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ユング心理学入門 の商品レビュー

4.3

37件のお客様レビュー

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2024/02/15

夢ばかりみる。 明晰夢が多い。 予知夢もある。 夢、いったいなんなんだろう? 潜在意識?そんな一言では言い表せないもの。 寝ている時間がメインで 起きている時間がおまけのようなもの 他の本に書いてあった言葉どおり もしかしたら、夢の方が本当の自分に近いのかも? なんてことも浮...

夢ばかりみる。 明晰夢が多い。 予知夢もある。 夢、いったいなんなんだろう? 潜在意識?そんな一言では言い表せないもの。 寝ている時間がメインで 起きている時間がおまけのようなもの 他の本に書いてあった言葉どおり もしかしたら、夢の方が本当の自分に近いのかも? なんてことも浮かんでくる、 かなり専門的な本だからなかなか読み進められない、 何年かかっても ゆっくりじっくり読みたい一冊

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2023/03/26

 本当にわかりやすいユング心理学の入門書。  僕が読む前に持っていたユングに関する知識は、フロイトと異なり性的なリビドー以外の多種多少なリビドーを想定していたこと、個人を超えた集合的無意識が存在することぐらいでしたが、それでも、とてもわかりやすくて感動しました。全部の章が面白かっ...

 本当にわかりやすいユング心理学の入門書。  僕が読む前に持っていたユングに関する知識は、フロイトと異なり性的なリビドー以外の多種多少なリビドーを想定していたこと、個人を超えた集合的無意識が存在することぐらいでしたが、それでも、とてもわかりやすくて感動しました。全部の章が面白かったです。特に『心像と象徴』『夢分析』が為になりました。『アニマ・アニムス』は人によって意見が分かれそう… 途中の注釈に書いてあったけど、フロイトの『夢判断』『精神分析学入門』を読んでからの方が理解が深まるって書いてました、ご参考までに。  元々、解離は全て詐病だろと思っていましたが、コンプレックスの章を読んで、中心が自我から抑圧され続けたコンプレックスへ移ると考えればあり得るのかなと反省しました。実際の患者さんをみないとわからないこともあるのかも知れないと思います。  僕の目下の興味である統合失調症に関しては、 ①コンプレックスに対する自我の防衛として同一視があり、そのコンプレックスが普遍的無意識に由来するものの場合、それにより妄想型統合失調症の症状が出ている? ②無意識に由来する心像を概念の世界にまで持ち込むことで混乱を生じることで統合失調症の症状が出る? ③ ②と被る部分があるが、自我無意識に沈みその特性(時系列がないこととか)が生じることで統合失調症の症状が出る? くらいの収穫がありました。 普遍的無意識由来のコンプレックスに対する反動形成→大うつ病かなと思ったけど、これはこじつけがすぎるかな… ユングの『人間と象徴』が読みやすいっぽいのでチャレンジしてみます。 以下メモ↓ ユング心理学は実際の場面で役立つことを第一とした心理学(科学的な実験心理学とは異なり、実際の治療における視野の拡大のため、因果論的思考を保つことを意識していない)である。間主体性のような場において、治療者と患者双方向に現象の経験・観察が行われる必要があり、ある現象が治療者の意識体系に組み込むことができないようなものだった場合でも、自分の意識体系の外に追いやることことや、偽科学論を築き上げることなく、現象が存在するという意味において、その考えを心的現実(拠り所とする現実)としてそういった現象が存在したという現象を心の現象として捉えることを意識する必要がある。 河合先生にとっての現象学は「自分の視野をできるだけ拡大することに努めつつ、自分の主体をその事象に関与させることにより、その主観と客観を通じて認められる1つの布置を、できるだけ的確に把握しようとするもの」らしい、実践的! 面白いこととしてコンプレックスの核として自我によって受け入れがたかった為に抑圧された経験のみを挙げるのではなく、無意識の中に内在していて、未だかつて意識化されたことのない内容も挙げていたのがとても面白い。村上春樹の長編のテーマはまさに後者のコンプレックスの核を書いているんだと思う。 あとは思い出すにしても3章以降実際に読んだ方がいい 改訂版買おうかな…

Posted byブクログ

2022/12/15

・人間を内向型、外向型に分け、さらに思考、感情、感覚、直感4つの心の機能を分析する。 ・人の心の構造は「意識(自分の知り得る意識)」と「無意識(自分の知り得ない意識)」に分けられる。※日本人は、「意識」と「無意識」の境界が曖昧で、「自我」(「意識」と同義。他者と自分を区別するもの...

