誰か Somebody の商品レビュー

宮部みゆき【著】

2023/06/12

Audibleで読了。話の展開が少なくちょっと物足りなかったかな、、けどストーリーに深みがあり、結局は引き込まれました。さすが宮部みゆきさん！

2023/05/29

宮部みゆきは好きな作家だけれども、もうちょっと展開が緩い感じがした。事故か事件かに揺れながらだけど、途中でオチも見当がついてしまったし、読後感ももう一歩、達成感爽やかさが得られなかった。

2023/05/20

最近、有名な十角館や話題の方舟を読んでミステリーにハマった私。
宮部みゆきさんは名前こそ知っていたものの、何となく難しそうな気がして今まで読んだことがなかった。

ところがどっこい、すごく面白かった！
ミステリー小説によくある壮大なトリックで読者をあっと驚かせるという作品ではないけれど、登場人物や情景の描写が丁寧で、終盤ところどころに散りばめられた謎が一つになる感じがたまらない。

ドラマ版では作者直々の指名を受けて小泉孝太郎さんが主役の杉村氏を演じたと知り、たしかにハマり役だなと。私の頭の中も孝太郎さんで再生されました。

名もなき毒も近日中に読みたい！

2023/04/13

人間の勘違いの描写が上手い。全体を通してみるとなんてことのない話だが、当事者が話を大きくしたり事実以上に怖がったりすることによって大事件のように錯覚させる。丁寧に描写される登場人物の表情や仕草、主人公の身の上に注目してほしい。

2023/03/21

行きつけの美容院でお勧めされて読んでみた。宮部みゆきって、こんな感じだったかな。
赤川次郎ほどではないけど、こんなにスルッと読める小説を書く人だったっけな。
歳をとるとなにかと鈍感になってしまうのかな、と、自分の老化を悲しく受け止めました。

2023/02/25

宮部さんは最後まで飽きさせない’引き’で読者の興味を最後まで引っ張るのが本当に上手い、と改めて思った。このまま終わるわけないとわかってたけどちゃんと最後にどんでん返しがあった。期待を裏切らない。

2023/02/19

ドラマをみていましたが、本でもみてみたかったので読みました！　杉村の探偵ぶりがすき。庶民感と貴族感が混ざっている感じ。読み終わってふと、タイトルの誰かとは「誰」なのかを考えてみたが深い意味がありそう…。軽くもう一度読み直してみます。

2023/02/09

どんどん頁をめくらせれた！　
杉村三郎シリーズ第１弾。

今多コンツェルン会長の娘と結婚し、その社内報編集部に在籍させられている三郎。
会長の私用運転手:梶田の事故死、梶田の娘姉妹からの相談事の対処を命じられたところから物語は始まる。

宮部みゆき作品は、ストーリーの面白さに加え、社会問題を絡めての堅めの語り口も魅力。
20年前に書かれた本書だが、自転車の暴走事故も軸の一つとし、今も全く古さを感じない。

心理描写より、プロフィール的な紹介を積み上げ、人物像を鮮明にするワザも凄い。

幸せな家族描写が、返って不穏な空気感だ。

2023/01/22

読書初心者の私、本好きな知人の本箱からランダムに手に取ってみたらこちらの本が♪
宮部みゆきさん？間違いなさそう！
しかも運良く主人公のシリーズ物第一作目だったとの事(^^)

なんだかお堅い情景描写（？）だなぁという印象をまずは抱きながらも、小説初心者頑張って読み進めて行く。
そのうち物語の展開が気になって、夢中になってページをめくることになりました。

轢き逃げ事件の犯人より聡美の過去より何より
最後の梨子と浜田が衝撃的で他の謎が霞んであまり記憶に残らなかった。ひどっ！ゲスい！！
着メロに聡美がフリーズするシーン。
作中で初めてなんとなく不穏な空気が流れてそこから一気に緊張感走って読書ペースもどんどん上がった感じ。
ワガママで気が強いけど可愛げもある可愛いコだと思ってたんだけど、ただただ自分の見る目がなかったということかぁ……。（ドラマも聡美の方が断然可愛いし……）
聡美がとにかく不憫だから、今度こそ幸せになってほしい！

これはイヤミスに入るのでしょうか？
次作の『名もなき毒』もいずれ手に入れて読んでみたい。

2023/01/18

長い話で、かつ大きな展開はあまりないけどなぜか飽きる事なく読み進められた

それは宮部みゆきさんの描く人物像が面白いからかなと思う

分かりやすく具体的な説明があるわけではないのに、描かれていないその人の顔や声や服装まで想像させてくれるところが好き

他人からは見えない人間の心の奥の扉の中には予想もしないものがあるんだと思うといいこともよくないことも興味深いなあと感じる