ロッキン・ホース・バレリーナ の商品レビュー
バンドを組んでいる若い人たちは特に楽しめる作品。筆者が大槻ケンヂというだけで、プロを目指すバンドがどういうものなのか知らなくても、ストーリーがリアルに感じられる。登場人物の心の成長を追っていくのも楽しくて、青春を感じられる一冊。
Posted by
表紙の可愛い女の子に一目惚れした。好きな漫画『I'll』の浅田弘幸によるものと知ってもっと惚れた。町子かわいい。
Posted by
オーケン作品で1,2を争う面白さ。 バンド物は、 どこかあやふやで上っ面な作品が多いように思うが、 自身がバンドマンである彼の作品は、 その描写がリアル。 一気に読んでしまいたくなるほど、 読みやすい文章と、 引き込まれるストーリー。 世代によってどの人物に、 感情移入するか...
オーケン作品で1,2を争う面白さ。 バンド物は、 どこかあやふやで上っ面な作品が多いように思うが、 自身がバンドマンである彼の作品は、 その描写がリアル。 一気に読んでしまいたくなるほど、 読みやすい文章と、 引き込まれるストーリー。 世代によってどの人物に、 感情移入するかが分かれるだろう。 マネージャーの言う事、 プロデューサーの言う事、 バンギャの言う事、バンドマンの言う事。 それぞれが一理あるし、 それぞれが信念を持って生きてるってことが分る。 酸いも甘いも噛み分けて、 時代を生きてきた彼にしか書けない作品だと思う。 読後、無性にツアーをしたくなる。 バンドマンでもないのに。 音楽が好きな人。 バンドやってる、やってた。 そんな人たちに、 この本を読んで欲しい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
18歳男子のパンクバンドのライブツアーを追うロードムービー小説。…ロードムービー小説という言い方はありなの?ロード小説? バンドで食えるかという将来への不安や恐れに対し、今が楽しければと逃避する18歳で夏でバカという存在が痛くて熱い。ちょっと最後は大団円すぎてうっかり冷めてしまい、星3つ。 大槻ケンヂが袴田吉彦に似ているというのは気がつかなかった(笑)。
Posted by
裏表紙のあらすじと同様、本文も、「18歳で夏でバカだった。」って始まるんだけど、なんかもう、それだけでおもしろげです。 「18歳」「夏」「バカ」って、どの言葉も、可能性?みたいな言葉な気がする。どの言葉も、これから何かが起こりそうな感じするもん。これからどんどん、おもしろいこと...
裏表紙のあらすじと同様、本文も、「18歳で夏でバカだった。」って始まるんだけど、なんかもう、それだけでおもしろげです。 「18歳」「夏」「バカ」って、どの言葉も、可能性?みたいな言葉な気がする。どの言葉も、これから何かが起こりそうな感じするもん。これからどんどん、おもしろいことが起きそうな予感。 そして、実際はそんなこと全然ないんだけれど、そんな一文を読むと、あたしの18歳の夏も、なんだかそんなだった気がしてきます(繰り返しになりますが、実際は全然そんなことなかったです。18歳の夏は…、たしか毎日、学校で夏期講習受けてた気がする…)。 で、読後もかなり満足。期待を裏切らない! なんていうか、全体的に、少年マンガのノリ。 こういうのを読むと、男の子っていいなぁと思います。バカで、一生懸命で、青春を存分に楽しんで、生き方自体がもうロック。かっこいいなぁと思う反面、ちょっと悔しい感じもします。 それから、大槻ケンヂの本って、今回初めて読んだんだけど、なんか、この人はすげーなぁ、と。。。なんていうか、もうホントに、素で、バカだと思う。年齢的には十分、イイ大人なのに。 でも、そーゆー感じがすごい好きです。 しょーもない大人だなぁと思うけど、無理して大人ぶったり、無理して若くあろうとしたりしてないっぽいところ、ごく自然にあるって感じがすごく好きです。 でも、これもやっぱり繰り返しになりますが、自然体であんな文章書いてるなら、大槻ケンヂはやっぱり、十代の男の子たちと同じくらい、素でバカなんだと思う。 でも、なんだか人生、ヤなことがあっても、なんだかんだで楽しそうだし、そーゆーとこが魅力的だなぁと思ったり。 できるなら、そーゆー、バカっぽいけどかっこいい大人になりたいなぁ、なんて。
Posted by
表現の仕方がいちいち素敵。いちいち心にくる。ロックを取り巻く人達を描きながらも色んな人に通じる人生を語ってるよな〜美醜のブレンド具合がとてもすきだな〜
Posted by
笑って泣ける一冊。 青春なんて青臭さが漂っているけど、 全然嫌いじゃない。 そこには独特のやるせなさと、 切なさと、 温かさがあるから。 二度と取り戻せない時間。 それがここにはあるんじゃないでしょうか。 甘いばかりじゃなくて、 苦いばかりじゃなくて、 酸っぱい時だってある。 恒...
笑って泣ける一冊。 青春なんて青臭さが漂っているけど、 全然嫌いじゃない。 そこには独特のやるせなさと、 切なさと、 温かさがあるから。 二度と取り戻せない時間。 それがここにはあるんじゃないでしょうか。 甘いばかりじゃなくて、 苦いばかりじゃなくて、 酸っぱい時だってある。 恒一の将来を懸念する台詞には、 思わず涙が出ました。 迷える子羊に、なんて言ってみたり。 将来どうするか、 どうなるか、 どうしたいか、 悩んでいたら読んでみるべき。 読んだからって解決するわけじゃないし、 現実はそんな甘くないなんて言われてしまうかもしれませんが、 たまには夢みろよ、みたいなかんじで ゆるーく真面目に生きましょう。
Posted by
いやー、馬鹿っぽくて面白い 病院でのライブの場面なんか特に好き 最後は、そこまで丸く収まっちゃうか!ってくらいコテコテのストーリーですが、あえて王道の王道を描く潔さがいい 人物の設定なんかは少し首をかしげる部分もありますがw、最後まで楽しく読めました 高校時代に読みたかったな
Posted by
18歳で夏でバカ。 青春ロック・恋愛ストーリー!! ってな感じ。 とりあえず表紙は最高ですね。 面白いのだけど、個人的にオーケンの他の小説より イマイチのめり込めなかったかな… キャラに感情移入できなかったからかも。 相変わらず、大衆受けしなさそうな作風です。...
18歳で夏でバカ。 青春ロック・恋愛ストーリー!! ってな感じ。 とりあえず表紙は最高ですね。 面白いのだけど、個人的にオーケンの他の小説より イマイチのめり込めなかったかな… キャラに感情移入できなかったからかも。 相変わらず、大衆受けしなさそうな作風です。 オーケンにしてはうまくまとまりすぎてしまった感じ。 バンドやってる時に読みたかったなぁ。
Posted by
バンド経験者ですでに引退してしまった自分には、甘く苦い、そして切ない長編でした。読むと、バンドがしたくなります。で、眠れなくなります。 ロードムービー物のバンド小説の最高峰と言ってもいい話だと思います。
Posted by