完全恋愛 の商品レビュー
他社にその存在さえ知られない罪を 完全犯罪と呼ぶ では 他社にその存在さえ知らえれない恋は 完全恋愛と呼ばれるべきか? 冒頭でまいった。 一気に物語の興味をかき立てられた。 ミステリ、恋愛、時代の流れ TVドラマの題材として最適な物語だと感じつつ、読み進める...
他社にその存在さえ知られない罪を 完全犯罪と呼ぶ では 他社にその存在さえ知らえれない恋は 完全恋愛と呼ばれるべきか? 冒頭でまいった。 一気に物語の興味をかき立てられた。 ミステリ、恋愛、時代の流れ TVドラマの題材として最適な物語だと感じつつ、読み進める。 面白いです。 心に残るか?と問われるとそうではないが、面白いです。 完全恋愛。 恋愛は完全じゃないほうがいいな。
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とにかく読みにくくて、はじめのうちは読みのが正直しんどかった。 けれども、読み進めて行くうちに徐々に作品の世界に惹かれていき最後の方の三分の一くらいからは一気に読了。 なるほど完全恋愛か!我慢して読み終えた甲斐が充分にあった。辛い登山の最後に山頂から絶景が見られたような変な満足感...
とにかく読みにくくて、はじめのうちは読みのが正直しんどかった。 けれども、読み進めて行くうちに徐々に作品の世界に惹かれていき最後の方の三分の一くらいからは一気に読了。 なるほど完全恋愛か!我慢して読み終えた甲斐が充分にあった。辛い登山の最後に山頂から絶景が見られたような変な満足感があった。
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2009このミス3位であったため期待しましたが、楽しめませんでした。 まず、物語のディティールにリアルさが全くないのが残念(特に戦時中と終戦直後)。登場人物の話すセリフが薄っぺらさが気になります。 資料調べないで、頭の中だけで書いてません?な〜んて思っちゃいました。ベテラン作家さ...
2009このミス3位であったため期待しましたが、楽しめませんでした。 まず、物語のディティールにリアルさが全くないのが残念(特に戦時中と終戦直後)。登場人物の話すセリフが薄っぺらさが気になります。 資料調べないで、頭の中だけで書いてません?な〜んて思っちゃいました。ベテラン作家さんですよね??? またトリックのタネも、そりゃないよ〜って感じです。 この本で読者の方が賛辞を贈っているラストのどんでん返し(なの?)は、途中から予想できました。 残念!
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初めて読んだ作者だけど、とても読みやすかった。ただトリックとしてはどうかね。二重胎児ってシャム双生児のこと?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
その漢字をそう読もうと思えば間違いなく読めるけど・・・という感想。謎が全部解けた時、なるほどとは思ったが、今ひとつ胸に落ちない感じもあった。少し登場人物がごっちゃになってしまったせいだろうか。辻真先名義の小説をいくつか読んだ身としてはところどころニヤっとさせていただいた。夕刊サンはかなり懐かしかった。
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本庄究少年は疎開先の伯父の家に居候している 小仏画伯の娘・朋音に恋をした。 美しい彼女は伯父や進駐軍の大尉に狙われていて 究は非力ながらも彼女を守ったつもりでいて 殺人の隠ぺい工作までやってのけた。 しかし朋音は闇成金の真刈の元へ輿入れすることになり 究は小仏画伯の弟子として柳楽...
本庄究少年は疎開先の伯父の家に居候している 小仏画伯の娘・朋音に恋をした。 美しい彼女は伯父や進駐軍の大尉に狙われていて 究は非力ながらも彼女を守ったつもりでいて 殺人の隠ぺい工作までやってのけた。 しかし朋音は闇成金の真刈の元へ輿入れすることになり 究は小仏画伯の弟子として柳楽糺という名を貰い上京する。 朋音は火菜という美しい娘を産むが 真刈が種無しだと聞いた究は火菜が自分の子供だと悟った。 自分が父親だと名乗り出られないまま 朋音は入院中に発作を起こして死に 火菜もまたライバル企業だった浅沼の息子による犯行予告の後 不可解な方法で死んでしまった。 ショックでしばらく絵が描けなくなった究だったが 弟子の魅惑の支えのもとに映画の美術として復帰した。 その関係でロケ地となった故郷に帰ると そこには火菜と生き写しの珠美が暮らしていた。 魅惑と珠美が付き合い始めた頃に 真刈がゲストハウス付近の沼で溺死する。 一緒にいた画家の野々山が究もゲストハウスにいたと証言するが 究には数日間家で寝込んでいたというアリバイがあった。 装丁:坂川栄治+田中久子(坂川事務所) 装画:網中いづる 間抜けな男の人生記です。 1人の女を死ぬまで愛し、その娘や孫をも守ろうとするけれど 根本のところで大きな誤解があることに全く気づきませんでした。 最後はやられたなあ。 ミステリ要素については、最初の殺人は納得できたけれど 2番目は消えた凶器の説明はつかないし 3番目にいたっては条件としてあまりフェアじゃないですよね。 せっかく画家という設定なのだから もっと絵画の描写があってもよかったなぁ。
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トリックがどうの犯人がどうのではなく、一人の男の人が一生かけて一人の女性愛した完全恋愛。 文体も綺麗でよかった
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―他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪とよぶ では 他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか? 昭和20年・・・アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。 昭和43年・・・ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く 昭和62年・・・「彼」は同時に2ヶ所...
―他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪とよぶ では 他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか? 昭和20年・・・アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。 昭和43年・・・ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く 昭和62年・・・「彼」は同時に2ヶ所に出現した。 平成19年・・・そして、最後に名探偵が登場する。 評判を聞いていて、気になっていた作品。 某御大の別名義での作品です。 柳楽糾という画家の一代記でもあり、彼の周囲で起きた殺人事件を描いた物語。 ということでしたが、どっちつかずの印象。 一代記としては世俗を超越した画家だけに、時代に翻弄される苦悩が足りないし、途中で視点が変わってしまったのでとてもあっさりしていました。 ミステリ的にも一つ目の犯罪がこれまたさらりと謎解きされてしまってるし。 二つ目、三つ目の犯罪もわかりやすい。 というか、三つ目のアレはあまりにも飛び道具すぎませんかぁ?? そしてなにより、肝の勘違いにすぐに気付いてしまっていたので、「彼」が道化すぎてラストで感動できなかったのです。 あらすじを読んで、期待していたのになぁ。 っていうか「完全恋愛」って、絶対彼女の恋のことだよねぇ。
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殿方のおバカさとおバカであるがゆえの可愛らしさが詰まったお話。 そして途中でおおもとのネタが推測されたときから、●●さん目線で読むと、なんとも切ないお話に。 だれにも知られずこっそりと。 だからこそ「完全恋愛」なのか。
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なるほど完全恋愛でした。 すごかった〜 辻真先さんの作品“も”読まなくては。 こういう年代物は好きです。時代背景とマッチしてうまかった。
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