ヘレン・ケラー の商品レビュー

山口正重【著】

2019/12/27

私は「ヘレンケラーって誰？看護師かなんかの人？( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ ＼ / ＼/ ＼」程度の知識でこの本を読みはじめた。

この本の表紙を見ても「優しそうな顔のおばあちゃんだなあ
(❃´◡`❃)」としか思わなかった。

そんな私にとって、児童向けに書かれたこの本は大変読みやすく、随所にあてられた挿絵も美しかった。

2歳の頃に目と耳と口が使えなくなり、不自由な生活を強いられるようになってもなお、希望を見失わず勉学に励み、障がいを持っている人たちのために働き続けた彼女の人生を知り、読前の無知な自分を反省させられた。

この本には挿絵とともに、生前のヘレンケラーの写真も掲載されており、どの写真にも盲目とは感じさせないほど生き生きとした目で優しく笑うヘレンケラーの温顔が収められていた。

はじめはただ優しそうなおばあさんとしか思えなかった表紙に描かれた彼女も、今ではその美しい瞳からは、愛と希望とやさしさを感じさせられる。

2010/11/08

小学生用だが中味は大人が読んでも大丈夫なしっかりした構成です。幼い時に視聴覚に障害を持ち当分の間しゃべることも出来ない状態から大学卒業、同じ境遇の人達のために奔走した一生を知ることができます。両親やサリバン先生のヘレンに対してのいろんな思いが読み取れます。子供にぜひ読んで欲しい一冊です。
4591009734 　182ｐ　1995・6・？　42刷