マイクロソフトでは出会えなかった天職 の商品レビュー
一橋大教授・米倉誠一郎の言う新しい資本主義の台頭・社会企業家なるものがわかる本。著者のコトバ「人生で満足させなければならないのは、自分自身だけ」。また、マイクロソフトのマネージメントもわかります。
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世界の子供達が読み書き出来るようになることなどを目的としたNGO団体ルーム・トゥ・リードを創設したジョン・ウッドの物語(実話)です。 内容は、マイクロソフト社の幹部社員で世界を飛び回るような人物であったジョン・ウッドが、なぜ突然会社を辞めNGO団体を創設することになったのか。ま...
世界の子供達が読み書き出来るようになることなどを目的としたNGO団体ルーム・トゥ・リードを創設したジョン・ウッドの物語(実話)です。 内容は、マイクロソフト社の幹部社員で世界を飛び回るような人物であったジョン・ウッドが、なぜ突然会社を辞めNGO団体を創設することになったのか。またルーム・トゥ・リードがどのように成長していったのか。その苦悩と出来事について書かれています。 貧困や世界の識字率、発展途上国の教育などの分野に興味のある方は絶対に読んでおくべき一冊だと思います。 ただ実話であるからか、日記を読んでる感じがして少し飽きやすいかもしれません。
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マイクロソフトでは出会えなかった天職 マイクロソフトでは、「大きく行け、それができなければ家に帰れ」と言われていた。これこそ、何か変化を起こしたいすべての人に送るアドバイスの核心だ。今日の世界が直面している問題は、とてつもなく大きい。少しずつと言っている暇はない。時間と精力をつぎ...
マイクロソフトでは出会えなかった天職 マイクロソフトでは、「大きく行け、それができなければ家に帰れ」と言われていた。これこそ、何か変化を起こしたいすべての人に送るアドバイスの核心だ。今日の世界が直面している問題は、とてつもなく大きい。少しずつと言っている暇はない。時間と精力をつぎ込む価値のある目標があるなら、大きく考えるべきだ。 大きく考えれば、目標はおのずと実現する。大きな目標は大胆な人びとを引きつけるからだ。たとえば、現代社会では死ぬはずのない伝染病で子供が死んでいくアフリカの村に、汚染されていない水を届けたい。立ち上げたばかりの組織に寄付を集め、理事たちを説得するために、次の二つの目標を宣言しよう。 ①三年以内にケニアの少なくとも25の村に、新しい井戸をつくって安全な水を届けます。 ②アフリカの水をめぐる問題には大胆な解決策が必要です。汚染されていない水さえあれば感染しないはずの病気で、何百万もの人びとが死んでいるのです。そこで、10年以内にアフリカの1万の村が、安全な水を飲めるようにします。 (大きな目標を立てるときは、時間に余裕をもたせることも必要だ) アマゾンは1995年にジェフ・ベゾスが会社を設立。 1冊も本を売らないうちから、ホームページで「地球最大の書店」と宣言していた。1年目の収益は、マンハッタンにあるバーン&ノーブル1店舗の一週間分(しかも売上が少ない週)より少ないくらいだと、当然ながら批判された。でも、ベゾスら勇敢だった。地球最大の書店をつくるという宣言は、投資家やメディア、消費者の注目をおおいに集めた。アマゾンは自己実現する予言の典型的な例だ。地球最大の書店だけでなく、地球最大のレコード店にもなったのだから。 マイクロソフトで学んだことのひとつは、いい人材を見つけたら、カネを出して雇うこと。それ以上の見返りをもたらしてくれるからだ。 とくにすばらしいのは、複数のところから寄付が集まったことだ。一人の寄付者に頼りすぎないという僕の目標は正しかった。 援助計画を成功させる唯一の方法は、地元の住民にも労働力と少額の資金を提供させることだと思っていた。 共同出資。経費は少ないほどいい。 ビル・ドレーパー 結果最重視の姿勢。彼が好きなのは行動すること。議論をすることではない。 スティーブ・バルマー マイクロソフト No.2 送信するすべてのメールの最後に、名前や所属と合わせて、ルーム・トゥ・リードの成果を記している。 ジョン・J・ウッド ルーム・トゥ・リード創設者/CEO 子供の教育から世界が変わる www.roomtoread.org 〈現在までの成果〉 学校200校、二ヶ国語の図書館2500カ所以上、本の寄贈120万冊、少女への長期奨学金1800人以上。私たちと一緒に教育を広めましょう。 マイクロソフトでは 「結果最重視の姿勢」実際の成果を報告し、新しい情報をこまめに伝える。説明責任。 「個人を攻撃してはいけないが、アイデアは攻撃していい」 「起業家はたくさんの志望者をやり込めなくてはならない。情熱があって、自分の数字を知っている人間だけを雇うこと」 忠誠心。忠誠心は双方向なのだ。 「世間には従業員から信頼を集める努力をしないまま、一方的に忠誠を要求するエグゼクティブが多すぎる。そんなとき僕はトーマス・エジソンの言葉を思い出す。「たいていの人は機会を見逃す。機会は作業服を着て、重労働のように見せかけているからだ」 世界を変える手助けをするために自分の人生を少し変えてみようと思っているなら、僕の心からのアドバイスをひとつー 考えることに時間をかけすぎず、飛び込んでみること。 節目の年齢に対する不安は、自分の人生にどれだけ満足しているかに関係するんだろうね。自分のやっていることが大好きで、いい友人と家族に囲まれていたら、40歳も50歳も60歳も、ただの数字にすぎない。不安になる理由なんかないよ。 人生に代償はつきものだ。 聖フランシスコ・サレジオ いまの自分以外になろうと望まず、 完璧な自分であるように努めなさい。 ゲーテはベートーベンの交響曲第5番について、こんなふうに書いている。 「世界のすべての音楽家がこの曲を同時に演奏したら、地球は地軸からはずれるだろう」 「NPO界のマイクロソフト」ルームトゥリードの主な方針 1.活動の成果や出費を詳細な数字で報告する。 2.人件費などの運営コストを抑え、実際の活動に最大限の投資をする。 3.地域社会も資金や労働力を提供し、住民が主役となってプロジェクトを定着させる。 4.地元の優秀なスタッフを集め、地元の文化に合わせたプロジェクトを育てる。
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非常に読みやすかった。 社会起業家の本は初めてだった。 私も本、本いっていて。 たしかに読めるのはありがたいことだよな、と実感。 女の子の識字率の低さに愕然。
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ROOM to READ 世界中に図書館を。 マイクロソフトのエグゼクティブから、アジアの山奥に本を届ける社会起業家になったジョンの実話。 物事はでっかく考えよう。 そうすれば、きっとうまくいく。 考えすぎる前に行動を。 うむ。マインドだけでなく、資金集めの仕組みまで説明さ...
