普通の家族がいちばん怖い の商品レビュー
この本は、どこかの書評で知った。おせち料理を手抜きする主婦らを揶揄するような内容かとおもい、ダメ主婦を自認する身として、これは読まねばと鼻息荒く手に取った。 感想。これは…。なんというか自分がコソドロかなんかで、悪党を気取っていたところ、実は周りのみんなはどこかの国にミサイルを売...
この本は、どこかの書評で知った。おせち料理を手抜きする主婦らを揶揄するような内容かとおもい、ダメ主婦を自認する身として、これは読まねばと鼻息荒く手に取った。 感想。これは…。なんというか自分がコソドロかなんかで、悪党を気取っていたところ、実は周りのみんなはどこかの国にミサイルを売りつけたりする武器商人だったみたいな感じと言うか。いやでもまてよ、自分も武器商人かもしれぬ…。 恐怖感をあおるのが上手な、洗練された文章も秀逸。エピローグの書き出しとか、アガサクリスティのミステリーのようだった。
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まさかの藤村ゼミ2冊目。最近はクリスマスや正月etcの年中行事が変化を見せている。僕のうちには小学生の妹がいるからかろうじて年中行事やってるけどやらない家も増えてきている。お屠蘇とか恵方まきとか僕にはわかりませぬ。
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プロローグとエピローグを読むだけでも怖いです。 お正月とX'masの過ごし方についてインタビュー、グループインタビュー、日記、写真などで223世帯を99〜00年と04〜05年二回に分けて調査した報告書です。 私としては驚きの連続でしたがこの様な家族が増えているのは確かな...
プロローグとエピローグを読むだけでも怖いです。 お正月とX'masの過ごし方についてインタビュー、グループインタビュー、日記、写真などで223世帯を99〜00年と04〜05年二回に分けて調査した報告書です。 私としては驚きの連続でしたがこの様な家族が増えているのは確かなのでしょう。 ホント怖い事です。 例えば、 子供中心と云うか私中心の親ばかり。 夢の無い子供は怖いと云っていつまでもサンタクロースを信じ込ませる親 でも結局は信じ込ませてる自分って凄いと思っている親。 この二回の調査でサンタクロースを信じている13〜18歳は2.6%から47%まで急増しているそうです。ただ著者も本当に信じているかわ疑わしいと云っている。 でも新聞などの投書欄を読むと素晴らしい学生もいっぱいいる。 世の中、精神的にも二極化が起きていると思う。
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何かで本書の書評を見て、 読んでみたいなあと思っていたら、 友人の家にあったので、 さっそく借りてきた。 書評を読んで、 「中高生になった子どもに対して、 未だにサンタからのプレゼントを 演出し続ける親がいる」 ということを知り、 それって、いったいどういう...
何かで本書の書評を見て、 読んでみたいなあと思っていたら、 友人の家にあったので、 さっそく借りてきた。 書評を読んで、 「中高生になった子どもに対して、 未だにサンタからのプレゼントを 演出し続ける親がいる」 ということを知り、 それって、いったいどういうことなんだろう? と思ったのが、 そもそも本書に興味を持ったきっかけだった。 著者は、独自の調査に基づいて、 本書を記している。 その調査とは、 クリスマスとお正月という 2大イベントに焦点をあて、 首都圏在住の子どもを持つ主婦223人から その期間の食卓にまつわる写真つきの記録をとり、 さらに、それらの対象者の一部に グループインタビューを行う、 というものだ。 読んでみて、 「これはちょっと極端な例なのでは?」と ここに登場する親たちの「やり方」に 違和感を覚える一方で、 自分も彼女たちと同じような「感覚」を 確かに持っていると感じた。 しかし、同じような「感覚」を持っていても、 同じような「行動」をするとは限らない。 イマドキのすべての親が 「モンスターペアレント」ではないように、 イマドキの家庭の食卓が すべて崩壊しているわけではなく、 むしろ「食」に対して、 一世代前よりも、 より高い意識を持った層も出現している。 本書の調査対象者の中に、 そういう層がいないのは、 ちょっと不思議に思える。 私は、日本の食崩壊の現状には危機感を覚えるが、 日本の伝統的な家族観が変わっていくことには 危機感を覚えない。 しかし、恐らく著者は私と反対で、 食崩壊に対してよりも、 「伝統的な家族像」の崩壊に対して 危機感を感じているのだろう。 友人によれば、前2作の方が、 もっと分析が鋭く面白かったとのこと。 前2作も、読んでみたいと思った。 (2008年2月)
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「日本の伝統を子どもたちに伝えたいのでおせちはきちんと用意してるんです」と言いつつ、その実態は全て市販品を並べただけ。といった食卓の実態を明らかにした本。人ごとみたいに読んでいたが、夫の実家での自分の「お客様」っぷりに思い当たり、ひやりとさせられた。言うことと行うことの矛盾を写真...
「日本の伝統を子どもたちに伝えたいのでおせちはきちんと用意してるんです」と言いつつ、その実態は全て市販品を並べただけ。といった食卓の実態を明らかにした本。人ごとみたいに読んでいたが、夫の実家での自分の「お客様」っぷりに思い当たり、ひやりとさせられた。言うことと行うことの矛盾を写真とデータから明らかにした点は興味深いと感じた。ただ一方で、筆者の表現が恣意的で主婦に対する悪意に満ちているといった書評を寄せている読者も多い。個人的にはその点は差し引いても事実をついている部分は残ると思う。但し、研究協力者への配慮があるならば、もう少し違った考察も出てくるのかもしれないとも思う。
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クリスマスと正月元旦の食卓と家ですることの調査結果。単なるアンケートだけでなく、そのアンケートに答えた主婦達へのインタビューも採っている。 でもこれ、ほんとに普通なんでしょうか?!元旦の朝食に菓子パン、お飾りは去年の使いまわし、大人もお年玉をもらう・・・。日本中の家庭でお節とお雑...
クリスマスと正月元旦の食卓と家ですることの調査結果。単なるアンケートだけでなく、そのアンケートに答えた主婦達へのインタビューも採っている。 でもこれ、ほんとに普通なんでしょうか?!元旦の朝食に菓子パン、お飾りは去年の使いまわし、大人もお年玉をもらう・・・。日本中の家庭でお節とお雑煮を食べてお屠蘇をしろというのも変な話だと思うけど。 エピローグの「現実をみない主婦達」も怖い。自分は、我家はどうなのか思わず振り返ってしまう。
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