戦慄(上) の商品レビュー
「ストレンジャー」に愛する家族を、そしてその後にも愛情を抱く人々を殺され、人生をめちゃくちゃにされている少女サラが、殺人現場にスモーキーを呼び出したところから物語は始まります。 少しずつ傷は癒えてきたとはいえ、スモーキーもボニーもトラウマを抱えて生きていかねばなりませんし、チー...
「ストレンジャー」に愛する家族を、そしてその後にも愛情を抱く人々を殺され、人生をめちゃくちゃにされている少女サラが、殺人現場にスモーキーを呼び出したところから物語は始まります。 少しずつ傷は癒えてきたとはいえ、スモーキーもボニーもトラウマを抱えて生きていかねばなりませんし、チームのメンバーにもそれぞれに深刻な悩みがあります。 楽しいこともないわけではないけれど、辛いことも多いのが人生で、その「ままならなさ」をリアルに描いているところがこの作品シリーズの魅力なのだろうと思います。 読んでいて苦しくなるサラの独白もありますが、事件解決に向けて奮闘する(であろう)スモーキーたちの活躍が楽しみです。
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前作「傷痕」のあとのスモーキーたちの話。 前作以上に、異常な世界が広がり、読んでいて自分が正常なのかと疑いたくなってしまう… 後半(上巻)は、怒濤の涙必至です。 ノンストップで詠みたくなる上等な作品だと思います。
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グロい。エロい。なので18禁ですが、面白い。 スプラッターはそれほど好きではないので、こういうこと細密に描く作家ってどんな人?とも思うが、話の展開はなかなか。今回は前半読み終わったところでまだ犯人は特定できず。後半に期待。
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夫を目の前で殺され、顔に傷を負ったFBI捜査官スモーキーの第2作。 今回も残忍な事件を担当してます。心に追った傷というのはなかなか癒えないし、一生つきまとうもの。
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1作目で家族を失い、顔の傷を負った、傷つきながらもタフなヒロイン。 スリリングで鮮やかな書きっぷり。 死体と共に残された少女が、自分の頭に銃を突きつけ、ヒロインを名指しで呼んでいるという。 彼女の言う犯人とは? 彼女を不幸にするためにつきまとって来た人物… 犯罪のひどさと反比例す...
1作目で家族を失い、顔の傷を負った、傷つきながらもタフなヒロイン。 スリリングで鮮やかな書きっぷり。 死体と共に残された少女が、自分の頭に銃を突きつけ、ヒロインを名指しで呼んでいるという。 彼女の言う犯人とは? 彼女を不幸にするためにつきまとって来た人物… 犯罪のひどさと反比例するように、警察側はいい人ばかり。 有能な人たちの愛と幸福が…無惨に砕かれるのだけど… シリアルキラー(連続殺人鬼)ものが好きならお薦め。 少女の手記がかなり怖いです。
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直前に読みました「傷痕」のあと、似たような(そしてさらにひどい)ストーリーにちょっと食傷しました。 真犯人がわかったときの衝撃も前作のほうが大きかったです。 真犯人の心理、というかこういう事件を起こすにいたった経緯が私にはフォローできなかったです。
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新人作家の処女作でもある前作にドハマりし、検索したら次作である本書も出版されてるというので読んだ。 猟奇殺人犯が出てくる犯罪小説をいろいろ読んでいると、自分は、あるいは著者は、人の死をおもちゃにしてるんじゃないかみたいな錯覚がおきて気持ち悪くなってくる。 いろいろなシチュエーシ...
新人作家の処女作でもある前作にドハマりし、検索したら次作である本書も出版されてるというので読んだ。 猟奇殺人犯が出てくる犯罪小説をいろいろ読んでいると、自分は、あるいは著者は、人の死をおもちゃにしてるんじゃないかみたいな錯覚がおきて気持ち悪くなってくる。 いろいろなシチュエーションで、いかに被害者を痛めつけるかを書いている著者が怖くなってきたりも。 前作と同じく、この『戦慄』も被害者は何度も何度も痛めつけられた。今回は身体的な破壊活動はもちろん、心理的な破壊が徹底している。どうしてこうまで人を痛めつける物語を創作出来るのか。 読んでおいてなんだけど、悲惨な死が出てくる小説を読むと感じてしまう「この小説を書いた人への恐怖感」が私にはあるんだけれども、本作の著者であるコーディ・マクファディンにはそれを感じないのが不思議。 人を痛めつける手法だけではなく、踏みにじられた人間が助け合い立ち上がり戦う様に感動するんだと思う。 今回もまたちょっと泣きそうになってしまった。
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