ROOM to READ 世界中に図書館を。 マイクロソフトのエグゼクティブから、アジアの山奥に本を届ける社会起業家になったジョンの実話。 物事はでっかく考えよう。 そうすれば、きっとうまくいく。 考えすぎる前に行動を。 うむ。マインドだけでなく、資金集めの仕組みまで説明されていて、なかなかおもしろかった。子供達の将来への投資っていう考え方が素晴らしい。でっかいなぁ。 NPOやNGOの方、このビジネスセンス、ぜひ参考にしてください。
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マイクロソフトの要職を辞めて貧しい国の教育支援に人生を捧げるジョンウッドの自伝(=いい話)とも読めるが、慈善事業に必要なお金を冷徹なビジネスロジックの下で「事業」としてまわしていくあたりの下りはどちらかというとビジネス本の匂いがする。
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MS のエクゼキュティブまで登りつめた方が、仕事や家族を投げ打ってまで飛び出して行った世界。ボランティアとして、発展途上国に図書館などを作ってます。 仕事が全てじゃない。むしろ自分のやりたいことをやりながら、人の役に立つことをするというのは win-win なんだから、これは理...
MS のエクゼキュティブまで登りつめた方が、仕事や家族を投げ打ってまで飛び出して行った世界。ボランティアとして、発展途上国に図書館などを作ってます。 仕事が全てじゃない。むしろ自分のやりたいことをやりながら、人の役に立つことをするというのは win-win なんだから、これは理想形の一つかもしれない。仕事が本当にやりたいことならそれはそれで良い。でも、そうじゃない道もあるということを教えてくれる。 彼がボランティア活動を始めたきっかけが、旅行先で出会った人の一言だというのも面白い。本当に人生どうなるかわかったもんじゃない。プランド・ハプン・スタンスやセレンディピティという言葉が相応しい。 ただ、これだけ能力が高い人でも休みなく働いているところを見ると、凡人はどうしていいかわからなくなる。やはり一つの世界 (MS) で高い成果を上げた人は、他の世界でも活躍してくのかなと思いました。 ノブレス・オブリージュというのはこういう人のことを言うんでしょうね。本好きの一人として、Room to Read を応援したくなりました。発展途上国へ本を教育を。 289 ページ 2:41
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Microsoftのエリートだった人が、高い地位や収入、恋人とも別れを告げ、貧しい国の子供達に本を贈るNPOを立ち上げた実話。 40歳の誕生日でのコメントが興味深い。 40歳になっても平気でいられるのは、人生にもいまの自分にも本当に満足しているからだ、と。節目の年齢に対する不安...
Microsoftのエリートだった人が、高い地位や収入、恋人とも別れを告げ、貧しい国の子供達に本を贈るNPOを立ち上げた実話。 40歳の誕生日でのコメントが興味深い。 40歳になっても平気でいられるのは、人生にもいまの自分にも本当に満足しているからだ、と。節目の年齢に対する不安は、自分の人生にどれだけ満足しているかに関係する、自分のやっていることが大好きで、いい友人と家族に囲まれていたら、40歳も50歳も60歳もただの数字にすぎない、と。 とてもとても、私はそこまで達観していない。 努力が足りないのかなぁ。。。 もう一つ、スティーブ・バルマー氏とのエピソードも、面白い。CESのKeynoteで初めてバルマー氏の講演を聞いた時、あまりのパワフルさに驚いたことがあった。本書でも、早朝のフライトで会議が行われる国に到着したあと、休むことはせず、会議までの時間を使ってジョギングをするといったエピソードが掲載されていた。それも、走りながら部下と仕事の話をするようだ。部下は大変だ。仕事の鬼のようでいて、一方で、部下が出場したマラソン大会でのタイムを把握し、会ったときに褒め称えるなど、きめ細かな配慮も怠らない。著者は、バルマー氏のように、部下に対する忠誠心を大切にしているようだ。子は親の背を見て育つように、部下は上司の背を見て育つ。Microsoftでは出会えなかった天職に、Microsoftで学んだことを生かして取り組んでいる点が微笑ましい。
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ルームトゥリードの代表がNPOを立ち上げるきっかけとなったネパールとの出会いからマイクロソフト社との両立時代、退職、その後まで。社会貢献に興味のある方、学生、ビジネスマン、経営者まで幅ひろく共感し学べる点の多い一冊です!
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第1部 ネパールとの出会い~マイクロソフトとの別れ 第2部 ゼロからの出発 第3部 新しいステージへ
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