こんとあき の商品レビュー
自分が幼い頃に読んだ『あさえといもうと』とか『はじめてのおつかい』とか、わりとストーリーも絵のタッチもリアル感があって、ある意味好みだった。『こんとあき』のストーリーはリアル感という点ではあんまり。だって、ぬいぐるみがしゃべったり動いたりしながらあきを砂丘のある街にあるおばあちゃ...
自分が幼い頃に読んだ『あさえといもうと』とか『はじめてのおつかい』とか、わりとストーリーも絵のタッチもリアル感があって、ある意味好みだった。『こんとあき』のストーリーはリアル感という点ではあんまり。だって、ぬいぐるみがしゃべったり動いたりしながらあきを砂丘のある街にあるおばあちゃんのところまで連れていくんだもの。 あきが生まれるときにおばあちゃんが作ってくれたこん。幼いあきに乱暴に扱われても何をされても受け入れてきた。おばあちゃんの家への旅でもあきを守るためにさまざまな困難・障害に見舞われるこん。それが使命であるかのように平気な顔してあきに同行する。 自分にも幼い頃を一緒に過ごしてくれたぬいぐるみやおもちゃがあったなあ。いまどこにあるんだろう。押入れの中で休んでいるだろうか、それとも……。親や先生と一緒に自分を育ててくれたものたち。
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3歳8ヶ月 とにかく林明子さんの絵は素晴らしい!育児をしてから余計にそう思う。こどもの表情、ちょっとした仕草がすごーくリアルで愛らしい。 冒険に出た子供のドキドキ感と、安心感の緩急の具合もちょうどいい。怖がりな娘でもニコニコして続きを楽しみにしていた。
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赤ちゃんの時からずっと一緒の〝狐の縫いぐるみの「こん」〟と〝女の子の「あき」〟は、お互いかけがいのない存在。 幼かった頃の懐かしい気持ちが思い出される、優しさが満ち溢れた名作絵本。
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わたしにもこんがいたなぁ。 あんなにボロボロになるくらい一緒だったのに、今はいない。 「だいじょうぶ だいじょうぶ」と思わせてくれる存在がいたから、毎日安全地帯からなはれることが出来てたんだよね。 ありがとう。
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こんとあきの大冒険。 あぁ、子どもの頃のまだ純粋だった心を思い出す。 はじめての経験はドキドキワクワクするもの。 不安を勇気に変えたふたりの友情に胸が熱くなった。 こんは、おばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみ。 こんとあきは生まれたときからずっと一緒。 あきの成長とともに、こ...
こんとあきの大冒険。 あぁ、子どもの頃のまだ純粋だった心を思い出す。 はじめての経験はドキドキワクワクするもの。 不安を勇気に変えたふたりの友情に胸が熱くなった。 こんは、おばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみ。 こんとあきは生まれたときからずっと一緒。 あきの成長とともに、こんは古くなり腕がほころびてしまった。 そこで、おばあちゃん家まで電車で向かうことに。 途中、いろんなアクシデントがありながらも、こんは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とあきを励まし続ける。 あきも、歩けなくなったこんを背負って広大な砂丘を必死に歩いていく。 助け合いながらおばあちゃん家に向かうふたり。 がんばれ、がんばれと応援しながら読んだ。 読み聞かせ中、5歳児と3歳児も真剣な顔。私はおばあちゃんの気持ちに、子どもはこんとあきの気持ちになって読んだ。 こころの汚れを洗い落としてくれるような素敵な絵本だった。
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「あき」にとって「こん」は大切な存在。こん の「だいじょうぶ だいじょうぶ」という支えがあるから、あき は、冒険できたんだね。 こん(おばあちゃんが作ってくれた ぬいぐるみ) を通じて、「内なる自分との対話」してるともいえるかなぁ…と、感じました。あき の成長物語( ^ω^ ...
「あき」にとって「こん」は大切な存在。こん の「だいじょうぶ だいじょうぶ」という支えがあるから、あき は、冒険できたんだね。 こん(おばあちゃんが作ってくれた ぬいぐるみ) を通じて、「内なる自分との対話」してるともいえるかなぁ…と、感じました。あき の成長物語( ^ω^ )。林明子さんの絵は あったかくて、いいですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最高傑作 生まれて初めて触れた本が、大人になったいま沁み渡ります。 こんの「だいじょうぶ、だいじょうぶ」は、帰り道の暖かい色をした街頭のように、優しく私達を導いてくれます。
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【あらすじ】 “こん”は“あき”が生まれるとき、おばあちゃんが作ってくれたキツネのぬいぐるみです。だんだん古くなったこん。ある日、腕がほころびてしまいました。そこで “さきゅうまち”にいるおばあちゃんに直してもらうために、こんとあきは汽車の旅に出かけました。 ・‥…━━━☆・‥...
【あらすじ】 “こん”は“あき”が生まれるとき、おばあちゃんが作ってくれたキツネのぬいぐるみです。だんだん古くなったこん。ある日、腕がほころびてしまいました。そこで “さきゅうまち”にいるおばあちゃんに直してもらうために、こんとあきは汽車の旅に出かけました。 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ あきちゃんにとって〝こん〟がとても頼れる大事な存在であることが伝わってきます。いつもそばにいたはずのこんが帰ってこないシーンでのあきちゃんの不安な気持ち、砂丘の風景の寂寥感、こんの「だいじょうぶ、だいじょうぶ」という声がどんどん小さくなっていく描写。最後まで読んで、ああよかったという安堵感にあふれた気持ちになりました。
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2023年1月18日(水)朝学 1年A組 長めのお話(11〜12分くらい)ですが、みんな長くてもしっかりと聞いていました。 お話の途中、心配になってドキドキするシーンが多いのですが、聞いている子どもたちも一緒になってドキドキしてくれているようでした。 時折、感じたことを言ってくれ...
2023年1月18日(水)朝学 1年A組 長めのお話(11〜12分くらい)ですが、みんな長くてもしっかりと聞いていました。 お話の途中、心配になってドキドキするシーンが多いのですが、聞いている子どもたちも一緒になってドキドキしてくれているようでした。 時折、感じたことを言ってくれたりして、和やかな雰囲気で進んでよかったです。 少し時間があったこともあって、本に載っている“こん”を作った生地の紹介もしました。 子どもたち、「へ~」「え~」と言って、興味津々の様子でした。 (読み手:K)
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ぬいぐるみのこんと人間のあき。 2人の小さな旅には事件がいっぱい!でもお互いがお互いを思いやり、一緒に旅をする様子がとても愛おしかった。 優しい気持ちが温かい。とっても可愛い絵本!
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