人間になりたがった猫 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「人間は不幸な生き物」と思っている飼い主の魔法使い大学士によって人間にしてもらったライオネルは段々と猫の特性をなくし人間らしくなっていく。人を好きになり涙を流す、元猫ライオネルの言動が可愛らしい。最後大学士の台詞「おぬしら不幸な生きものに、果たして希望があるかどうか知らぬが、それは、自分たちの力で見つけねばならぬもの」「ほんとうの人間になったのは、お前の力」に、明るい未来を予感させるものを感じる。子供に読ませたいです。
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わりと繰り返し読んだ記憶のある本。 話との出会いは確かどこかの舞台を見て。 手持ちでは結構年季の入ってるであろう一冊です。
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どこの世界にもいいやつがいれば、厭なやつがいる。その中で切磋琢磨していくことが生きていくことだが、猫が人間になったとしてそれがどこまで出来るだろうか。心惹かれる女性もできて猫は最後に「人間になりすぎてしまう」。彼女がいう「いえ、ちがうわ。私は最後の最後に、あなたにもう一度会いたい...
どこの世界にもいいやつがいれば、厭なやつがいる。その中で切磋琢磨していくことが生きていくことだが、猫が人間になったとしてそれがどこまで出来るだろうか。心惹かれる女性もできて猫は最後に「人間になりすぎてしまう」。彼女がいう「いえ、ちがうわ。私は最後の最後に、あなたにもう一度会いたいと思ったんだわ。そしてきがついたら、あなたがいたのよ!」訳者が後書きでいう。人間は生まれたままでは人間ではない。つとめてはじめて人間になるのだ、と。非常に質の高い児童書。
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