・人間を内向型、外向型に分け、さらに思考、感情、感覚、直感4つの心の機能を分析する。 ・人の心の構造は「意識(自分の知り得る意識)」と「無意識(自分の知り得ない意識)」に分けられる。※日本人は、「意識」と「無意識」の境界が曖昧で、「自我」(「意識」と同義。他者と自分を区別するもの。)が薄いことが特徴。 ・人は周りの環境や人間関係に合わせて、様々な意識(=仮面)を付け替えて生活することで、バランスを保っている。 ・無意識の領域の中に存在し、対外的な意識(=仮面)とのギャップによって生まれる、心の不健全な部分が「影」。この「影」の部分が心の不調をもたらす。

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2021/03/08

【森】 人の心の働きを知るのに良い一冊。全社会議でやったMBTI分析もユングのタイプ論が元になっています。

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2020/12/06

河合隼雄先生が生涯取り組んだユング心理学についてわかりやすいように説明されている。 専門的な内容ながら小説のような実例が出てきたり、河井先生の優しさと思慮に裏打ちされたコメントがあるので、どんどん先を読みたくなる。 心理学を学ぶ学生向けに書かれている教科書的な書籍ではあるが、自...

河合隼雄先生が生涯取り組んだユング心理学についてわかりやすいように説明されている。 専門的な内容ながら小説のような実例が出てきたり、河井先生の優しさと思慮に裏打ちされたコメントがあるので、どんどん先を読みたくなる。 心理学を学ぶ学生向けに書かれている教科書的な書籍ではあるが、自分はなんだ?心とはなんだ?と疑問を持つ人には読んで損はない本だと思う。 さすが教科書というだけあり、個人的には自己啓発本20冊くらいの得るものがあり、良い本だった。 ユングが探求したのは人の意識に上っていない無意識の領域であり、中には荒唐無稽に見えるような理論もあるが、それが実際の臨床の場を通じて出てきているのはとても意義深い。 物理学では量子力学が幻想が現実のようになっているが、ひょっとして人の心もそうなのかもしれない。 トピックス 1.心の現象学 2.フロイトとアドラー 3.タイプ 4.コンプレックス 5.個人的無意識と普遍的無意識 6.心像と象徴 7.夢分析 8.アニマとアニムス 9.自己 10.心理療法の実際 11.東洋と西洋の問題 読んでいてよく出てきたのが、表出している自我・意識とは対をなす特質の存在。 それは抑圧も無視も出来ず、困ったことに制御も出来ない。 だから認識して、対立し、統合していかなくてはいけない。ということ。 また、口酸っぱく 理解した気になる事、知性で説明することを咎めている。あくまで感情を伴う経験でならねばならぬと。。 この本を読むと良くも悪くも ジャッジメンタルな決めつけが出来なくなる。 非常に得るところが大きい本でした。

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2020/04/28

「ユング心理学入門」河合隼雄著、培風館、1967.10.30 324p ¥1,325 C3011 (2020.04.28読了)(2018.09.15購入)(2000.01.20/50刷) 【目次】 はしがき 1 心の現象学 2 フロイトとアドラー 3 タイプ 4 コンプレックス...

