リトル・カントリー(下) の商品レビュー
屋根裏部屋に隠されていた「リトルカントリー」という本を見つけてジェーニーは驚いた。天才ファンタジー作家の限定発行一部のみの小説。読み始めると秘めたる力が解き放たれ…その力を狙う結社が動き始める。一方でもうひとつの物語は18歳のジョディが魔女の魔法で小人になってしまい、発明家のデン...
屋根裏部屋に隠されていた「リトルカントリー」という本を見つけてジェーニーは驚いた。天才ファンタジー作家の限定発行一部のみの小説。読み始めると秘めたる力が解き放たれ…その力を狙う結社が動き始める。一方でもうひとつの物語は18歳のジョディが魔女の魔法で小人になってしまい、発明家のデンジルたちとの冒険が始まる。ふたつの話が交互に進み、これが交錯するとき「リトルカントリー」の力が明らかとなる。わくわくドキドキ想像の世界がどんどん広がるファンタジーのお手本のようだ。魔法と愛情に囲まれた主人公の成長物語である。1980年代に書かれ世界中で絶賛された現代ファンタジーの傑作。
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音楽と本と故郷、愛すべき人達とそして妖精物語。 作者はケルト音楽奏者だそうですが、この物語は音楽に 携わる人々の描写がリアルでそういう観点からも楽しめます。 本を追う秘密結社の正体がいよいよ明らかになり、都会的な 大資本主義と残忍さをもってヒロイン周辺の田舎町の人たちを...
音楽と本と故郷、愛すべき人達とそして妖精物語。 作者はケルト音楽奏者だそうですが、この物語は音楽に 携わる人々の描写がリアルでそういう観点からも楽しめます。 本を追う秘密結社の正体がいよいよ明らかになり、都会的な 大資本主義と残忍さをもってヒロイン周辺の田舎町の人たちを 苦しめようとするのだか、しかし? なんか地味だけどいろいろな意味で含蓄のある物語だと思います。 強いて難を言うとしたら、後日談がちょっと長いかな?^^;
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