オチケン！ の商品レビュー

大倉崇裕【作】

2022/12/26

読もうと思ったきっかけは、落語の授業をした直後ってことと、親友が「オチケン」だったこと。
正直、なめてた！興味が無いけど無理やり入らされて、でも最後は落語の魅力に気づいて……みたいな話かと思ったら、ミステリーかい！！！みたいな。落語の話自体も面白いし、深い。ミステリーと重なるのも面白いし、登場人物のキャラクターもいい。めちゃくちゃオススメ。児童書ってほんとすごい。

2021/02/05

大学１年生が落語研究会入り、大学内で起こる事件を解決していくお話。
短編２話。

落研メンバー３人が事件を解決していくのですが、盛り上がりに欠ける為読み終えるのに苦労しました。
また謎の一部は次号に続く・・・となり、本作にてリタイアさせていただくこととします。

2020/10/13

落語の落ち（サゲ）とミステリの謎解き要素を融合させた小説です。
大学の落語研究会（オチケン）にひょんなことから入部することになった主人公、越智健一。
なにかとトラブルに巻き込まれ、その解決に奔走します。

大学の日常の中で起こる、オチケンの存続をかけたトラブルに巻き込まれた健一が、部長の岸さん、先輩の中村さんに振り回されながら、落語をきっかけとして謎を解いていきます。

いわゆる日常系のミステリで、ハラハラドキドキの展開があるわけではありませんが、「どこにでもいそうな、優柔不断な主人公」には、共感しやすいですし、「ザ・大学生」ともいえる（昨今の大学生はもう少し真面目かもしれませんが）過ごし方も、懐かしく読むことができました。

2019/06/08

2019/06/08
もうやめようかと何回か思ったけれど、結局読破。面白かっこんだと思う。
越智
健一なんてあんまりな名前だけど、優柔不断で素直が図らずも強みになるっていうのは結構ハマった。
落語を聞いてみたくなりました❣️

2017/05/22

入学式後、狸のような先輩に強引に誘われ、落語研究会に入った越智健一。

入会するも、部室の取り合いや、幽霊騒ぎや盗撮犯人探しに巻き込まれる。

有名な落語はなんとなく知っていて、他の落語も聴いてみたいな。

2016/12/19

私立大学の入学式当日『越智健一』が連れて行かれたのは、廃部寸前の『落研（落語研究会）』だった。掴みどころのない『岸』と一見爽やかな『中村』二人の先輩に振り回されるわ、部室を狙い他の団体から脅されるわで、授業に出るのもままならない。その上、部室使用申請が紛失する事件が・・・。
越智は、オチケンと部室を守ることができるのか？

落語には『オチ』が必要である。その点でも落語とミステリーは似ていると著者は書いています。確かにそんな気がします。細部に上手く配置された伏線、鮮やかな謎解きがストンと落ちる心地よさ。面白いミステリーは、オチを知っていても読み返したくなるものです。
そう言った点からも、落語を絡めた謎解きや三人の役割がしっかりと分担されていて、まあ、日常の謎ととしては少々後味が悪いものがありますが、全体的には楽しく読めました。
これを読んだ後は、落語も聴きたくなります。私は『死神』を聴いてみたいんですが、『寿限無』の聴き比べも面白そうですね。
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2015/10/13

続編読んじゃってからのシリーズ1冊目。
岸さんが自分で解けばいいんじゃないかとか。
中村さんの正体もう明かされてるんだね。

2014/02/25

サクサクっと読める小説。

ミステリーとしては物足りなさを感じるけれども
ほのぼの～とした中に現れる事件と
上手に絡んでいく落語のお話が面白かったです。

2014/02/18

実はミステリーというものをあまり読んだことがなかった私。
なかなか面白い。
座布団、落語本、そしてテレビデオ…
あの頃を思い出し、ただただ懐かしかった。

2014/02/01

落語にヒントが隠された中編推理小説。意図せずにミステリーに巻き込まれてしまった大学生が、キャンパスで起きた謎を解いていく。主人公の名前もおかしく、ミステリーに笑いの要素を交えていて高評価。