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男の作法 の商品レビュー

3.8

187件のお客様レビュー

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2014/08/24

【本の内容】 てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ…。 勘定、人事、組織、ネクタイ、日記、贈り物、小遣い、家具、酒、月給袋など百般にわたって、豊富な人生経験をもつ著者が、時代を超えた“男の常識”を語り、さ...

【本の内容】 てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ…。 勘定、人事、組織、ネクタイ、日記、贈り物、小遣い、家具、酒、月給袋など百般にわたって、豊富な人生経験をもつ著者が、時代を超えた“男の常識”を語り、さりげなく“男の生き方”を説く。 [ 目次 ] 鮨屋へ行ったときはシャリだなんて言わないで普通に「ゴハン」と言えばいいんですよ。 そばを食べるときに、食べにくかったら、まず真ん中から取っていけばいい。そうすればうまくどんどん取れるんだよ。 てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ。 たまにはうんといい肉でぜいたくなことをやってみないと、本当のすきやきのおいしさとか、肉のうま味というのが味わえない。 おこうこぐらいで酒飲んでね、焼き上がりをゆっくりと待つのがうまいわけですよ、うなぎが。 コップに三分の一くらい注いで、飲んじゃ入れ、飲んじゃ入れして飲むのが、ビールの本当にうまい飲み方なんですよ。 [ POP ] 池波正太郎のエッセイ集。 かなり高飛車なのに、決して鼻にかけてない、気さくなおじさんの喋りが僕にとっての氏の魅力です。 男の作法は多分ですが口頭筆記だと思います。 男の作法というよりも、一般人の常識とも言えるかなと思います。 もちろん、俺は俺の生き方だって言う人もいるとは思うんだけど、そういうのを感じさせない口頭文も、なんとなくいいもんだなあ、と思えますよ。 ちなみに、この本に書かれてある「すきやき」「ちゃんとした料理屋での流儀」に関しては僕は大賛成。 この職人さんとお客さんの距離感は好きです。 もう20年も昔の話だし、氏自身も当時50~60であったはず。 なので昔の作法と言っても過言ではないかも分からないけど、こういうのも文化の一つであり、日本人だと思い、いまだに本棚にあるくらい、僕にとっては価値のある一冊です。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2014/08/14

人間は死ぬんだということを忘れている限り、その人の一生はいたずらに空転することになる。 という一文が非常に心に残っている。この一文に出逢えただけでも、読んで良かったと思った。

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2014/08/05

作家、池波正太郎による、大人の男の振る舞い方についての口述を文章化したもの。お寿司や天ぷらの食べ方、スーツやネクタイ、持ち物について、妻や親への接し方についての、池波流の指南書。読むと当たり前のことが多い。一見面倒に見えることやもったいないことでも、実に合理的で無駄が無いことが分...

作家、池波正太郎による、大人の男の振る舞い方についての口述を文章化したもの。お寿司や天ぷらの食べ方、スーツやネクタイ、持ち物について、妻や親への接し方についての、池波流の指南書。読むと当たり前のことが多い。一見面倒に見えることやもったいないことでも、実に合理的で無駄が無いことが分かる。無駄が無いことは美しいこと、魅力的なことなのだ。若手社会人は読むと良いが、本人も言っているようにこれを金科玉条のように崇め奉るのは間違い。本質を理解しあとは自分が苦なく行えるのが良いと思う。

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2014/07/27

高校卒業時点で読んでおきたかった本。30年前に書かれた本ですが、勉強になることてんこもりです。 新入社員の方、結婚相手を探している女性、ワンランク上の自分になりたい殿方。それぞれの立場から学べることがたくさんあります。 私まずは、お醤油にわさびをとくのをやめるところからスタート...

高校卒業時点で読んでおきたかった本。30年前に書かれた本ですが、勉強になることてんこもりです。 新入社員の方、結婚相手を探している女性、ワンランク上の自分になりたい殿方。それぞれの立場から学べることがたくさんあります。 私まずは、お醤油にわさびをとくのをやめるところからスタートします(笑)

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2014/06/26

池波さんのエッセイ。 うちの父親曰く、晩年の池波さんは独りよがりでちょっと変な人らしいですが、私はそれも含めてけっこう好きです。 お刺身や天ぷらの食べ方、服の着こなし方などはちょっとうるさいよって感じでしたが、、(笑) 人との接し方、特に仕事に自分のお金を出すことや、感謝の気持...

