殺しはノンカロリー の商品レビュー

コリン・ホルトソーヤー【著】,中村有希【訳】

2017/06/23

今回はカムデンを飛び出して美容スパで起こった事件。
カムデンと同じくらいの登場人物を1から覚えるのは、ちょっと大変だった。

利用客に紛れるため、参加するのはダイエット・プログラム。
場所が変わっても、釘を刺されても、元気に嗅ぎ回るのはいつものこと。
警察の捜査が進んでいないのも、いつものこと。ほぼアンジェラに教えられる程。そりゃ、ドロシーも不安だわ。

マーティネス警部補は、手にとった物を完璧に元通りに戻せる人らしい。
ベッドカバーの襞も戻せるってどういうこと？

名前を覚えるのが大変だったけど、最後に別れるときは少し寂しくなりますね。

2025/05/28

カムデンが舞台ではないので、いわば番外編的な作品だそうな。
マーティネス警部補はちゃんと出てくるのでご安心を。
お歳を召しても(って言われたらおばあちゃんずは激怒するだろうけど)、やっぱ気になるところは気になるのねぇ。
八つ当たりしつつもダイエットにも励むアンジェラさんにふふっとしてしまいました。

2016/10/29

ソーヤーは、安定して面白いです。全作品翻訳されているし、主人公が亡くなるとかもなく作者がなくなったので、安心して読めます。この作品は、キャレドニアの活躍と恋愛？が楽しめます。

2015/06/29

今回はスパへの出張潜入捜査。

スパと言っても、マッサージを受けるだけでなく、
２週間や４週間、食事制限、運動、マッサージをしながら、
ダイエットをする施設のことらしい。

アンジェラとキャレドニアが人の部屋に勝手に入って荷物を探るのはいつものことだが、
マーティネス警部補は、
全く元通りに物を戻せるプロなことが判明。

そして今回はキャレドニアが冷蔵庫に閉じこめられたり、
おとりとなってケガをしたりと大活躍。
おつきあいしてくださいと告白されるおまけつき。
残念ながらダイエットはできなかったけど。

2014/08/31

ミステリーそっちのけにしても、登場人物たちの会話がおかしい、楽しい。
シリーズを大人買いして、しばらくは楽しんだが、読み終わってしまった。新作が楽しみ。

2011/03/30

すごいタイトルだなあと思って読み始めたけれど、中身は予想通りちょっとユーモアを交えたミステリ。老人ホームに暮らすおばあちゃん二人が探偵役というのはなかなか意表を突いた設定であった。

で、このふたりのおばあちゃんたちのキャラクターややりとりが若々しくておもしろくってかわいくて、その勢いで読んでしまう。ミステリとしてはこれといって新趣向があるわけではないのだけど、キャラが気持ちよくてって小説である。

タイトルの「ノンカロリー」の由来は、ダイエットのための施設で起きた連続殺人を解決するために、素人探偵の二人が目的を隠して施設に入るから。不満たらたらのダイエット体験がおもしろい。女性は何歳になってもなかなかよいものであるなあ、と思いながら読んでいたのである。

2009/10/27

高級老人ホーム、“海の上のカムデン”に住む元気なおばあちゃん・アンジェラ達の推理小説第5巻。
今回はカムデンが舞台ではなく、ダイエットスパ“タイム・アウト・イン”が舞台。スパで従業員が殺されるという事件が起き、オーナーのドロシーが友人のアンジェラに解決を依頼。張り切ってアンジェラとキャレドニアのでこぼこコンビが現地へ赴き・・・という次第です。
今回はキャレドニアがなかなかの活躍。冷蔵庫に閉じ込められたり、ナイフで襲われたりと危ない目にも遭います。更に最後には愛の告白まで受けたりして、ちょっと今までとは違う楽しい展開が多かったですね。
また、さすがに出てこないかな？と思ってたマーティネス警部補もしっかり登場。これは嬉しかったです。

・・・ところでこのシリーズ、かなりお気に入りなんですが、考えてみると主人公のアンジェラとキャレドニアのコンビって、なんとなく私と友人を彷彿とさせるんですね。体型なんかも（笑。いや、私はアンジェラほど小さくないし、友人もキャレドニアほど背は高くないですが。
それでもなんとなく自分達の老後と重ね合わせて、楽しい想像をしてみたり・・・。

そうそう、この作品、書いている作者さんも年配の方だそうです。
なるほど。だから自然に読めるのかしらん。
とにかく活き活きとした作品なので、作者さん自身もきっとこんな楽しい生活なんだろうな・・・なんて思ったりします。
ただ、１９９９年以降新作がないってのはかなり気になりますが・・・。

2009/10/04

このシリーズを読むきっかけになったのがこの本でした。いやぁ…なんて元気な御婦人がたなんでしょうか。読んで居ると、「このひとたち、確実にわたしより元気だ…」とちょっとへこむ(笑
ジムのマシンって確かに拷問用具みたいに見えたりするよねとか、ダイエットってツライよねとか細かいところで頷ける感じで可愛らしいミステリだと思います。

2014/10/16

理想的な老人ホーム「海の上のカムデン」に暮らす元気な老婦人２人組が探偵するシリーズ。今回は、滞在型のエステサロンを経営する友達に頼まれ、客として潜り込んで捜査することに。グルメで運動嫌いな２人が悪戦苦闘、でもトランポリンが楽しそうだったり。いつものハンサムな警部に心配かけつつも仲良く解決。

2011/09/18

高級老人ホームを舞台にしたユーモアミステリのシリーズだけど、今回は主人公のおばあちゃん（でもどうも元気なんで「おばあちゃん」って感じがしないな）ふたりが高級スパで殺人事件の調査。いつもの老人ホームが舞台じゃないのがちょっとさびしいような気もしたけど、おもしろかった。でも、こういういかにもミステリな、たくさん登場人物が出てきて、さあこのなかで犯人は、みたいのってちょびっと苦手。登場人物が覚えられないー。今回、特に、おばあちゃんのひとり、体の大〜きなキャレドニアが好き、と思った。ダイエットだろうと運動だろうとやりたくないことはやらない、気にしないところとか。冷凍庫にとじこめられてもユーモアがあるところとか。（あの場面、冷凍のトリたちに話しかけるのがものすごくおかしかった）。