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ガラスの宮殿 の商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2025/05/17

ようやく長編を読む時間ができた。 近現代の世界史のあらゆる場面に遭遇する。家族の歴史、支配から逃れそして独立へと立ち向かう人々。物語の中盤で日本軍が登場する。第二次世界大戦の様子をこのような形で目にする機会は無かった。多様な視点で描かれ、よどみない時間の流れを感じる物語。

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2013/03/21

一人のインド人の人生を軸に進む大河ドラマ。意外すぎる結末がほほえましく予測のつかない人生を感じさせます。最初の方に出てくるビルマ王妃のかっこよさがとても印象的。

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2012/07/24

半分すぎたところから、格段に面白さが失われて、いったいどうしたことかと訝りながら読んだ。裏側からみたインドやビルマの歴史を語っているのだけど、冗長にすぎる。最後の100ページは苦行のひとこと。翻訳でもう少し読みやすくなったのでは、という気も。

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2011/07/01

クレストブックらしい分厚さで圧倒され、物語の壮大さにまた圧倒され。後半は読むのを止められなくなりました。ジャングルの白霧にまとわりつかれたような湿った感じと、倦怠感が読後に残りました。読書でこれほど疲れるのは久し振りです。やられた!という感じです。アジアの近代史はまったく無知だっ...

クレストブックらしい分厚さで圧倒され、物語の壮大さにまた圧倒され。後半は読むのを止められなくなりました。ジャングルの白霧にまとわりつかれたような湿った感じと、倦怠感が読後に残りました。読書でこれほど疲れるのは久し振りです。やられた!という感じです。アジアの近代史はまったく無知だったので、年表(あまり載っていませんでしたが)を片手に学ぶことも多かったです。ラブストーリーとしても楽しめるし、登場人物たちはそれぞれ魅力的です。面白い本に出合えました。

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2010/09/05

壮大で、とても好きな本です。 かなり前に読み終わったのだけど、表紙もとても好きなので、ブクログに載せました。

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2010/07/19

[ 内容 ] 19世紀末、ビルマ最後の王朝が滅びようとするなか、インド人孤児ラージクマールとビルマ宮廷の侍女ドリーが出会う。 あまりに幼すぎる11歳と10歳―。 ラージクマールは無一文から成功を目指し、ドリーはインドへと追放された王家に献身的に仕える。 やがてインド人エリート官僚...

[ 内容 ] 19世紀末、ビルマ最後の王朝が滅びようとするなか、インド人孤児ラージクマールとビルマ宮廷の侍女ドリーが出会う。 あまりに幼すぎる11歳と10歳―。 ラージクマールは無一文から成功を目指し、ドリーはインドへと追放された王家に献身的に仕える。 やがてインド人エリート官僚の妻とドリーとの邂逅が、ふたりを再会へと導くが…。 歴史の奔流にもまれながら必死で生きる三人の姿、彼らの子や孫が織りなす死と恋の綾模様、結末に至って明かされる意外な語り手。 100年以上もの時の流れを、魔法のような語り口で描ききり、高い文学的評価とともに世界的ベストセラーとなった名作。 世界屈指のストーリーテラーが魔法のように紡ぎだす、運命の恋のゆくえ、偏在する死の悲劇と20世紀の激動。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/11/04

クレストシリーズは手にとった感触はいいけど表紙にさほど惹かれるものはなかった。 でもこの『ガラスの宮殿』を見たときはゾクッとしましたね。 アジア系映画のワンシーンを連想させます。 高所恐怖症なんでこんな場所に行くのはいやなんですけどね。

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2009/10/11

ビルマ最後の王がイギリス軍に追放される所から、百年以上に渡る大河小説。 宮殿に仕えていた幼い侍女ドリーは王一家と共に異国の孤立した館で軟禁状態に。 インド系の孤児が宮殿前の屋台で働いていて、ドリーを忘れられず、中国系の材木商に雇われて金持ちになってから、初恋のドリーにはるばる会い...

ビルマ最後の王がイギリス軍に追放される所から、百年以上に渡る大河小説。 宮殿に仕えていた幼い侍女ドリーは王一家と共に異国の孤立した館で軟禁状態に。 インド系の孤児が宮殿前の屋台で働いていて、ドリーを忘れられず、中国系の材木商に雇われて金持ちになってから、初恋のドリーにはるばる会いに行きます。 追放の地で孤独なドリーと親友になった高官の妻のウマは、やがてインド独立を目指す活動家へ。 子や孫の代までの恋愛や不思議な縁がいきいきと語られます。 映画的なシーンも多く、鮮烈。

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2011/09/20

小説を読んだな という充実感を味わうことのできる一冊。帝国主義戦う人 倒したいと思う人 利用して生きていく人のみ込まれる人 意識せず流される人 負ける人 時代 歴史 国 民族 家族 

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2009/10/04

「波」11月号で鴻巣友季小子さんが「小説ならではの強みと美点」というすばらしい評を書かれていて読みたくなった。

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