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POLAR の商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/06/21

石川さんを通して極北を旅しているような感覚を味わいまひた。 ソリの犬や壁画が並んでいる家など。 極北を一部の繋がりの線を感じられる写真集でした。

Posted byブクログ

2018/07/20

一面の氷の世界は国の境をあまり感じないで 一つにつながった陸地に見えます ここの氷が解けてしまったら どれほどの陸地が海に沈んでしまうのでしょうか・・・

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2018/12/16

【いちぶん】 南からきた旅人はこの地を歩くとき、 自分を覆うあらゆるものを捨て去り、 剥ぎ取っていかねばならない。 眠っていた野性を揺さぶられ、知覚は自ずとひらかれる。 そのとき、誰でもない一人のわたしは 世界そのものと向き合うことになる。

Posted byブクログ

2018/02/20

北の大地を撮り続ける写真家が、極北の人が暮らす地を訪れ撮った作品。 「かの地では神話の時代を生きた人々の末裔や動物たちが今も悠々と暮らしている。そこには探検家や冒険家たちによる極地遠征よりもはるか昔から存在する声明の静かな営みがある。北極という場所が、雪と氷の不毛な荒野ではなく、...

北の大地を撮り続ける写真家が、極北の人が暮らす地を訪れ撮った作品。 「かの地では神話の時代を生きた人々の末裔や動物たちが今も悠々と暮らしている。そこには探検家や冒険家たちによる極地遠征よりもはるか昔から存在する声明の静かな営みがある。北極という場所が、雪と氷の不毛な荒野ではなく、動物と人間にとっていかに豊な土地であるか。それは北極圏に暮らす人々が最もよくわかっているだろう」

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2011/10/29

恐かった。読みながら何故か背筋がゾクゾクした。恐い。何故? 白い世界って、なんだか素敵とか幻想的っていうイメージがあった。でも違った。こういった衝撃は、私には必要だと思う。 人間も動物なんだ。だから、真っ赤になりながら肉を捌き、獣の毛皮を纏って、銃を持って生きている。ソリをひく犬...

恐かった。読みながら何故か背筋がゾクゾクした。恐い。何故? 白い世界って、なんだか素敵とか幻想的っていうイメージがあった。でも違った。こういった衝撃は、私には必要だと思う。 人間も動物なんだ。だから、真っ赤になりながら肉を捌き、獣の毛皮を纏って、銃を持って生きている。ソリをひく犬達のやせ細っている事。しみじみと色々考えました。 読む人によって、きっと感じ方が違う本です。 石川直樹さんの文がちょこちょこ挟まれてるのが嬉しかったです。

Posted byブクログ

2011/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ー 街があることさえ知らなかった。   タンポポの花が咲くことも初めて知った。 ー 数年前、この帯の文章を見て一目惚れして買った写真集だ。 石川直樹は冒険家、写真家、作家、研究者などいろいろな側面を持つ人物だが、冒険家としての業績を知らない人は少なくないはずだ。若くして七大陸最高峰登頂達成など枚挙に暇がない。 そのような過酷な状況をくぐり抜けてきた石川の写真や文は、不思議と共感できる。いわゆる冒険家という人種は、違う文化圏の違う言葉を話す人間、とまでは言わないが、距離を感じることが多いが、石川は少し違う。 彼の写真や、彼の言葉には、驚きや喜びややるせなさが鮮度を失うことなく表れている。 だからこそ私自身も、見たこともない北極の景色に驚き、そこに咲くタンポポの花に喜び、圧倒的な自然にやるせなさを感じることができる。

Posted byブクログ

2010/02/27

「街があることさえ知らなかった。タンポポの花が咲くことも初めて知った。」 いいコピーですね。思わずツイッターでつぶやきたくなるような。 北極に行った人にしか、見つけることのできない言葉だと思います。 そして、街も、花の存在も到底想像できないような、極地の写真が本の中身に...

「街があることさえ知らなかった。タンポポの花が咲くことも初めて知った。」 いいコピーですね。思わずツイッターでつぶやきたくなるような。 北極に行った人にしか、見つけることのできない言葉だと思います。 そして、街も、花の存在も到底想像できないような、極地の写真が本の中身に想像を膨らませます。 (POLAR)のフォントも、かわいい。 これ、Aの文字をテントに見立ててるようですね。 この写真集の装丁は、トラウトのアートディレクター 原 耕一氏 YMOやサザンオールスターズなどのジャケットなども手掛けているようです。 この本の著者である石川直樹氏は、自らが旅をし、写真に収めてくる写真家。 いや、冒険写真家とでもいいましょうか。 写真の良さとは、その写真家個人の視点の面白さがあります。 ただ、最近の写真集の主流は、写真家の身近なもの、日常的なものの視点からテーマを掘り下げていくものがありふれている気がします。 そんな中、この人のすごいところは、その視点もさることながら、僕らがなかなかで行くことのできない 「非日常的な場所の日常」を捉えてきてくれることだと思います。 氷と雪に囲まれていることが普通の、北極の人たちの生活を。 一面雪に覆われた灰色の空に灯る家々の温かい光を。 人知れず、雪解けを待つタンポポの匂いを。 僕のまったく関係のない遠い遠い世界を、身近に感じさせてくれる稀有な写真集です。

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2009/12/31

白 一言では終われない さまざまな表情の、白い世界 それがアラスカなのか・・・・・自然の美しさと厳しさに胸が高鳴る。

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2009/12/10

この人、探検家なんです。 北極にも家があって、タンポポも咲くんだっていう なんだろう。簡単に言えば、知らない土地が写ってるのがいいかも。

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2009/10/07

北極圏の今という日々の断片。圧倒的な、静謐な白。白に点る、橙色の生活の灯火。彼らの目の高さ。 温暖化が当たり前のはずだった足元を削いでゆく。変化に囲われ、静かに確実に、追い詰められながらも継続する人々。絵画すら真正面。取り繕わない、生の形がそこにあります。

Posted byブクログ