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かぼちゃの馬車 の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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「なるほど」というタ…

「なるほど」というタイトルの話があったのですが、読み終わった直後に「ああ、なるほどね。」と思ってしまい、まんまと作者の罠に引っかかりました。ちょっと悔しかったです。 border=0

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表題作『かぼちゃの馬…

表題作『かぼちゃの馬車』についてのレビューです。女性の方ならこの作品の主人公が思い悩む心情、良く分かるのではないでしょうか。本当に自分の美しさを実感できる時って人に言われた時ではなく、自分でそれを受け入れることが出来た時なんでしょうね・・・。今のでピンと来た方も来なかった方も是非...

表題作『かぼちゃの馬車』についてのレビューです。女性の方ならこの作品の主人公が思い悩む心情、良く分かるのではないでしょうか。本当に自分の美しさを実感できる時って人に言われた時ではなく、自分でそれを受け入れることが出来た時なんでしょうね・・・。今のでピンと来た方も来なかった方も是非とも一度目を通してみて下さい。

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社会風刺も込められて…

社会風刺も込められている痛快なショートショート。とても油が乗ったはずれ無しの一冊です。

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2024/06/15

1983(昭和58)年発行、2012(平成24)年改版、新潮社の新潮文庫。28編。ショートショートから短めの短編まで。短編クラスには本筋に関係ない説明、または本筋を詳しくしすぎな説明があるように思ってしまう。ショートショートは説明を省いた短さが面白いので、ちょっとだけ面白さがそが...

1983(昭和58)年発行、2012(平成24)年改版、新潮社の新潮文庫。28編。ショートショートから短めの短編まで。短編クラスには本筋に関係ない説明、または本筋を詳しくしすぎな説明があるように思ってしまう。ショートショートは説明を省いた短さが面白いので、ちょっとだけ面白さがそがれるような気がする。『かぼちゃの馬車』表題作。女性の、いや人間の心理の真理をついているような気がする。導入は意外なものだが、それ以後の筋道は自然で面白い。 収録作:『秘密結社』、『なるほど』、『虚像の姫』、『ご要望』、『厳粛な儀式』、『外見』、『樹』、『七人の犯罪者』、『大洪水』、『高度な文明』、『確認』、『疑念』、『常識』、『ナンバー・クラブ』、『若がえり』、『大転換』、『新しい遊び』、『子供の部屋』、『処刑場』、『超能力』、『現在』、『質問と指示』、『悪魔の椅子』、『治療後の経過』、『交代制』、『事実』、『かぼちゃの馬車』、『墓標』、解説:「解説」かんべむさし(昭和58年8月、作家)、他:昭和48年10月新潮社より刊行、

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2023/07/16

星新一は初めて読んだ。 短編だけどちゃんと物語の背景が分かる。 表題作のかぼちゃの馬車は結構好きだったな。 あとラストの墓標もあっけなくて好き…笑 七人の犯罪者、悪魔の椅子あたりも好きだった。 ナンバー・クラブもかなり面白い、実際にそれの代替案のような方法で近年はマッチングアプリ...

星新一は初めて読んだ。 短編だけどちゃんと物語の背景が分かる。 表題作のかぼちゃの馬車は結構好きだったな。 あとラストの墓標もあっけなくて好き…笑 七人の犯罪者、悪魔の椅子あたりも好きだった。 ナンバー・クラブもかなり面白い、実際にそれの代替案のような方法で近年はマッチングアプリなんかあるぐらいだし…記憶じゃなくて好みや趣味、性格をAIに覚えさせて合う人を探すとかね。 現代社会の風刺として、こういう見方もできるということに気付けるのが面白い。

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2023/03/25

現実離れしているようで、現実の影に存在するような短編集。特に好きなのは「高度な文明」と「かぼちゃの馬車」。 スマホや家電のある便利な世界に生まれ、調べれば何でも出来る一方で、身一つでは料理の一つさえも不安になる自分、そして”思い込み“で意地悪に気づかなかった幼少期の自分に重なった...

現実離れしているようで、現実の影に存在するような短編集。特に好きなのは「高度な文明」と「かぼちゃの馬車」。 スマホや家電のある便利な世界に生まれ、調べれば何でも出来る一方で、身一つでは料理の一つさえも不安になる自分、そして”思い込み“で意地悪に気づかなかった幼少期の自分に重なった。

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2022/07/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

ショートショート、一言でいうと「シュールで先読みの天才(予言者?)」。無機質的な作風なのでスッキリ読める。以前読んだ、余命3000文字とは異なる雰囲気。この差は何だろう?おそらく、登場人物の人間関係やパーソナリティを気にしないで読めるところが、逆にリアリティを助長したのだと思う。先読みの天才というところは「大転換」というタイトル。お隣の某国がミサイルをぶっ放してくるというお話し。これは勿論リアル~。ショートショートへの苦手意識が払拭された。シュールな星さんの本はもっと読みたい。次は「ボッコちゃん」かな。⑤

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2022/04/21
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「ナンバー・クラブ」 個人の行動を逐一記録する装置(現代のSNSにも通じる)。他人との共通点を示してくれるその装置なしでは、もはや会話も弾まなくなるという話。

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2022/03/09

再読。 著者のショートショートは本当に 面白い。 いつ読んでも、しっかり驚かされる。 またタイトルが、秀逸。 「常識」とか「疑念」とかそんなタイトルが 読み終わった後は、このタイトルが 1番しっくりくるって思わせてくれるのがすごい。

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2021/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

しばらく本を読んでいない状態から読書脳にスイッチングするのに、最適なのが星新一。表題作と通底するテーマを扱った「虚像の姫」、ブラックな結末が秀逸な「厳粛な儀式」あたりが気に入った。

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