1,800円以上の注文で送料無料

日本を教育した人々 の商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/02/27

極東の島国で資源にも乏しい日本は、「教育」を半ば国民的な「宗教」として国力を築いてきた。ところが今日、いじめや学力崩壊によって、その「教育」が壊れつつある。背景には社会的国民的紐帯の解体という、より深刻な問題が横たわっている。日本人を日本人たらしめた教育とは、どのようなものだった...

極東の島国で資源にも乏しい日本は、「教育」を半ば国民的な「宗教」として国力を築いてきた。ところが今日、いじめや学力崩壊によって、その「教育」が壊れつつある。背景には社会的国民的紐帯の解体という、より深刻な問題が横たわっている。日本人を日本人たらしめた教育とは、どのようなものだったのだろうか。日本を教育したといえる、松下村塾の吉田松陰、慶応義塾の福沢諭吉、木曜会の夏目漱石、戦後日本人に巨大な影響を与えた司馬遼太郎を例に、彼らの言説と行動の教育作用の分析をとおして、その問いに答える。

Posted byブクログ

2014/10/28

[ 内容 ] 極東の島国で資源にも乏しい日本は、「教育」を半ば国民的な「宗教」として国力を築いてきた。 ところが今日、いじめや学力崩壊によって、その「教育」が壊れつつある。 背景には社会的国民的紐帯の解体という、より深刻な問題が横たわっている。 日本人を日本人たらしめた教育とは、...

[ 内容 ] 極東の島国で資源にも乏しい日本は、「教育」を半ば国民的な「宗教」として国力を築いてきた。 ところが今日、いじめや学力崩壊によって、その「教育」が壊れつつある。 背景には社会的国民的紐帯の解体という、より深刻な問題が横たわっている。 日本人を日本人たらしめた教育とは、どのようなものだったのだろうか。 日本を教育したといえる、松下村塾の吉田松陰、慶応義塾の福沢諭吉、木曜会の夏目漱石、戦後日本人に巨大な影響を与えた司馬遼太郎を例に、彼らの言説と行動の教育作用の分析をとおして、その問いに答える。 [ 目次 ] 第1章 吉田松陰と沸騰する情熱の伝播(革命家の孵化器「松下村塾」;漢学に培われた松陰の日本語能力 ほか) 第2章 福沢諭吉の「私立」という生き方(いまだに影響力を持つ実際的な教育者;カラリとした精神と合理的な性格 ほか) 第3章 「夏目漱石」という憧れの構造(教師に不向きな教育者;近代日本語の土台をつくる ほか) 第4章 日本史をつなぐ司馬遼太郎(「日本人とは何か」という問い;日本人としてのアイデンティティを教える ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/12/15

「志」「向学心」「日本人としての近代的自我」「正しい(?)憧れ」「見失われたアイデンティティ」  耳障りだけはいいけれど本質がぐらついている感もなきにしもあらずのそれらの言葉の意味するところを改めて考え直すよい機会となりました。

Posted byブクログ

2009/10/07

日本を教育してきた人々。吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎。この4者の考える生きる上で持っていなければいけない心構えがまとめられた書。決して教育をしようと志してしていた方だけが取りあげられているわけではないというところが尚おもしろかった。 4者に共通していたのは、「何を使命...

日本を教育してきた人々。吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎。この4者の考える生きる上で持っていなければいけない心構えがまとめられた書。決して教育をしようと志してしていた方だけが取りあげられているわけではないというところが尚おもしろかった。 4者に共通していたのは、「何を使命として自分が生きていこうとしているかを考えよ」ということなのだと思う。そのきっかけを作るのが教育の役割だ。

Posted byブクログ

2009/10/04

「愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ」ということで 昔の日本の教育が知りたくて読んだ一冊。 この本で尊敬するようになった吉田松陰。 その他、福沢諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎が それぞれどんな教育をしてきたのか、 役割をしてきたのか、 一度にいろいろ知ることができました。

Posted byブクログ

2009/10/04

夏目漱石を読み始めました。 福沢諭吉もトライしよう。 司馬遼太郎も一冊は読み切ろうかな。 吉田松陰も是非読んでみよう。と思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎の四大教育者の観点を通じてバブル期に滅びたといわれる「近代日本の教育」の原点とは何だったのかを紐解きます。

Posted byブクログ

2009/10/04

近代の日本における社会に対して啓蒙的な活動をした人物を教育者という視点で語っている。吉田松陰、福澤諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎の4人の考え方や弟子との接し方を紹介し、教育とは何か、もう一度定義しなおそうとしている。

Posted byブクログ