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ロッキン・ホース・バレリーナ の商品レビュー

4.1

82件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2023/07/26

とってもダサい感想だけどまちことの関係は私たちに似ている。女の闇をみすぎて純粋に恋愛をできなくなった男と自分を肯定するために性交し手に入らないものを追い求める女。サブカル小説だけでは表せない素晴らしい作品だった。

Posted byブクログ

2023/02/24

初大槻ケンヂ。バンドは聞いたことないなと思ったらさよなら絶望先生のOPのひとだった。そして小説も勢いがあって軽く爽やかでとても良かった。テンポ良く進み、アニメのように、メンバー彼らの若さとロックへの熱情溢れる会話、舞台袖、観客との掛け合い、表情、バンドの活気、怒り、動揺、一コマ一...

初大槻ケンヂ。バンドは聞いたことないなと思ったらさよなら絶望先生のOPのひとだった。そして小説も勢いがあって軽く爽やかでとても良かった。テンポ良く進み、アニメのように、メンバー彼らの若さとロックへの熱情溢れる会話、舞台袖、観客との掛け合い、表情、バンドの活気、怒り、動揺、一コマ一コマが目に浮かぶ。ロックをやってた人ならでは、「ノッてるとき」と「ノッてないとき」ライブの雰囲気がすごくいい。 p98 「ないの!?ファックのいろはがわかってないコだねぇ。顔わかんなきゃ怖くて連絡できないよねぇ。どんなブサイクでもプリクラならそれなりに写るのにさ。ツメ甘いよこのコ」 この言葉だけで町子がどんなろくでもないおっかけライフを送って来たのかわかろうというものだ。 p108 もうアイコンタクトはいらなかった。 耕助の意図を言葉なく察知したバンとザジが合わせた。アカペラが終わり、カウント、野原が一斉に音を重ねた。つきはなすように疾走。引っぱり込むように全力。客たちを音の手のひらに乗せてみせた。 p118 お見事っ。よもや名古屋のライブハウス楽屋でマッチョ・ドラゴン藤波辰爾の必殺技が見られるとは。いつの間にか耕助以外全てのバンドマンが立ち上がっていた。町子に対しておしみない拍手を送り始めた。

Posted byブクログ

2022/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーケン。映画とエロと音楽が好きな本も書いて歌ってるおじさん。 今もう56歳なんだってね。 オーケンの小説ってこっちが赤面するような恥ずかしいノリも挟まるけど、毎回勢いに乗せられて読み切ってしまう。野原の音楽みたいな、ひたすら立て続けていくスタイルで気付くと完走しちゃうんだよな。 町子の許す場面だけ疑問が浮かんだけど、あとがきその2で本人が同じことを書いてたので、その後の町子がよりよい方向に進んでることを信じてる。

Posted byブクログ

2019/03/12

80年代90年代のノリとでもいうか「バンド、といったら女とセックスが付きもの」的な、そんな世界観を根底に、おバカなノリで進む小説。所謂「ライトノベル」とも違う、「ちょっとサブカル感含む軽いノリの小説」とでも言えるようなこのオーケン文章、いいよね。

Posted byブクログ

2018/12/31

大槻ケンヂの本は例外なく傑作だ。 ・・・が、しかし、この本は「傑作」ではなく「大傑作」だと思います!! 大槻ケンヂってミュージシャンなのに、視覚的にも非常にすぐれていると思う。読んでいて情景が目に浮かぶようです。 いろいろな読み方ができると思うけど、自分は「許しと再生」...

大槻ケンヂの本は例外なく傑作だ。 ・・・が、しかし、この本は「傑作」ではなく「大傑作」だと思います!! 大槻ケンヂってミュージシャンなのに、視覚的にも非常にすぐれていると思う。読んでいて情景が目に浮かぶようです。 いろいろな読み方ができると思うけど、自分は「許しと再生」というのを読み取りました。心が洗われる一冊です。 自分が洋楽を聴かないので、随所に出てくるさまざまな曲がイメージできないのだけど(もちろんたぶん聴いたことのある曲なのだろうけれど、タイトルと結びつかない)、それでも、充分に楽しめました。 でも、もしこの本に出てくる曲ばかりを集めたCDを作ってくれたら、すごくいい「入門CD」になりそうなんだけどなー。やってくれませんかね? もちろん「野原」の曲も入れてほしい・・・!(^o^)/

Posted byブクログ

2018/01/23

オーケンの愛と優しさで溢れてた、これは傑作、面白かった! 東京から博多までの一夏の旅を経て少年少女は未来を拓く 清々しい成長が用意されてて、もう完璧なロードムービー のような青春小説だった 大満足 ページを繰る度に 声だして笑ってしまう描写がぎっしりと詰まってて 通勤電車の車内で...

オーケンの愛と優しさで溢れてた、これは傑作、面白かった! 東京から博多までの一夏の旅を経て少年少女は未来を拓く 清々しい成長が用意されてて、もう完璧なロードムービー のような青春小説だった 大満足 ページを繰る度に 声だして笑ってしまう描写がぎっしりと詰まってて 通勤電車の車内で読む習慣あるのに 本作を読み始めた初日に 電車内でニヤニヤが止まらず これはマズイでと悟り、本作に限り車内読書はやめた 出色なシーンはたくさんあるんだけど、 一つ挙げるなら、町子のダイブ! ラストのダイブは最高だった ステージを疾走してフロアへ 美しい軌跡を描いてダイブする様が脳内でクッキリイメージできた

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2016/03/24

とにかく爽快!なのである。 がむしゃらに、真っ直ぐに、純粋に、生きたいものだ。 ロックで、青春。最高じゃないか。

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2015/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

18歳で夏でバカ 「私がまだ三十七なのにこんな生活臭い女になっちまったのは、十七の夏にアンタらみたいな貧乏ロック連中に出会ったからなのよ。アンタたちは夢だけ食べて現実から逃げ回って、そのへっぴり腰にロックって名前を付けて気取っているだけのダメ人間たちよ。」___297ページ 「メシなんかなんとかなるじゃん、ベンツなんていらないじゃん」 「神様にロックンロールっていうやっかいで大事なもんを与えられちまったんだから、頑張るしかないじゃない!」___360ページ

Posted byブクログ

2015/05/10

自身がバンドマンだからリアル。まるで自分もツアーについて行っている気分。 全国のライブハウスの名前も出てきておもしろい! オーケンの文章は痛快で読みやすい◎

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2015/01/21

高校生の頃に単行本を読んで、今回文庫になったものを読みました。 大槻ケンヂさんの本で、いちばん好きな作品です。 高校生の頃は、バンギャの知識があんまりなかった頃なので「ふむふむ」程度でしたが、バンギャ知識がだいぶ身についた現在読んでみると、「あ~、あるある」とか「あ、ここね」と...

高校生の頃に単行本を読んで、今回文庫になったものを読みました。 大槻ケンヂさんの本で、いちばん好きな作品です。 高校生の頃は、バンギャの知識があんまりなかった頃なので「ふむふむ」程度でしたが、バンギャ知識がだいぶ身についた現在読んでみると、「あ~、あるある」とか「あ、ここね」となんとなくわかってしまう自分がいました(笑) ロッキン・ホース・バレリーナは、一度履いてみたい靴ですが、なかなかお高い靴なので、バンギャのうちに履けたらいいなと思ってます。 浅田さんの素敵イラストも良かったです。

Posted byブクログ