にほんご の商品レビュー
読み聞かせボランティア養成講座の講師の方からのお勧め本。図書館では閉架されていたので、手に取る機会を与えられたことに感謝。 安野光雅、大岡信、谷川俊太郎、松居直 名だたるメンバーによる、「にほんご」を味わえる本。 こくごではなく「にほんご」として、子ども達の教科書を想定して作...
読み聞かせボランティア養成講座の講師の方からのお勧め本。図書館では閉架されていたので、手に取る機会を与えられたことに感謝。 安野光雅、大岡信、谷川俊太郎、松居直 名だたるメンバーによる、「にほんご」を味わえる本。 こくごではなく「にほんご」として、子ども達の教科書を想定して作られており、 「子どもたちにことばと、ことばを通しての人間のありかたにめざめていってほしいと願っています」と書かれている。 国語が嫌いだったり本を読むのが苦手な子ども達は、ことば遊びを親しんだり、ことばから想像を膨らませる素晴らしさを経験する機会に恵まれなかったのかもしれない。 子ども達が美しい日本語やおはなしの世界に触れることで豊かな時間を持てればと思う。 微力でも学校の読み聞かせを続けたい。 1979年初版当時は活版印刷だったのか、特に「あとがき」は組版の歪みが強くあって、それがなんとも味わい深い。
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指導要領にとらわれない小学校1年生向けの国語の教科書として出版されたそう。 ことばを教えるだけではなくて、ことばを介して人との関りを築くことの大切さや、ことばを使って自分の頭で考えることの大切さを教えてくれる。しかも小学校1年生に向けたやわらかい言葉で。大人が読んでも、関心させられることがたくさんある。ある種子どもに戻って、自分の身近なひととシンプルなことばでシンプルな考えで真心をもって接したいものだ…。 子どもにも読み聞かせたいなと思う。
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新聞で紹介されてて、そんな素晴らしい本があるのか!と即購入。40年も前の本なのに、写真や挿絵の入れ方も超おしゃれで、もちろん内容も全然古くない。普遍的に素晴らしい「国語」の教科書と言えそう。 私が教員を目指していた頃から、学習指導要領では「時代の変化に対応できる」人間の育成が重視されはじめていたけど、時代の変化に対応できる人間を教育するには、時代の変化に振り回される教育ではなくて、どんなに時代が変わっても、決して変わらない普遍的な事実や価値を教える教育が大事だと思う。その意味で本書は、40年近く前でも、現在でも変わらない、子供にとって大事な言葉の使い方、言葉や文字を知ることの楽しさがわかりやすく、美しく、芸術的にまとめられていて、本当に価値のある一冊だと思った。 絵本が大好きで、3歳くらいから年中向きくらいの本を読んでいた息子に買って、一緒に読んでいました。これで小学校の国語の成績ばっちり!(今のところ)。
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手元の本は1998年第37刷。 学習指導要領にとらわれぬ小学校一年生のための「教科書」として提案された一冊。実際に教室で使われることよりむしろ教師や大人が考えるきっかけ、ヒントになることを望んでいる。このような思いを形にしてもう40年余たつわけだが、現場にどれぐらい届いているのだ...
手元の本は1998年第37刷。 学習指導要領にとらわれぬ小学校一年生のための「教科書」として提案された一冊。実際に教室で使われることよりむしろ教師や大人が考えるきっかけ、ヒントになることを望んでいる。このような思いを形にしてもう40年余たつわけだが、現場にどれぐらい届いているのだろう(手にとったことがある教師はどれぐらいいるかと考えると心もとない)。 「こくご」ではなく「にほんご」 文字にであい、さまざまな文体にであい、いままでいつの間にか身につけていた自分の「ことば」を意識し、興味・関心を深めていく。その入口としての工夫がこらされている。
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ブックオフで見かけて、めくって三ページで「ええ本や!!」と思ったもの。国語の教科書というつもりで、安野光雅、大岡信、谷川俊太郎、松居直が共同で作ったらしい。初版1979年。 「こうていにでて、あおぞらをみあげて『そら』といってごらん? かぜになったつもりで『かぜ』といったら、...
ブックオフで見かけて、めくって三ページで「ええ本や!!」と思ったもの。国語の教科書というつもりで、安野光雅、大岡信、谷川俊太郎、松居直が共同で作ったらしい。初版1979年。 「こうていにでて、あおぞらをみあげて『そら』といってごらん? かぜになったつもりで『かぜ』といったら、どんなきもち?」 みたいな感じのところが好きでした。 またなんか大人の勝手な教育的な気持ちから、娘(5)にもこの本に出会ってほしくてさりげなく置いたりこれ見よがしに読んでみたりしたけどぜんぜん興味を示してくれない。そんなもんか。
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8/6 読了 月刊 たくさんのふしぎ 2010年 08月号 [雑誌] 福音館書店(2010.07.03) https://booklog.jp/item/1/B003R1BUXK の添付物に記載されていて、 『旅の絵本』の安野光雅さん、谷川俊太郎さんの名前があり手に取った本 開...
8/6 読了 月刊 たくさんのふしぎ 2010年 08月号 [雑誌] 福音館書店(2010.07.03) https://booklog.jp/item/1/B003R1BUXK の添付物に記載されていて、 『旅の絵本』の安野光雅さん、谷川俊太郎さんの名前があり手に取った本 開いた時に わあ小学校の教科書みたいととても懐かさを感じました あとがきに 文科省の学習指導要領にとらわれない小学1年生のための国語教科書を想定して作られた本 と書かれていて納得 にほんご、もじ、ことば、感情、風景、世界 にほんごに絡めて多様な事柄について掲載されていて これが教科書だったら、とても楽しく、いろいろなことに興味を示したり、考え方が広がると思いました こんな教科書で勉強できたら楽しいと思いました
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数年前、捨てようとして怒られた本。この本を子どもにどんなタイミングで紹介したらいいかはわからないけど、大人が読んでこころに響くのは確か。 まだ今よりずっと技術が発達してない時代に、これだけ豊かな紙面をつくりだした4人には驚きしかない。
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優しい絵と簡単な文章で日本語の魅力を教えてくれる。幼稚園生〜小学1、2年生くらいまで楽しめる本じゃないかな。
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娘と日本語の勉強を楽しみたくて買いました。文章も挿絵も美しく、想像通り楽しい本で。娘が3歳の頃からページをめくり始めました。色々脱線して楽しいあそびを考える案をくれています。ちょうどチェンマイの日本語を勉強させたいお母さん同士で協同して運営している日本語教室で漢字の勉強を始めるの...
娘と日本語の勉強を楽しみたくて買いました。文章も挿絵も美しく、想像通り楽しい本で。娘が3歳の頃からページをめくり始めました。色々脱線して楽しいあそびを考える案をくれています。ちょうどチェンマイの日本語を勉強させたいお母さん同士で協同して運営している日本語教室で漢字の勉強を始めるので、参考にしています。
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ひとの「おはよう」と おうむの「おはよう」は おんなじかな? ちがうかな? 挨拶から始まって、世界、文字、気持ち、お話しと「ことば」が広がっていく。 挿絵が可愛い。安野さんの絵が文章にぴったり。 「ことばには いつも きもちが かくれている。」 ことばの深さがぎゅーっと詰まっていて、チビちゃんたちに読ませたい。 ことばともじ もじときろく きろくとふうけい ふうけいとひと ひとときもち きもちとことば この本を読むといろんなことが全部つながってるってことがじんわりしみ込んでくる。 素晴らしい1冊。 「オウムと人のおはようは違う!違うんだから!」(M6)
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