おおきな木 の商品レビュー
自分は木に母親像を投影して見ていたみたい。与えてもらうだけ与えて貰って何も返していないようで。帰る場所として待っていてくれているようで。「木は嬉しかった」「でも、ほんとかな」罪悪感なのかもしれない。木は何か返して欲しかったのかな? boyが返せたのは最後に一緒に居てあげることだけ...
自分は木に母親像を投影して見ていたみたい。与えてもらうだけ与えて貰って何も返していないようで。帰る場所として待っていてくれているようで。「木は嬉しかった」「でも、ほんとかな」罪悪感なのかもしれない。木は何か返して欲しかったのかな? boyが返せたのは最後に一緒に居てあげることだけだったのかもしれない。
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男の生涯にただ与え、 いや、奪われ続けるとみてもいいおおきな木 それでもきはうれしかった。 シンプルだけどとても深い絵本。 木の生き方を誰にも真似ろとはいいにくいが、一言「ばかだなあ」で済ませられないなにかがあるのだ。 とても考えさせられる。
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この木は、母のよう。 人は、個人差はあるおでしょうが、いつか気づく時がある。 その時を学びと言うのかも。 絵本では気づくのに、なかなか自分に置き換えられないんだな。 そんな風に思っちゃいました。
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子どものころの記憶にあるのは、こちらの訳。 私にはこちらの方がしっくりくる。 以前読んだ時には、人はワガママなのに、木は愛情深いなぁと言う感想だったが、 でも、人は年齢とともに、必要なモノも変わってくる。いつまでも子どものように遊んではいられない。 これは仕方ないことだよなぁ、...
子どものころの記憶にあるのは、こちらの訳。 私にはこちらの方がしっくりくる。 以前読んだ時には、人はワガママなのに、木は愛情深いなぁと言う感想だったが、 でも、人は年齢とともに、必要なモノも変わってくる。いつまでも子どものように遊んではいられない。 これは仕方ないことだよなぁ、と、今回はそんなことを思ってみた。 きっと読んだ時の環境や精神状態で私の感想も何通りもになるんだろう。 何度も読み返したい一冊。
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これは良い絵本!少年を見守っていく木の愛情に感動して、ひさびさに本読んでて泣いた!なかなか難しいだろうけど、自分も人に優しくいたいもんだなぁ・・・。でも、この物語が読んでて伝わってくるのは、シンプルな物語と絵だからこそだと思う。
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こどもの頃に出会った大好きな絵本。 言葉の響きというかテンポの良さが好きで、何度も読み返しています。 数年前に村上春樹さんの訳で新たに出版され注目を集めていましたが、私はやっぱり慣れ親しんだこちらの和訳の方が好きです。 ストーリーは1本の木と1人の人間との物語。こども心ながらに木...
こどもの頃に出会った大好きな絵本。 言葉の響きというかテンポの良さが好きで、何度も読み返しています。 数年前に村上春樹さんの訳で新たに出版され注目を集めていましたが、私はやっぱり慣れ親しんだこちらの和訳の方が好きです。 ストーリーは1本の木と1人の人間との物語。こども心ながらに木の無償の愛と、人間の身勝手さにとても切なくなったのを覚えています。 でも最後の「木はそれでうれしかった」ですべて救われた気持ちになります。 年齢を問わず感動できるお話だと思います。
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[江戸川区図書館] 無償の愛について描かれた絵本。子どもというよりも大人向けの絵本で、読んでいて木の愛情を親のそれと重ねてみていました。 子どもがもう少し大きくなったら、今度は独りで読んでみてほしい一冊です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
随分前に牧師さんに頂いたもの。神様みたいな無償の愛を描いた本なんだろうか?何度読んでも疑問を持つ絵本。 牧師さんに頂いたことで、いつもキリスト教的な何か意味があるのだろうか?と思ってしまっていたけれど、関係ないのかもしれない。 「だけどそれはほんとかな」 木は幸せだったかもしれないけど、(あなたが男の子なら)それでいいの?って読む人に問いかける本なのかもしれない。 村上春樹版と読み比べて、今初めてそう思った。
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無償の愛を与え続けた木 感謝することもなく、ただ受けるだけの男の子 それで幸せなの? と周りは思うけれども 木は幸せだったと思う。 男の子とまた一緒にいられる日がきて、木の想いがようやく叶ったんだなと思うと涙がこぼれた。
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りんごの木があって、ちびっこと仲良し。枝にぶら下がったり、リンゴを食べたり。 時は流れ、大人になったちびっこが久々にやってきたときは、もう木で遊ぶことはなく、求めるばかり。 木は、りんごを売れ、と。枝を切って持っていけ、と。幹を切り倒せと。自分を与えていく。 切株だけが残...
りんごの木があって、ちびっこと仲良し。枝にぶら下がったり、リンゴを食べたり。 時は流れ、大人になったちびっこが久々にやってきたときは、もう木で遊ぶことはなく、求めるばかり。 木は、りんごを売れ、と。枝を切って持っていけ、と。幹を切り倒せと。自分を与えていく。 切株だけが残った木。挿絵の、「たろうとき」って木に刻んであるのだけが残ってるのは、なんだか悲しい。 この無償の愛が、読んでいたら、そうなの?嬉しいの?って思うけれど、木は嬉しいらしい。
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