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てるてるあした の商品レビュー

4.2

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    21

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2015/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ささら、さや の続編で、ささらに住んでいる登場人物は そのまま登場してますが、 今度の主役は、中学出たての照代なので、前作とは雰囲気が違いました。 加納さんの小説の、ほんわかした謎解き小説が好きですが、 この作品は、母・娘の確執が強くて、照代が可哀想で。 後に、その母も可哀想だったとわかりますが。

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2015/02/15

この人の描く、温かい世界観はとても好きです。 開始直後は好感を持てなかった人物も、本を閉じる頃には愛おしいと感じるようになっている。 続編も読もう。 でも、最後に照代が母親に言うようなこと、たとえフィクションでも子供に言わせて欲しくなかった。

Posted byブクログ

2014/12/29

優しい気持ちになる物語。 イライラしていたり辛い境遇にある時は誰しも照代の様なものの見方をしてしまうものだと思う。照代のものの見方が変わっていく様子、佐々良の人々の優しさにほっこりした。

Posted byブクログ

2015/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わりました! この表紙見たことある。。と思ったら あらすじを読むと、この話知っているということに気づき… 誰から来たのか分からない不思議なメールが届く。。は 微かに覚えているから 前に読んだことある小説ということになりますね(笑) だからこの本はそう再読です! でも最後が思い出せないという。。 『ささら さや』を読んだ後に読んだら、繋がってて嬉しくなりました(〃^^〃) あらすじで久代さんの名前があったから…もしかして! と思ったら当たっていて嬉しかったです☆☆ 最初この本を読んだときは 『ささら さや』という本があったことすら知らなかったから 今『ささら さや』の後に改めてこの本を読み始めたら、倍楽しくなりました! 久代さんの他にもサヤさんとか、久代さんのお友達の二人もゾロゾロ出てきて 最初の時ワクワクドキドキしましたね(笑) 再読してほんと良かった。。 続きみたいで…嬉しかった!同窓会のようでした♪ 物語は冒頭でも言ったように、『ささら さや』と繋がってて 最後の解説を読んだら何と!姉妹本みたいです(〃ω〃) だからこんなにもテンションが上がったのか(笑) まるで<ささら>という不思議な町に導かれて 魔法がかかったように。。 解説を書いた方…『ささら さや』が映画化になったことを知ったとき きっと凄く喜んだのではと、つい考えてしまいました(〃ノ∀`〃) 『てるてるあした』ってドラマ化されていたのですね! 全然知らなかった。。再放送やったら、ぜひ見てみたいものです♡ 解説に書いてあるとおり、 いっぱい良い言葉が隠されていますね! 考えさせられる言葉だったり勇気付けられたり色々と… 「てるてる あした。 きょうはないても あしたはわらう。」 私もこの言葉好きです。。 ささらの町に新しく照代という女の子がやってくる 最初はどうなることかと思ったけど、 周りの人達と関わっていくうちに少しずつ成長していく。。 雑草のように踏まれても踏まれても 私も今まで以上にもっともっと頑張らなくちゃ!と 照代を見ていて思いました(`・ω・´) もし駄目だったとしても反省はするけど あまりクヨクヨしないで挫けずに、 常に前を向く勢いが大事ですよね。 人は人!自分は自分なんだから………うん。。 ラスト。。こんな展開のラストって……ありえない 悲しかったです。:゚(。ノω\。)゚・。 この本は、あたたかいようでいて キュンと切なくなる本でした。。ラストが特に……

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2014/11/21

金遣いの荒い両親のおかげで、家には借金取りが現れる。合格した高校にも行けず、いきなりひとりで遠い親戚を訪ねるよういわれた照代は、見知らぬおばあさん(鈴木久代)といっしょにくらすことになってしまった。シリーズ2作目。 今回は中学生の照代の一人称で語られるので、前作とはまるでちがうけ...

