使ってみたい武士の日本語 の商品レビュー
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①京へは上洛、江戸へは出府 ②大名の江戸屋敷:上屋敷は本邸、中屋敷は控え、下屋敷は別荘 ③それは重畳 ④恐悦至極 ⑤手もと不如意 ⑥残心(攻撃からすぐ防御の構えに)⑦情理をつくす(道理・人情の両面から説得する) 野火迅「武士の日本語」、2007.9発行。
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「大儀である」「手もと不如意」「びろうな話」「ぜひもない」「これはしたり」「片腹遺体」「面妖な」「家中」「上屋敷」「部屋住み」「ご新造」「武士の一分」など時代劇などで出てきても案外本当の意味は知らない。でけっこう今も使っていたりする。 そんな言葉を、武士の決まり文句、季節の言葉...
「大儀である」「手もと不如意」「びろうな話」「ぜひもない」「これはしたり」「片腹遺体」「面妖な」「家中」「上屋敷」「部屋住み」「ご新造」「武士の一分」など時代劇などで出てきても案外本当の意味は知らない。でけっこう今も使っていたりする。 そんな言葉を、武士の決まり文句、季節の言葉、しきたり、剣術、しぐさ、人物を表す、など8章に分け186項目で紹介。1項目1ページで司馬遼太郎や山岡荘八といった時代小説などの使用例が各項目に紹介されているのがおもしろい。
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私自身歴史に詳しいわけではないのでそういう素人にとっては読みやすくて面白かった。 片腹痛いくらいは日常的に使っても問題なさそう。素敵だなぁと思ったのは春夏秋冬が薫る言葉だった。 やせ我慢がしっかりとできた江戸時代の武士とはなんと成熟した人々であったことか、という作者の言葉。人間が...
私自身歴史に詳しいわけではないのでそういう素人にとっては読みやすくて面白かった。 片腹痛いくらいは日常的に使っても問題なさそう。素敵だなぁと思ったのは春夏秋冬が薫る言葉だった。 やせ我慢がしっかりとできた江戸時代の武士とはなんと成熟した人々であったことか、という作者の言葉。人間ができていない武士ももちろんいたとは思うけど納得の一言です。
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試みは面白いと思ったけど、もう少し中身を楽しくする試みも必要じゃないかなー。 しかも、時代小説に基づいていて、古い文献などにあまり基づいておらず、信ぴょう性が低い気がしてしまった。素人が本を読みながら、そういう意味だろうと思っていた単語とその解釈の範囲を出なかった。
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フォローさせていただいている、charlie-irukaさんの本棚で見つけ、読んでみたい!と思っていた本。 漢字の雰囲気だけで分かった気になり読み進めていたが知ってみると驚きの連続。 ある意味、国語の勉強。 鶺鴒が、秋の日の斬り合いの空気を表現していたとは! しっかり勉強し直しま...
フォローさせていただいている、charlie-irukaさんの本棚で見つけ、読んでみたい!と思っていた本。 漢字の雰囲気だけで分かった気になり読み進めていたが知ってみると驚きの連続。 ある意味、国語の勉強。 鶺鴒が、秋の日の斬り合いの空気を表現していたとは! しっかり勉強し直します。
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武士の言葉の解説と、どんな場面で使われるのか(小説からの例)などが載っていて面白い。 学生時代、ぽろっと、本当に使っている人がいましたが、ウケますな。 武士の言葉もだけど、商人の言葉も面白いので、まとめてくれる人いませんかね〜
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こんな本を読んでいたか(忘れていた)。夏、本社が移転するっつんで、ちかごろ事務所内の資料の廃棄、整理と削減作業が続いており、机の中から出てきた。会社に置いてあったってことは、仕事の文章で使ってやろうかとでも、思っていたのかも。 でも、いま、パラパラと読み返しても、武士の言葉はなかなか面白い(正確には、時代小説や、TVの時代劇で使われる言葉、って気がするけど)。「ちょこざいな」は、ちょっとオフザケが過ぎるかもしれないが、「卒爾ながら(突然ですが)」なんてのはメールでも使えそう。「これはしたり」「念には及ばない」なんてのも使っても相手に通じそうだし。 でも、20数年前、自分のおやじの世代のおじさんたちは、割と本書にある言葉を使ってたような気もする。「手もと不如意で(もちあわせがない)」とか、「かたじけない」「ご内儀」なんて言ってたのを聞いたような気もする。 「私曲(しきょく)」=立場を利用して悪事を働く、なんてのは、横領、職権乱用より、もう少し小さなことに今でも使えそうだし、若手の嫁さんのことを「ご新造さん」なんて粋に呼んでみるのも悪くない。さすがに「大義であった」なんて、「殿様かっ!」って速攻で突っ込まれそうな言葉も多いんだけど、なかなか味のある武士の日本語!
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「声に出して読みたい**」からの題名と思われるが、今どき本気でそんな事を思っているなら、時代錯誤の感は否めない。一歩譲って、著者が武士の子孫で、武士の言葉を名誉や誇りに思っているなら仕方のないことだが、祖先が武士ではない自分にとっては、「けっして使ってみたいとは思わない武士の日本...
「声に出して読みたい**」からの題名と思われるが、今どき本気でそんな事を思っているなら、時代錯誤の感は否めない。一歩譲って、著者が武士の子孫で、武士の言葉を名誉や誇りに思っているなら仕方のないことだが、祖先が武士ではない自分にとっては、「けっして使ってみたいとは思わない武士の日本語」であり、正確な題名は「時代小説に生きる武士の日本語」だろう。
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別に使ってみたくはないけどおもしろい。 自分では使わないのに、小説や時代劇で聞いても違和感がない侍言葉って不思議な気がします。 表現の仕方に風情があるというか、豊かな言葉って感じがいいですねえ。
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時代劇や時代小説がさらに楽しくなる本。 学問として武士達の言葉を知りたい方には向かないかも。 個人的に「肌を入れる」と「うっそりと」がお気に入り。 何か現代語では言い表せないものを含んでいるような気がする。 最近歴女ブームがどうなったかはよく知りませんが、歴女の皆さんはぜひ。
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