ブラックペアン1988 の商品レビュー

海堂尊【著】

2024/08/12

新作出たのが嬉しすぎて久しぶりに再読。

学生のときに読んでたのとは違う感情が色々湧き上がってくるなぁ。

自分のミスで患者さんを殺してしまいそうになった世良ちゃんが葛藤するシーンや、その後患者さんに「いいお医者さんになってください」って声を掛けられるシーンは涙なしには読めなかった。

学生3人(速水島津田口の同級生トリオ)の先輩であり続けようと決意するシーンからの速水の「すぐに追い抜きます」は感慨深いね〜
でも、世良ちゃんがそれぞれの特性をしっかり見抜いててほんとにその後それぞれの道でちゃんと活躍してるからすごいよね。

世良ちゃんと美和ちゃんのカップルもこの頃は初々しいなぁ。

この後の世良ちゃんの色々を知ってるから、ホント立派になって…という親心みたいなのが芽生えてる笑

2024/07/18

ドラマを観てから読んだ。
原作はドラマの内容とは異なる。
佐伯先生の専門は心臓外科でないし、インパクトファクターという単語は出てこないし、木下は男性だし、渡海先生はそこまで冷酷でないしお金で揉み消してやるとか言わない。
そして高階先生はドラマとは違いポンコツでない笑

ドラマは原作のオマージュ作品だと感じた。
それぞれに良さはある。
原作は世良先生がより男前なので、竹内涼真で想像しながら読み進めていくと更に楽しめる。
速水先生と田口先生が研修医で世良先生に教わっていただなんて、びっくり！
時代設定とキャラクター、内容を出来る限り原作のままで、シリーズとして映像化してほしい〜

2023/06/03

それぞれのキャラクターがわかりやすく、楽しめた。手術のシーンが多いのだが、実際の手術を見た事がないので、何をやっているのかいまいちピンとこなかった。

2023/02/09

ドラマから入りました!!
キャラの性格とかが違って最初は違和感がありましたが読んでいくうちにどっぷりハマりました!!

佐伯教授サイコーです!!

2022/06/10

ドラマは観てないが二宮くんが出てたのは知ってる。なるほど、適役かなぁと思った。
ぺアンが体内に残された！ああ医療ミスの物語かと思っていたが、なかなか面白い展開で、海堂節ならではの医療機関の詳しい下調べと共に緻密に考えられてるなと感心した。
先日もミカエルの鼓動を読んで医療物語は知識さえ揃えばいくらでも物語が生まれてくるなと思う。同じ作家でも知念氏の小説は現実から乖離し過ぎて呆れてしまうが書く人が書けば手に汗握る物語へと変貌する。まさに圧巻。まあ、新人くんが漫画過ぎたのはご愛嬌。

2024/09/17

桜宮サーガ ブラックペアンシリーズ

１『ブラックペアン1988』
２『ブレイズメス1990』
３『スリジエセンター1991』

2020/10/10

やっぱり面白い桜宮サーガ。
一つ読むと次々と読みたくなる不思議。
若い登場人物たちの熱意を感じる。何年か前にドラマをやっていたせいか、良くも悪くも二宮くんと竹内くんのイメージがこびりついて。

2019/12/30

桜宮サーガ第5弾。田口、白鳥シリーズの登場人物である高階院長の若かりし時代の話。基本的に話は院内で完結する。タイトルにもあるブラックペアンとは特別製のペアンで、それをラストに使うことで…。という話。シリーズ物は世界観の広がりがあるのでなかなか面白い。

2019/03/19

主人公世良くんは、未来にあたるシリーズで見かけた覚えがないのだが、どうなっちゃうのかな。
80年代だと癌の告知は基本なかったそうだ。当然治療法を本人と徹底して話し合い決定することは難しい。
医者が患者の治療を主導決定する慣習は、告知主流になったらしい今でも続いていると思う。QOL、QODが問われる高齢化社会である現在、もう悪弊と言ってもいいのでは。

金属製のペアンが体内に入っていてもバレない。飛行機に乗らない人でよかったよね。
これも医師と患者の意思疎通が如何にできていないかよく現れた出来事だが、なぜか作品中では触れられない。

2019/01/20

テレビドラマは見たことがない。やはり医療小説は面白い。一気に読んだ。
渡海先生が魅力的で続きの話にも出て来てほしい。

海堂尊の小説デビューだったが、他のも是非読みたい。