金遣いの荒い両親のおかげで、家には借金取りが現れる。合格した高校にも行けず、いきなりひとりで遠い親戚を訪ねるよういわれた照代は、見知らぬおばあさん(鈴木久代)といっしょにくらすことになってしまった。シリーズ2作目。 今回は中学生の照代の一人称で語られるので、前作とはまるでちがうけど、サヤさんもいるし、ご近所のメンバーも揃っています。これは女の子の自立のお話です。 そして明かされる母親の過去。おばあさんの抱えていた秘密。 こういうのを、日常のミステリーというのでしょうか。殺人や事件が苦手な私でも、謎解きを楽しむことが出来ました。・・・解けなかったですけどね。

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2014/08/06

この著者の作品を読むと、母子の確執が結構な勢いで描かれているところが多いような気がする。 これが著者の経験によるものか、それとも身近で体験したものなのか、非常に興味があるところだが……。 ただ、なんだろうな、ちょっとがっくり感が一点だけ存在した。 別に、残念とまで思うものではな...

この著者の作品を読むと、母子の確執が結構な勢いで描かれているところが多いような気がする。 これが著者の経験によるものか、それとも身近で体験したものなのか、非常に興味があるところだが……。 ただ、なんだろうな、ちょっとがっくり感が一点だけ存在した。 別に、残念とまで思うものではなかったけれども。

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2014/06/26

はじめは主人公のワガママな言動にいらいらしたりしたけれど、周りの人の温かさが優しく、変わって行く彼女の姿が逞しく描かれていた。成長してこれから、というときのラストは悲しくも温かく、また作品のあちこちに大切な言葉が散りばめられていたのが印象的でした。

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2014/06/05

他の人のレビューを見てこれが2作目だと知った(笑) 親の借金が原因で合格した高校に行けず、1人で夜逃げすることになった照代。夜逃げ先として母から指示されたのは佐々良という田舎町。 なにもかも正しい久代さん。自分にも厳しく他人にも厳しい。でもそれが一番照代にとって大切なんだなぁと...

他の人のレビューを見てこれが2作目だと知った(笑) 親の借金が原因で合格した高校に行けず、1人で夜逃げすることになった照代。夜逃げ先として母から指示されたのは佐々良という田舎町。 なにもかも正しい久代さん。自分にも厳しく他人にも厳しい。でもそれが一番照代にとって大切なんだなぁと思う。そうやって過ごすのはとても難しいけれど。

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2014/05/22

大好きな佐佐良という町を舞台にした、シリーズ2作目。 1作目の「ささら さや」よりも泣けた。 おばあさんと女の子という組み合わせは、それだけであたたかくせつない。 人生はうまくいかない時というのがたくさんあって、「どうして私だけが!」と思ってしまうことばかりで。 でも読み進めて...

大好きな佐佐良という町を舞台にした、シリーズ2作目。 1作目の「ささら さや」よりも泣けた。 おばあさんと女の子という組み合わせは、それだけであたたかくせつない。 人生はうまくいかない時というのがたくさんあって、「どうして私だけが!」と思ってしまうことばかりで。 でも読み進めていくうちに、照代の心がほぐれていくのと同じように、自分の心も柔らかくなっていくことに気づく。 それはきっと、あたたかさが伝わるからだ。 言葉から、行動から、表情から、存在から、あたたかさが伝わってくるからだ。 所々ファンタジーの要素が含まれているけれど、それが物語にとても良い影響を与えていると思う。 加納朋子さんの小説は、包み込まれるような世界観が本当に好きだ。

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2014/04/20

加納朋子さんを知ったのは友人から勧められた「モノレールねこ」という一冊の短編集がきっかけ。それから何冊か手に取ることがあったが、本作も人と人の何気のないつながりがなんとも心を温かくしてくれる。まるで自分もその世界に携わっているかのように。 一人の人生、一人の命、自分と関係ないとす...

加納朋子さんを知ったのは友人から勧められた「モノレールねこ」という一冊の短編集がきっかけ。それから何冊か手に取ることがあったが、本作も人と人の何気のないつながりがなんとも心を温かくしてくれる。まるで自分もその世界に携わっているかのように。 一人の人生、一人の命、自分と関係ないとするならばいくらでもさらりと流れていってしまうものだけれども、一度つながりを持つとこんなにも大きなものになるんだと、当然のことを改めて実感。 かいせつにあった「ささらさや」も近々読んでみる。

Posted byブクログ