池波さんのエッセイ。 うちの父親曰く、晩年の池波さんは独りよがりでちょっと変な人らしいですが、私はそれも含めてけっこう好きです。 お刺身や天ぷらの食べ方、服の着こなし方などはちょっとうるさいよって感じでしたが、、(笑) 人との接し方、特に仕事に自分のお金を出すことや、感謝の気持ちをお金で表すこと(なんかお金の話ばっかり、、(笑))、時間の使い方などはとても勉強になりました。 余白をつくるために前倒して仕事するってすごく大切ですよね。 昔の人のほうが周りの人や、昔の日本人に興味を持っていて、だから池波さんのように色々と気がつけたのかなと思いました。現代は池波さんの感想からいくと社会主義的日本になってしまったから、周りの人に興味を持てないのかな。つまらないから。 時代小説は食わず嫌いなので読む気はありませんが、エッセイはもっと読みたいと思いました。面白かったです。

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2014/06/22

知り合いにお借りして、チロチロと読んでいたので、時間が掛かってしまった。 池波正太郎がオトコの生き方や作法について語った指南書。インタビュー形式なので読みやすい。変に説教臭くなく、枯れた感じが良い。侘び寂びの感じか。それでいてマナーにはうるさく、生き様としては参考にしたいところが...

知り合いにお借りして、チロチロと読んでいたので、時間が掛かってしまった。 池波正太郎がオトコの生き方や作法について語った指南書。インタビュー形式なので読みやすい。変に説教臭くなく、枯れた感じが良い。侘び寂びの感じか。それでいてマナーにはうるさく、生き様としては参考にしたいところがたくさんあり。死を意識して生きるべし、というところは私も常々感じていたところで、いたく共感。実践は難しいが。

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2014/05/28

〜14.5.27社会人になりたてに読めて良かったと思える男というか大人としての心構え的なのを感じさせる内容だった。 少し古い本で時代に合わないなと思うとこもあるけど逆に共感、今も同じだなと部分は変わらない普遍的な部分だと強く思う。 やっぱ食事って大切でいいもん食うべき。いい店いく...

〜14.5.27社会人になりたてに読めて良かったと思える男というか大人としての心構え的なのを感じさせる内容だった。 少し古い本で時代に合わないなと思うとこもあるけど逆に共感、今も同じだなと部分は変わらない普遍的な部分だと強く思う。 やっぱ食事って大切でいいもん食うべき。いい店いくなら謙虚に、気配りを持って行くってのが必要なのかな 最後の方の死について考えは少し新鮮だった。死ぬということを意識して生きることが大切。

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2014/05/07

豊富な人生経験から池波氏が説く男の常識とは。 時代時代によって、常識の本筋も少しづつ変化していくだろうがこの一冊に語られている池波氏の男の作法は、ほとんどいつの時代にも通用するものだ。巻末の解説で常盤新平氏も言っているが、私ももっと若いころに(そうだな20代半ばまでに)読みたかっ...

豊富な人生経験から池波氏が説く男の常識とは。 時代時代によって、常識の本筋も少しづつ変化していくだろうがこの一冊に語られている池波氏の男の作法は、ほとんどいつの時代にも通用するものだ。巻末の解説で常盤新平氏も言っているが、私ももっと若いころに(そうだな20代半ばまでに)読みたかった。最初にこの本と出逢ったのは、40歳の頃でした。

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2014/04/29

 時代劇専門チャンネルで「鬼平犯科帳」や「剣客商売」を見ているが、作者の池波正太郎という人はどんな人なんだろうと思っていた。そこへたまたま日曜日に「池波正太郎の江戸料理帳」という番組の中で、普段の生活について語ったエッセイが文庫にまとめられていると聞いたので読んでみた。  食べ...

 時代劇専門チャンネルで「鬼平犯科帳」や「剣客商売」を見ているが、作者の池波正太郎という人はどんな人なんだろうと思っていた。そこへたまたま日曜日に「池波正太郎の江戸料理帳」という番組の中で、普段の生活について語ったエッセイが文庫にまとめられていると聞いたので読んでみた。  食べ方、飲み方、着こなし方、様々な男の蘊蓄を語っている。刺身の食い方、寿司屋ではどうしたら良いか、天ぷら屋へいったら親の敵にでも会ったかのように食えとか、食べることばかりでなく、店の方にも気を配らなくちゃいけない。  落ち着いて呑むんだったらホテルのバーが良いとか、銀座のクラブなどへ行くときは、いきなりではなく、少しひっかけてから行くものだとか。  服装でも洋服を着るならストライプは難しいから止めておけとか、和服なら襦袢はこうで、帯はああだとか、それぞれ一家言あるのだ。  今時の若者や中年サラリーマンなどからみれば、口うるさい頑固親父にしか見えないかもしれない。しかし良く読むと全く池波さんの言うとおりで、現代ではこういうことを言ってくれる人は居なくなってしまった。数少ない昭和の大御所と言えるだろう。大人の男としての作法が身に付く一冊である。

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2014/04/12

理想的な生き方は、時代によって異なると前置きした上で、人間として・男としての振る舞い方を説いた本。特に食事の作法などは、現代でも参考になる部分は多い。

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