自分のために働け！ の商品レビュー

高橋裕二【著】

2016/08/11

上下関係の話し、与えられた仕事を自分のものにするために創意工夫を考える、「かまくらづくり」と、このあたりがキーワードとして印象に残った。

「上は良いと言っていても、下が勝手に遠慮している」という場合も多いように感じる。それは信頼関係が構築されていないからでもあるが、それもある種の逃げ道としてうまく使っているに過ぎない。

そして、自分の仕事、と捉えることで明らかにこれまでと仕事にたいする接し方は変わる。
自分が立たないと成り立たないのだから。

こういった経験を多く積み、多く”朗働”の状態に浸りたい。

2012/12/16

No.503
創業当時からのホンダウェイを体験、実践してきた人の語りには説得力、影響力がある。
朗働力。いい言葉だ。楽しく働くことは自分のためでもあり、結果として会社に貢献できる。その逆になってはダメ。

2012/06/26

ホンダの話は面白い。

物は言いようで、仕事を命令するのではなく、さも自発的に仕事をやるように持っていくという企業文化だとか。
振り子はどうせ一定のところで止まるのだから、手加減してそこそこに振るよりもいっそ思いっきり振ってみろとか。
言われたことをこなすだけなのは仕事放棄とか。
自分と違う発想ができる人間を大事にするとか。
謙遜が美徳の会社は全力を出さないからスピードの経済にはついていけないとか。

ドラッカーや松下幸之助よりも親しみを感じるのはなんなのだろう。

2011/05/24

会社の哲学が浸透している会社は強いと思った。ホンダの理念、社風の秘密が垣間見えた。「自分のために働く」いい言葉だと思った。

2010/03/10

ホンダの人事畑を歩いた高橋祐二さんが書かれた本です。

ホンダは車メーカーとして有名ですが、その社風が今の
ホンダをつくりあげたと私は考えています。そういう意味で
大きくなっても創業時の経営者の想いを伝え続けることがで
きているのは人事畑の人たちの努力も大きかったように思い
ます。

あまり語られることのなかった、人事畑の人が書いた本であ
り、ホンダらしさをキープし続けているその秘訣が書いてあ
る本です。