織部焼 の商品レビュー
古田織部が織部焼をプロデュースしたというのは通説なんだそうな。だが、確証はないけれども、どもうもそれを支持する傍証が集まりつつあるらしい。 茶席で好んで使ったのは確かなようだが、その当時は「織部焼」とは呼ばれておらず、その名が一般的になったのは元禄以降とか。 南蛮貿易で入ってきた...
古田織部が織部焼をプロデュースしたというのは通説なんだそうな。だが、確証はないけれども、どもうもそれを支持する傍証が集まりつつあるらしい。 茶席で好んで使ったのは確かなようだが、その当時は「織部焼」とは呼ばれておらず、その名が一般的になったのは元禄以降とか。 南蛮貿易で入ってきた交趾(コーチ)焼(華南三彩)を元にしたものらしい。 形の多彩さ。文様のおもしろさ。 個人的には緑が鮮やかめな方が好きだ。 本書はちょっとコンパクトすぎて物足りないかなぁ・・・。写真が多い割に、「たくさん見た!」という感じがあまりしないのはなぜだろう・・・? 白黒が多いからかな・・・?
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織部焼の由来は、千利休の後をつぎ、当時の茶の湯の世界でリーダー的な存在だった古田織部。織部焼が焼かれたのは、桃山から江戸初期にかけての慶長年間から寛永年間までの間(1615〜1644)わずか30年ほどにすぎないという事実にビックリ。 江戸中期に尾形乾山(1663〜1743)によっ...
織部焼の由来は、千利休の後をつぎ、当時の茶の湯の世界でリーダー的な存在だった古田織部。織部焼が焼かれたのは、桃山から江戸初期にかけての慶長年間から寛永年間までの間(1615〜1644)わずか30年ほどにすぎないという事実にビックリ。 江戸中期に尾形乾山(1663〜1743)によって写しが焼かれているが、その後長い間忘れさられてきた。現在の織部焼人気は、昭和初期に古窯跡の発掘をきっかけに、北大路魯山人や加藤唐九郎を中心とした陶芸家が美濃陶再興に取り組んだことによる功績が大きい。
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桃山という「新しい時代」に独自の美を創出した古田織部。彼が生み出した、 鮮やかな緑と多彩な文様が織りなす「けしき」とは
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