一つ反論するとすれば私たちはその食品からの短期な便利さや豊かさを享受しているというところだろう。結局選ぶのは消費者。いくら情報開示されていないとしても安易に安さに食いついたのは私たちなのだろう。価値観をちょっと変えなきゃなと思ってしまう。