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猫のあしあと の商品レビュー

4.3

37件のお客様レビュー

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2022/10/03

猫エッセイ第二弾。 文章がひょうきんな感じで面白い。 預かりボランティア?をやってらして、無限に受け入れているような感じがする。忙しい仕事の傍ら、すごいな。 ゲンゾーとの別れは、涙無しには読めない。三種混合ワクチンが原因(著者の推測)で死んでしまうなんて…怖すぎる。 猫の命は...

猫エッセイ第二弾。 文章がひょうきんな感じで面白い。 預かりボランティア?をやってらして、無限に受け入れているような感じがする。忙しい仕事の傍ら、すごいな。 ゲンゾーとの別れは、涙無しには読めない。三種混合ワクチンが原因(著者の推測)で死んでしまうなんて…怖すぎる。 猫の命は猫自身のもの。だから、飼い猫もまた預かり物であり大切に扱わなければならない、預かった時と同じ状態で或いは利子をつけて返さなければならない、というあとがきにハッとさせられた。

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2022/05/19

2013年7月25日 町田さんの猫エッセイは、おもしろい所では声を出して笑ってしまうし、悲しい所では胸がえぐられるような気持になる。

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2018/01/08

2014.2/26 町田さんの硬軟あわせ持った文体と思想に一笑一泪させられまくり。ゲンゾーのくだりはキツかったです( Ĭ ^ Ĭ )猫を保護するということ、彼らの生命は彼ら自身のものであるということ、飼い猫であってもそういうこと。心します。

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2016/12/04

前半は猫たちと著者の生活がユーモラスに描かれる。猫と暮らしたことのある人なら共感する部分も。 闘病と別れが描かれる後半は悲しく、つらい。

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2021/10/03

「猫にかまけて」の続編。 ねこたちにかける町田さんの愛情は前作と変わらない密度で、ちいさなねこたちが必死に生きる側で人間って何が出来るだろうと考えさせられる一冊。 前作に比べると、率直に言ってつらい。 ねこたちが死んでしまう描写が多いからだ。 それは嘘じゃないから、省くよう...

「猫にかまけて」の続編。 ねこたちにかける町田さんの愛情は前作と変わらない密度で、ちいさなねこたちが必死に生きる側で人間って何が出来るだろうと考えさせられる一冊。 前作に比べると、率直に言ってつらい。 ねこたちが死んでしまう描写が多いからだ。 それは嘘じゃないから、省くようなものではない。 楽しいだけのウケればいいだけのものじゃないから。 だけど胸が痛くなる。 生きてる間に素直になりなよ。 そうねこたちに言われた気がして…。 すきなひとに素直になれないのが、 すごくばかげたことだと思った。 そしてもっとばかなことに 「ごめん、意地はって…ぎゅっとしていい?」 と言えないばかりに、伝えるのを後回しに この文章を書いている。 泣きそうになる前に、伝えに行こう。 愛猫との日々もだいすきなひととの日々も、有限だ。 こんな大事なことをこんなに愛情深く、かわいく 伝えてくれるねこ。 町田さんじゃなくってもぎゅってしたくなる。

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2016/02/25

平成16年9月から平成18年7月まで、『FRaU』 に連載された、愛猫エッセイ第2弾です。ニゴ、シャア、トラ、ウメチャン、エル、ゲンゾー、奈奈と暮す日々を綴って町田節が炸裂します。 抱腹絶倒、おかしくて笑い転げているうちに、涙がとまらなくなり、やがて悲しい... 「町田語録」 ...

平成16年9月から平成18年7月まで、『FRaU』 に連載された、愛猫エッセイ第2弾です。ニゴ、シャア、トラ、ウメチャン、エル、ゲンゾー、奈奈と暮す日々を綴って町田節が炸裂します。 抱腹絶倒、おかしくて笑い転げているうちに、涙がとまらなくなり、やがて悲しい... 「町田語録」 から 他を助けるということは実はたいへんなことで自分を滅ぼす、自分を無にする覚悟がないと助けられない。自分は安全な場所にいて他を助けることはできない。水に溺れている人を助けようと思ったら自分も水に溺れるつもりでないと助けられない。それを、俺が助けようとしているのにその態度はなんだ、などというのはバカの極みである。「もう十分にたのしませてもらったから」、「引越しをするから」、「子供が生まれるから」、「子供が飽きたから」、「皮膚病になったから」 など、理由にもならない理由で他に頼るものがない動物を動物愛護相談センターに捨てに来る人...動物を飼うということは、いわば他の命を預かるということで、自分のものなら粗末に扱ってもよいが、他から預かったものは大事に扱って、いずれお返ししなければならない。

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2015/07/03

2015/07/03 読了 泣いた。 ウメちゃんの死 ゲンゾーの死 エルの奇跡の回復。 うちにもエルという猫がいる。乳癌だ。奇跡を祈っている。最後のお医者さまの話がとても参考になった。

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2015/06/20

ゲンゾーの死は町田康にとってペットとしての猫の死じゃかったんだと思うとなんとも言葉が出ない。町田康の本を読んだのはうちの猫が死んじゃってから。また、猫と暮らしたいと思っていた。死んだ猫は野良猫だったから、触ったり撫でたり、膝の上でゴロゴロみたいなことはほとんどさせてもらえなかった...

ゲンゾーの死は町田康にとってペットとしての猫の死じゃかったんだと思うとなんとも言葉が出ない。町田康の本を読んだのはうちの猫が死んじゃってから。また、猫と暮らしたいと思っていた。死んだ猫は野良猫だったから、触ったり撫でたり、膝の上でゴロゴロみたいなことはほとんどさせてもらえなかった。猫にしてみえば単なる同居人か召使いくらいにしか思っていなかったかも。それでもまた猫と暮らしたいと思うのはどこかで癒されていたのかもしれない。でも、ゲンゾーを知って猫を飼うのはもうちょっと考えようと思う。猫にオイラは何を期待してるんだろって、オイラ弱ってるのかなっていう自分の頼りなさを猫に乗っけるみたいだという抵抗感がある。それからあとがきにあった「我々よりはるかに寿命が短い彼らが、幸福で健康な生涯を全うするために我々が何をできるかをまず考えるべきであると思う」という言葉、小さな生き物に甘えようとしているオイラにはまだ早いかなと反省。

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2014/02/15

町田家の猫との暮らし、その後。猫との楽しい日々と、目を背けてはならない別れ。飼うというのは命を預かること、命だけでなく、いろいろなものが実は預かり物で、預かり物はいつか利子をつけて返さなければならないのだという筆者の考え方には胸を打たれました。

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2012/11/23

「猫にかまけて」に続く、町田康さんの猫エッセイ第2弾。 またしても個性的な猫たちに振り回される町田さんの日常です。 ヘッケと血縁関係のある?4頭の野良猫たちが仕事場にやってきたり、 自宅にもあまりに小さい赤ちゃん黒猫・エルがやってきたりします。 相変わらず、猫との別れは辛いです...

「猫にかまけて」に続く、町田康さんの猫エッセイ第2弾。 またしても個性的な猫たちに振り回される町田さんの日常です。 ヘッケと血縁関係のある?4頭の野良猫たちが仕事場にやってきたり、 自宅にもあまりに小さい赤ちゃん黒猫・エルがやってきたりします。 相変わらず、猫との別れは辛いです。 最後のあたりは読みながら泣いてしまいました。 それでも何度も読み返してしまう、魅力あふれる作品です。

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