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春朗合わせ鏡 の商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2017/08/12

だましゑシリーズ第4弾。 今回は春朗が主役。左門老人の出番が少ないのが残念だけど、蘭陽とのコンビはバッチリ。硬派と軟派のぶつかり合いが可笑しい。お庭番の父親や御用鏡職人の叔父さんやらの登場で段々素性が明らかになる。歌麿はともかく、京伝も南北も蔦屋も出てこないのが寂しかった。商売人...

だましゑシリーズ第4弾。 今回は春朗が主役。左門老人の出番が少ないのが残念だけど、蘭陽とのコンビはバッチリ。硬派と軟派のぶつかり合いが可笑しい。お庭番の父親や御用鏡職人の叔父さんやらの登場で段々素性が明らかになる。歌麿はともかく、京伝も南北も蔦屋も出てこないのが寂しかった。商売人の誇りを見せた「いのち毛」が良かった。

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2013/06/10

葛飾北斎が勝川派にいて「春朗」という雅号を持っていた時期のお話しです。話のベースは「北斎隠密説」がベースです。連続の短編小説という構成になっています。登場人物がみんな一癖ある人たちばかりですが、とても生き生きと描写されていて、とても楽しく読めました。

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2013/05/10

高橋克彦さんの本ははじめて読みました。 どなたかが推薦されていたので以前から読みたかったのですが。。。 ようやく読んでみてとても痛快で、読めば読むほど面白い。。。 春朗・蘭陽が謎解き・事件を解決していく。。。。 少し蘭陽がスーパーマン過ぎるような気もするが。。。。 でも面白いから...

高橋克彦さんの本ははじめて読みました。 どなたかが推薦されていたので以前から読みたかったのですが。。。 ようやく読んでみてとても痛快で、読めば読むほど面白い。。。 春朗・蘭陽が謎解き・事件を解決していく。。。。 少し蘭陽がスーパーマン過ぎるような気もするが。。。。 でも面白いからしょうがない。。。 お勧めですよ。。。

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2009/10/04

図書館から借りてきました。 「小説は文庫でしか買わない」と決めてます。 読みにくいっていうのもあるし、かさばるっていうのもあるし。 なので、いつもは文庫になるのを待っている、というか、 文庫になるまで、あまり気がつかないんだな^^; これは、他の本を借りるのに他に何かないかと検索...

図書館から借りてきました。 「小説は文庫でしか買わない」と決めてます。 読みにくいっていうのもあるし、かさばるっていうのもあるし。 なので、いつもは文庫になるのを待っている、というか、 文庫になるまで、あまり気がつかないんだな^^; これは、他の本を借りるのに他に何かないかと検索した結果。 シリーズ物?の3作目です。 江戸時代が舞台で、主人公がちょっとずつ違ってはいるものの、 登場人物はほぼ同じ。 まあ、だいたい雰囲気はつかんでいて借りてきたものなので、 読み終わるのも早かったです。 前2作を読んでからの方がいいですね、これは。 人間関係がよくわかるから。 これだけ読むと、主人公が出入りしている家との関係がいまいちわからないかも。 ちなみに、私はシリーズ2作目「おこう紅絵暦」を一番最初に読みました。 書店でカバー&解説買いでございます。(笑)

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2009/10/07

レビューで春朗がのちの北斎としって納得。なるほど。 姉妹編がいくつかあるようですが、そちらは未読です。 キャラは魅力的ですが一編が短いので、もう少し楽しみたかったかも。

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2009/10/07

ちょっと時代小説を読みたくなって借りました。高橋克彦の作品は初めてかも・・主人公の春朗は北斎の若き頃という設定みたいです。まぁ、歴史実証に拘る内容でもありませんが(笑) 第一話で、陰間とかSMじみたシーンがあり、その系統かと気持ちで引きましたが、勘違い。7編あり、ほのぼのとまでは...

ちょっと時代小説を読みたくなって借りました。高橋克彦の作品は初めてかも・・主人公の春朗は北斎の若き頃という設定みたいです。まぁ、歴史実証に拘る内容でもありませんが(笑) 第一話で、陰間とかSMじみたシーンがあり、その系統かと気持ちで引きましたが、勘違い。7編あり、ほのぼのとまではいかなくても楽しめる作品集です。 破門された絵師の春朗、元陰間(ゲイ)の蘭陽、与力一家にお庭番の春朗の父、謎の居候(笑)と絡み、メインは春朗と蘭陽の謎解きになります。まぁ、事件も陰惨なものではなく、禁制破りとかですから春朗と蘭陽のテンポいい会話とともにスムーズに読めます。細かくはありませんが、江戸の雰囲気も漂いますし、「だましゑ歌麿」「おこう紅絵暦」というのが姉妹編になるそうで、また時代ミステリーで気分転換したくなったら読んでみます(~0~)

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2009/10/04

とても痛快で、読めば読むほど面白い。 主人公をそれぞれの作品で替えながら、謎解きをするという設定で 歌麿・春朗(のちの北斎)の名前でもわかるように浮世絵や 江戸の町の風景・町人の暮らしなどが浮かんでくるような作品。 あたしのような江戸物初心者には、ピッタリの作品でした^^

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2009/10/04

お紅の物語が大好きな私、「お紅も左門も元気です」という帯の文字が目に留まって借りてきました。兄弟シリーズでありながら、今回は、お紅は端役。若き日の写楽、春朗が主役です。最初の2編は、ちょっと馴染めなくて、面白くないかも・・・と思ったものの、段々とキャラクターに愛着が湧いてきた3編...

お紅の物語が大好きな私、「お紅も左門も元気です」という帯の文字が目に留まって借りてきました。兄弟シリーズでありながら、今回は、お紅は端役。若き日の写楽、春朗が主役です。最初の2編は、ちょっと馴染めなくて、面白くないかも・・・と思ったものの、段々とキャラクターに愛着が湧いてきた3編くらいから一気に読んでしまいました。娯楽作品としては、かなり質の高い物語だと思います。

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