「ユング心理学入門」河合隼雄著、培風館、1967.10.30 324p ¥1,325 C3011 (2020.04.28読了)(2018.09.15購入)(2000.01.20/50刷) 【目次】 はしがき 1 心の現象学 2 フロイトとアドラー 3 タイプ 4 コンプレックス 5 個人的無意識と普遍的無意識 6 心像と象徴 7 夢分析 8 アニマ・アニムス 9 自己 10 心理療法の実際 11 東洋と西洋の問題 付録 ユング派の分析の体験 『ユング全集』一覧 索引 ☆関連図書(既読) 「子どもの宇宙」河合隼雄著、岩波新書、1987.09.21 「昔話の深層」河合隼雄著、講談社+α文庫、1994.02.18 「中年クライシス」河合隼雄著、朝日文芸文庫、1996.07.01 「日本文化の新しい顔」河合隼雄・日高敏隆著、岩波ブックレット、1998.01.20 「こころの処方箋」河合隼雄著、新潮文庫、1998.06.01 「中空構造日本の深層」河合隼雄著、中公文庫、1999.01.18 「未来への記憶(上)」河合隼雄著、岩波新書、2001.01.19 「未来への記憶(下)」河合隼雄著、岩波新書、2001.01.19 「神話と日本人の心」河合隼雄著、岩波書店、2003.07.18 「泣き虫ハァちゃん」河合隼雄著・岡田知子絵、新潮社、2007.11.30 「生きるとは、自分の物語をつくること」河合隼雄・小川洋子著、新潮社、2008.08.30 「河合隼雄スペシャル」河合俊雄著、NHK出版、2018.07.01 (amazonより) 現代にいたるまで多くの人を魅了してやまないユング心理学の本質とは.心の問題が問われる現代に大きな示唆を与えるユングの心理学の全体像とその生涯をわかりやすく説く.収録される『ユング心理学入門』は処女作であり,本巻は多岐にわたる著者の仕事の世界へのよき入門書ともなっている,必読の書である. (「BOOK」データベースより) 河合隼雄の処女作であり、日本で最初に著されたユング心理学の本格的入門書。河合心理学の出発点がわかる本であり、後に展開する重要なテーマが数多く含まれている。著者の生涯を通じて重要な位置を占め続けたユング心理学に関する最も基本的な本。

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2023/03/08

▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/135413

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2014/09/21

心には意識・無意識の領域があり、本人の性別によってアニマ・アニムスと呼ばれる心像があるということはなんとなく理解できる。西洋と東洋で心の構造が違うというのもわからなくはないが、その理由は先天性・後天性どっちなんだろう。それにしても、今考えている「自分」はどうして生じたものなんだろ...

心には意識・無意識の領域があり、本人の性別によってアニマ・アニムスと呼ばれる心像があるということはなんとなく理解できる。西洋と東洋で心の構造が違うというのもわからなくはないが、その理由は先天性・後天性どっちなんだろう。それにしても、今考えている「自分」はどうして生じたものなんだろうか。

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2014/05/06

カウンセリングを受けているような気持ちになる素晴らしい本 河合がスイスのユング研究所から戻り、京大で行った授業をもとに出版したもの。 さすがに抽象的な専門用語がでてくるところは難しいが、クライエントの事例、夢分析などの具体的な話になると俄然分かりやすく、自分に置き換えて身につ...

カウンセリングを受けているような気持ちになる素晴らしい本 河合がスイスのユング研究所から戻り、京大で行った授業をもとに出版したもの。 さすがに抽象的な専門用語がでてくるところは難しいが、クライエントの事例、夢分析などの具体的な話になると俄然分かりやすく、自分に置き換えて身につまされたりする。まるで心理療法家のカウンセリングを受けているような気持ちになる。 心理の専門家に聞くと皆「素晴らしい本で、何度も読み返す」という。

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2013/11/05

この本のおかげで考え方がだいぶ楽になった。 なんでかわからないけど、心に葛藤があるとき。 その、なんで?の部分が自分なりに考えられるようになった。 それによって実践的な解決策を見つけたし、自分の考え方で救われることもあった。 人の気持ちも少し汲み取れるようになったし、理不尽な...

この本のおかげで考え方がだいぶ楽になった。 なんでかわからないけど、心に葛藤があるとき。 その、なんで?の部分が自分なりに考えられるようになった。 それによって実践的な解決策を見つけたし、自分の考え方で救われることもあった。 人の気持ちも少し汲み取れるようになったし、理不尽なことに腹を立てなくなった。 心理学にはド素人の無知な私がさらりと読めたのだから、幅広い人が読めるはずと思ってます!

Posted byブクログ