絵描きの植田さん の商品レビュー
「絵を描くことが、自分の音だ。かすれがちのさえずりであっても、それこそが自分の営みなんだ。」(75ページ) 絵描きの植田さんは耳が悪い。 事故にあってから、人から、世から耳を遠ざけてきた。 そんな彼に訪れた、大自然と、人の温もりによる変化の物語り。
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『絵描きの植田さん』読了。 すごく優しい気分になれる本でした。 およそ6年前にも読んだけど、また新たにほっこりした… 雪に囲まれた厳しい冬の時期に湖の向こう側からやってきたメリと出会い、耳が聞こえなくなってから世界を閉ざしていた植田さんがまた自らこの世の音を聴こうとする。 春の雪...
『絵描きの植田さん』読了。 すごく優しい気分になれる本でした。 およそ6年前にも読んだけど、また新たにほっこりした… 雪に囲まれた厳しい冬の時期に湖の向こう側からやってきたメリと出会い、耳が聞こえなくなってから世界を閉ざしていた植田さんがまた自らこの世の音を聴こうとする。 春の雪解けに近づくにつれ絵を描きはじめようとする植田さん。 耳は聞こえなくなったけれど残された機能を活かして素晴らしい世界を絵に残そうとする姿が良かったです、非常に… メリも植田さんの絵を通して素晴らしい世界に住んでいることに気づいて本当によかったですよ… 表面的には辛い出来事を表に出していなかったけれど、本当はどこかで無理をしていたのかもしれない。 イラストがとても素敵でしたのよ…何回か見かけた作風からしてずっと前からこの方のイラストを知っているような気がする。ほっこり〜〜〜笑 2021.9.15(2回目)
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絵描きの植田さんのおとなりに親子が引っ越してきました。トナカイの毛皮を着た女の子の名はメリ。天真爛漫なメリは、植田さんに次々に紙に書いて質問をします。耳が遠く、マイペースに絵の仕事をしていた植田さんの心も晴れ晴れとします。そんなある日、メリが吹雪の森で遭難して・・・。
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こんな素晴らしい世界に生きててしあわせ* 全体的に 白い情景なのに、色が優しく浮かぶ浮かぶ* 春になって、いろんなものが溶けてくといいね*
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絵描きの植田さんの住む村に、ある日、母娘が引っ越してきました。娘メリの天真爛漫な明るさに、植田さんも心がほぐれます。そんなメリが、吹雪の夜森で遭難し、病院に運び込まれ…。植田真の絵が彩る、奇跡みたいな物語。 少ない言葉で多くを語っている一冊。 村の人々の温かさが愛おしい。
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絵がかわいい。もちろんいしいさんのお話も。こういう絵が似合う絵本みたいなお話かけるいしいさんはやっぱ好き。 ねえ、みんな!いままで知っていた? 考えたことがあった? 私たち、こんなすばらしい世界に住んでるのよ!
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不慮の事故によって、恋人と聴覚を失った絵描きの植田さん。それ以来心を閉ざす毎日。そんな植田さんの住む高原の小さな村にある日引越してきた母と娘。いつも明るく天真爛漫な娘のメリの素直な心に植田さんの心も次第にほぐされていく。しかしメリが吹雪の雪の夜に森で遭難し、病院に運び込まれてしま...
不慮の事故によって、恋人と聴覚を失った絵描きの植田さん。それ以来心を閉ざす毎日。そんな植田さんの住む高原の小さな村にある日引越してきた母と娘。いつも明るく天真爛漫な娘のメリの素直な心に植田さんの心も次第にほぐされていく。しかしメリが吹雪の雪の夜に森で遭難し、病院に運び込まれてしまう事態が…。夢を見るような切ない物語と共に、音のない真っ白な冬山を描いた植田真さんの絵がホントに綺麗で、その儚くてあたたかい世界観にどっぷりハマってしまいました。メリを筆頭に、昔スケート選手だった定食屋のおばちゃんや不器用なトラック運転手のオシダさんなど、村の住人たちがみな暖かくて、植田さんの固く閉ざした心が溶かされていくと同時に、自分自身もあたたかい愛に触れたような、心地いい感覚の中で自然と涙していました。冬の寒い夜、気分だけでもほっこり、あったまるこになってみませんか?
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私たち、こんなすばらしい世界に住んでるのよ! メリが口にするセリフです。いしいさんの本に書かれてるとほんとにそんな気がしてきます。 植田さんのシンプルだけど繊細であたたかみのある絵もすてきです。
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とてもとても良かったです。 涙が出ます。 是非!オススメ! 自分もまた、繰り返し、ジックリ読みたい。 文庫版を買っておこうと思います。
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いしいしんじ。雪。あ、挿画の人が、植田さんなのか。と最後に気がつきました。装丁も、白に、文字が銀色で、雪の世界だ。挿画は途中途中ではさまれているのではなく、最後のほうにどばーっと連続して載っています。これがもう素敵ったらない。うわおおお。
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