未来の二つの顔 の商品レビュー
人工知能がテーマの傑作 2028年。人工知能がどこまで進化するのかを確かめるため、隔離された環境である宇宙ステーションでの実験が実行に移された。 自分を守るという命題を与えられ、人を攻撃することを強いられる人工知能。やがてその攻撃は実験の想定範囲を超えてしまう。 あわ...
人工知能がテーマの傑作 2028年。人工知能がどこまで進化するのかを確かめるため、隔離された環境である宇宙ステーションでの実験が実行に移された。 自分を守るという命題を与えられ、人を攻撃することを強いられる人工知能。やがてその攻撃は実験の想定範囲を超えてしまう。 あわやというとき、人工知能は自身と人の共通性を推論し、一気により高度な知能を開花させる。 登場人物に多少のインフレ感があるものの、無駄のないプロットに加えて序盤から中盤への爆発的なテンションアップ、序盤の伏線をラストで一気に開花させる小気味よさと読むものを飽きさせない。 いやぁ、おもしろい。映画にすればとても絵になる戦闘シーンが続出するし、3つのシーンが同時並行するクライマックスも緊張感があり映画向きだろうと思う。加えてエンディングが非常にきれいだ。 しかし、しかし、コンピュータが推論の無限関数の結果として知能をもつというのは私にはどうしてもピンとこない。それがどうしてもひっかって、熱中するまでには至らなかったのも事実。 現実の未来はどうなるのだろうか? 長生きして知りたいものだ。
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機械が思考し進化する過程を楽しむことはできるが 登場人物のキャラクターがあまり印象に残らない。 1979年の作品で2028年の世界を描いているそうだが 現実はどこまで迫りまたは追い抜いているのだろう。
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ホーガンの近地球・近未来作品。地球軌道上でAIを実験的にイジメた人間達は? なんで、そんなことしたんねん?
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人工知能研究から、安全性を確認する為に宇宙ステーションでシュミレーションを行うが。人間とA.I.の共存を問うハードSF。
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星野之宣作画の漫画を先に読んでいたせいか、今ひとつ純粋には楽しめなかった。惜しいことをした…。再読するときには是非ともまっさらな気持ちで楽しみたいものだv
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