クイック・ジャパン(vol.74) の商品レビュー
拝啓、中田ヤスタカ氏。あなたが提供している楽曲は、アイドルソングという域を超越している。その楽曲を見事に自分達のものにしてしまうperfume――「アイドルを復権させる最終兵器」とQJはつづる。 初めてperfumeを認知したのは「ポリリズム」という楽曲。独特の世界観をかもし...
拝啓、中田ヤスタカ氏。あなたが提供している楽曲は、アイドルソングという域を超越している。その楽曲を見事に自分達のものにしてしまうperfume――「アイドルを復権させる最終兵器」とQJはつづる。 初めてperfumeを認知したのは「ポリリズム」という楽曲。独特の世界観をかもし出すダンスに魅了されたのが出逢ったきっかけ。トラックに注意深く耳を傾けるうちに、彼女達の音楽が「音楽」として成立っていることを知る。 YouTubeで彼女達の映像を見る。検索できる言葉さえわかってしまえば、すぐに検索対象の素性を明らかにできる。木村カエラや掟ポルシェ、宇多丸らが彼女達を絶賛していた。そして「エレクトロ・ワールド」という楽曲に出逢った。その世界観と音楽に酔いしれた。 Perfumeはポッと出のアキバ系アイドルグループなんかではない。キャリアは8年と長く、今のポジションを獲得するまでに、長い下積み経験と数え切れないほどの辛酸を舐めてきている。事務所が考える売り方、大量量産の果てに大量廃棄されていくアイドル。その中でPerfumeは生き残ってきた。 冒頭で書いた「中田ヤスタカ」は彼女らの音楽をプロデュースしている。「自分の耳でかっこいいと感じるものしか作らない」「もうそろそろ、歌い手の声を機械で変えることに違和感を持たなくてもいいのではないか」――彼は単純に、自分がかっこいいという音楽を作り、それをPerfumeが歌い、演じきる。そのいった図式が出来上がっている。 Perfumeを押し上げたのはネットの力が大きい。ニコニコ動画に投稿されたプロモーションビデオがきっかけで、アマゾンでCDを買い求めるユーザーがあとを絶たなくなった。彼女達は「えー、ネット上で話題になってるんですか~」と笑う。 数十人のステージ、熱狂を生み出すライブハウス、テレビ番組――どんな場所でも観客と視線を合わせることをいとわない。彼女たちと共通の時間・空間を過ごしたと感じるオーディエンスは、たちまち彼女たちのファンになる。どこぞやのアイドルよりも場数を踏むことで、プロとしての意識を構築していった。 何かを背負っている。彼女たちの一挙手一投足を見ているとそう感じざるを得ない。ほとんどのアイドルが道半ばで芸能界を去る中、彼女達は稀代のアーティストとなりつつある。そう思ってしまうようなたたずまいなのだ、彼女らは。
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さまぁ〜ずもPerfumeも両方大好きだから楽しめた。 内容は一万字インタビュー。 個人的には三村とかしゆかが好き。 俺も関東一のツッコミ王になりたい。
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Perfumeの記事目当に購入。 記事、インタビューはほぼ全てモノクロページであるが QJならではの濃い内容でありファンであれば購入しても損はなかろうと思います。
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perfumeにスポットを当ててくれて、本当にありがとう。ホントに。著名人やさほどそうでない著名人のコメントも暖かい。 そしてナカタヤスタカインタビューが勉強になります。勉強になるんです。
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