しょげてんな!! の商品レビュー
昨年の今頃、むすこの高校受験期、行くところがなくて、毎日青ざめていた。インターネットに向かっては、むすこみたいな子でも受け入れてくれる高校を、必死に探した。「フツー」の親には想像もつかないだろうけど。 単位制通信校も考えなかったわけではないが、「そういうタイプ」ではないの。通...
昨年の今頃、むすこの高校受験期、行くところがなくて、毎日青ざめていた。インターネットに向かっては、むすこみたいな子でも受け入れてくれる高校を、必死に探した。「フツー」の親には想像もつかないだろうけど。 単位制通信校も考えなかったわけではないが、「そういうタイプ」ではないの。通信制サポート校という単位制なんだが通学スタイルをとるところもあたってみたが、「学校」とはいいがたく、お話をさせていただいた肩書き「校長先生」は、優秀な営業マンだと思った。 通うなら、学校がいいに決まっている。 となると、この学校しかないんだろうな。北星学園余市高等学校。 それから、学校へ行ってみた。遠い北海道の雪のなか。 行く前に、この本を読んだ。むすこも読んだ。 そしてわたしたちは、この学校を選び、一年がたった。 この本のすごいところは、生徒による企画という点だ。生徒の企画を学校が認め、形にした。 いろんな子がいる。いろんな子がいろんな回り道をして、ここで生きなおしをしている。その事実が、わたしたちに与えてくれたもの、計れないほどでっかいのよ。 へっ、「フツー」の親には体験できないことさ。ザマーミロ。
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