つきのぼうや の商品レビュー
えほんのかたちや色、絵のタッチに惹かれた。 冒頭で、おつきさまは地上の水面に自分がうつっているのをみつけて気になってしまう。もうひとりの月を連れてくるよう、おつかいを頼まれたつきのぼうやは ずっと地上へと降りていき、水の底まで降りていく。そしてそこであるものをみつける。 絵本...
えほんのかたちや色、絵のタッチに惹かれた。 冒頭で、おつきさまは地上の水面に自分がうつっているのをみつけて気になってしまう。もうひとりの月を連れてくるよう、おつかいを頼まれたつきのぼうやは ずっと地上へと降りていき、水の底まで降りていく。そしてそこであるものをみつける。 絵本の読み聞かせ用に選んだのだけど、たてに長いかたちがおはなしの特徴を引き立てているし、声に出して気持ちいいポイントがいくつもあります。 おんなのこのセリフとおかあさんのセリフに読んでる方も笑ってしまうし、空中でおこる音のよさ、フレーズのくりかえしの楽しさがありました。 街中から船着場へ、そして水中に飛び込んだときのこんな表現もとてもいい。 “さかなが にげていきました。 さかなが よってきました。" 長い旅のなかで、おかしかったり、一瞬何かに見惚れたりするようなことを、共有できる絵本でした。 わたしは9月のおはなし会で読んだけど、夏に読むのもいいかもしれない。
Posted by
2歳1か月 まず本の形が長くて、それに惹かれていた。 話はおつきさまが水にうつった自分に見とれ、お話がしたいということから始まる。月のぼうやが下におりて、月を探しにいくが、その下りる途中で色々なことに出会う。 最終的には、水の中に落ちていた手鏡を持って それを持って帰る。おつき...
2歳1か月 まず本の形が長くて、それに惹かれていた。 話はおつきさまが水にうつった自分に見とれ、お話がしたいということから始まる。月のぼうやが下におりて、月を探しにいくが、その下りる途中で色々なことに出会う。 最終的には、水の中に落ちていた手鏡を持って それを持って帰る。おつきさまはおおよろこび。 なんどか気に入って見ていた。 手元にあってもいいなと思った本。
Posted by
月から地上へさらに海の底へと,いろいろなものに出会いながらつきのぼうやがどんどん落ちて落ちて行くところがとてもユーモラスに描かれていて,この縦長の絵本にぴったり.そして海の底から持って帰ってきた手鏡にお月様も大満足.楽しいお話です.
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結構前からちょいちょい読んでいるのだが、まだ登録していなかった!4歳3か月再読。 空から下を眺めたおつきさまは池の中にもう一人のおつきさまがいるのを発見して・・・。つきのぼうやが地上におりてまたあがってくる、というだけのお話なのだけど、いろいろなものがでてきてオチも楽しい。 つきのぼうやのことを知っている子どもたちもいるんだね。 たこや風船、なんでこんな怖い顔なんだ(笑) 縦長の形状を生かした動きの描写がおもしろい!
Posted by
すごく縦長の絵本。 上から下へという空間移動を意識して作られており、読み聞かせしながら私も夢中になってその動きを楽しめた。絵もかわいいし、ストーリーも面白い! 息子も楽しそうに笑っていた。 お月さまのお話なので、夜寝る前に読むのに良いと思う。
Posted by
月の綺麗な秋に読みたくなる一冊。 おつきさまが池の中にいるもう一人のおつきさまを、つれてきてほしいと、つきのぼうやにお願いするのです。 縦に細長い本で、つきのぼうやが空から下へおりる様子がよく分かります。
Posted by
絵本の可能性は無限です こどもたちが どんな絵本に出逢うかによって そのこどもたちが どんな大人になっていくのかに 影響するぐらいに 大きな可能性を持っていると 思ってしまう そんな絵本の一冊です
Posted by
いやに縦長の絵本なので気になっていました。その意味が読んでようやくわかりました。高さが伝わってくるようで素敵な装丁ですね! ある日月は地上にある水に映った月を見つけます。その月を探すため、つきのぼうやが降りてきます。雨に降られ、煙で真っ黒になり、人々に驚かれながらつきのぼうやが地...
いやに縦長の絵本なので気になっていました。その意味が読んでようやくわかりました。高さが伝わってくるようで素敵な装丁ですね! ある日月は地上にある水に映った月を見つけます。その月を探すため、つきのぼうやが降りてきます。雨に降られ、煙で真っ黒になり、人々に驚かれながらつきのぼうやが地上で見つけたものは月!?こんな絵本もあるんですねぇ。
Posted by
書店で思わず手に取りました。 この縦長の絵本。 好きです。 月の黄色も鮮明で、キラキラしています。 最後はそんな結末なのですね。
Posted by
縦に細長い絵本。 その形状は、ストーリーにもプロットにも大きな意味があります。 いわゆる仕掛け絵本ではないのですが、絵本という造形物を生み出す上で、構成を熟慮するというのは、こういうことなんだろうな、と感じさせてくれる作品です。 鏡に映った自分に、どんな感情を抱くのか、という...
縦に細長い絵本。 その形状は、ストーリーにもプロットにも大きな意味があります。 いわゆる仕掛け絵本ではないのですが、絵本という造形物を生み出す上で、構成を熟慮するというのは、こういうことなんだろうな、と感じさせてくれる作品です。 鏡に映った自分に、どんな感情を抱くのか、という視点でも面白いストーリーです。 判型も、物語も、構成も、絵柄も、色使いも全てが素敵な絵本。
Posted by