復讐の華ヴェラ の商品レビュー
フランス革命前のパリ。仲間の裏切りによって王政打倒の罪を一人被って処刑された父の無念を晴らすため、ヴェラは当時の父の仲間の復讐を誓う。 筋立ては単純。まあまあ面白いかな。
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読後泣いた。最後のシーンが悲しくて。 どこまで巻き戻せば、彼女は幸せになれたのか考えてしまう。 「許す」って一番の武器だよね。理不尽な出来事に対して許さなければ自分の心が苦しい。 恨み続けるって本人にとって永久の地獄だ。だから許すが必要になるんだと思う、加害者のためでなく被害者のために。 『悪人の家族には罪があると思いますか?』 フィリップやシモーヌ。金持ちの子供の甘さがあったとしても、彼らに罪はなかったと思う。 けれど、悪事を働いた金で育てられた子供は罪があるだろうか? もし自分がその子供だとしたら、心の行き場はどこになるんだろう。考えてしまう。
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