オチケン！ の商品レビュー

大倉崇裕【作】

2009/10/07

「白戸修の事件簿」を発展させたような巻き込まれ型の
連作ミステリ。今作の主人公もこれぞお人好しと言わんばかりの
朴訥とした大学生。

作者の得意分野でもある落語を取り入れたかなり軽快な
落語ミステリとしてかなり面白いですが、そもそも主人公が
落語に関わることから巻き込まれてる...ていうストーリー自体が
落語のような話。

落語自体も若い人が興味を持てるように書かれているので
今作から落語に興味を持ってもらうには適書ではないでしょうか?

お人好しの主人公を巻き込む落研の2人とも一筋縄ではいかない
飄々としたくせ者にしたのがいい効果になってます！

2009/10/07

落語研究会　略してオチケン　越智健一　略してオチケン
そんなオチケン君がオチケンに入って？？ゴタゴタに巻き込まれていく落語ミステリーな話。
面白くてドンドン読めてしまうのだけど、消化不良な部分もあったりして星３．５くらいで。

2009/10/07

落語ミステリー。前に友達の落語を見に行ったけども、意外に面白くて驚いた。で、こういう本があると知ったので読んでみた。日常型ミステリーで、まぁ話自体は落語ネタがなければ普通かなぁと思う。が、キャラが好きなので面白かった。ゆるい雰囲気。
2009/3/11

2011/09/20

ＹＡ　っていうのが　どのあたりの年齢を指しているのか　よくわかりませんが　むしろ　小学生が読んだっていい感じがします。

2011/07/21

大学の寂れたオチケンの周りで起こる謎と、それに挑むオチケンの３人。落語をネタに使ってはいるが、それはあくまでひとつの要素。落語でなければならない必要はない。不思議の謎を解くのはオチケンのメンバーだけど…。チョッと待てよ！そもそもきっかけになっているのはオチケンそのものじゃん！こう云うのはマッチポンプとは言わないのでしょうけど、自ら蒔いた種を自ら刈り取るとは…。出てくるメンバーは皆個性的で愛嬌がある。大学を舞台とした青春コメディ小説としていい味を出している。…が、落語小説の仲間には入れてやんない！

2009/10/04

廃部寸前の落語研究会に引きずり込まれた越智君を中心に、大学で起こるトラブルの鍵に落語が絡んでくる落語ミステリー。
越智君のような周りに振り回されっぱなしの巻き込まれキャラって好きです（笑）
是非続編がでることを期待したい。

2009/10/07

越智くんが授業を受けたというクダリはないのだが、無事進級できるのか心配なところだ。
末尾の「付録 落語はミステリー!?」が面白かった。

2009/10/04

最初は微妙かな･･･とも思いましたが、途中からどんどん面白くなりました。
謎解きの要素も落語の面白さも盛り込まれていてよかったです。
落語の本が読みたくなりました。

2009/10/04

落研に何故か入部することになった越智健一。
でも、落研のもつ部室を奪い取ろうとする、「釣り・お笑い・折り紙」の研究会。
あの手この手の策略を次から次へと解決していく。そのヒントに落語のねたがうまくはいっている。うまい！

2009/10/04

落語研究会に入部することになってしまった、名前からして素敵な「越智健一」。
彼が遭遇する不思議な謎に、落語をヒントにしながら解決に挑む。
落語に詳しくなくても、問題なく読めますよ。