もう誘拐なんてしない の商品レビュー

東川篤哉【著】

2011/08/01

青春ライトミステリ。関門海峡を挟んで起きる「狂言誘拐事件」ヤクザの娘絵里香の妹の手術費を捻出するためにしがない大学生翔太郎が立てた、なんともお粗末な誘拐計画。怪しげな先輩甲本と３人でまんまと3000万円をせしめた　はずだったのだが…後半までは、なんともゆるくて状況説明のやたら多い文章にページをめくるスピードが落ちていたのだが「血」が出てからは真剣に読み出してしまったぞ。さくさく読めるので予定外の読書にはよいかも。