砂の花 の商品レビュー
途中までは主人公に共感できず、「この人何なの?」とイライラさせられたけど、後半は一気に楽しめたので、頑張って読み続けて良かったです。 明野照葉さんの作品は何冊か読んだんだけど、主人公がどれも、美人で仕事ができてモテモテだけどどこか壊れているというパターンばかりなので、ちょっと違う...
途中までは主人公に共感できず、「この人何なの?」とイライラさせられたけど、後半は一気に楽しめたので、頑張って読み続けて良かったです。 明野照葉さんの作品は何冊か読んだんだけど、主人公がどれも、美人で仕事ができてモテモテだけどどこか壊れているというパターンばかりなので、ちょっと違うのも読んでみたいです。
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明野照葉さんの『砂の花』を読了。綿野りささんの小説も女性が描く女性というものを読みたくなり選んだのだが、本作も同様女性が描く女性の姿で、離婚を機にすべての物に興味が亡くなり、人生を追える事を考え始めるところから物語は始まる。そうしているうちにやはり人生に絶望した事のある男性と魅力...
明野照葉さんの『砂の花』を読了。綿野りささんの小説も女性が描く女性というものを読みたくなり選んだのだが、本作も同様女性が描く女性の姿で、離婚を機にすべての物に興味が亡くなり、人生を追える事を考え始めるところから物語は始まる。そうしているうちにやはり人生に絶望した事のある男性と魅力はあるが実はとんでもない悪い男の二人に出会い、やけな気持ちもあったのだろう二人とつきあい始めてしまう。だがそのことでとんでもない罠にはまりついには犯罪を犯してしまうのだが、この女性は女性が描いたという感じは感じなかった。こういった女性は男性でも同様に描けるのではと思ったのはなぜだろう。意外なインサイトみたいな物がみいだせなかったからか。綿野りささんの作品の女性は女性でしか描けないと感じたのに、そのあたりが作家の力量の違いか。
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2014.10.8ー73 主人公に対し何処にも共感が得られず全く傾倒出来ない。今迄の他の作品は面白かっただけに残念。
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前半まだるっこしいが、後半は急展開。 予想外の結末で、この作者の底しれなさを感じる。 もっと掘り下げが欲しく物足りない面はあるが。
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心の奥底にある悪意を表現するのが上手いと、ここ最近、楽しみにしている作者さんです。書き下ろしということで、期待して読みました。 狂っていく経緯と、自分でそれに気づかずに、周りに悪意を振りまいて「死」に向かって前向きに生きる力を得ていくあたりは、やはり上手だなあと思いました。...
心の奥底にある悪意を表現するのが上手いと、ここ最近、楽しみにしている作者さんです。書き下ろしということで、期待して読みました。 狂っていく経緯と、自分でそれに気づかずに、周りに悪意を振りまいて「死」に向かって前向きに生きる力を得ていくあたりは、やはり上手だなあと思いました。自分の愚かさに気づくことなく自惚れ、まるで自分が神のように都合よく廻っていると思い込み、罠にはまっていく。最後の最後にやはり可愛いのは己のことなのだと、それすらも分からない。誰にもある弱さみたいなものを突きつけられるようで、「あいたたた……」と、思いながら一気に読んでいきました。 ただ、毎回のように出てくる生まれながらの悪党のような男、罠にはまり、もがくうちにどんどん泥沼にはまっていく様子は、多少パターンというか、都合よくというか、物足りないものを感じました。追いつめられかたはこの上なく非道なものなのですが、もう少し掘り下げて欲しかったです。 作者のテーマというか、この方の描かれる女性に共通している「自分じゃない自分」「演技」「ステージ」という設定は、共感するものがあるし、女性としては憧れるものでもあります。成功するにしろ、堕ちていくにしろ、そこにある種の爽快感があるところで、ストーリーとして、もう少し深いところまで引っ張っていって欲しかったです。 そろそろ別の主人公の人生を読んでみたいかな。 作者の新たな作品を、勝手ながら切望したいと思います。
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うーん。 ちょっと軽いサスペンスドラマの書籍化って感じ? 対照的な男性の書き込みがあまりないので、いまいち心が動かなかった・・ 救いようもないし・・ この作家さんは、女神が結構面白かっただけに、残念。
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