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はてしない物語 の商品レビュー

4.6

562件のお客様レビュー

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2022/06/24

上下巻で別れている方を読みました。 上ではひたすらに児童書を思い出させるファンタジー、冒険の数々でどんどんのめり込めます。上巻の物語中の主人公、アトレーユが好青年でとってもスラスラ読める。想像もしたことの無いようなものが出てきて面白い。下では主人公が本の世界に入って、世界が思った...

上下巻で別れている方を読みました。 上ではひたすらに児童書を思い出させるファンタジー、冒険の数々でどんどんのめり込めます。上巻の物語中の主人公、アトレーユが好青年でとってもスラスラ読める。想像もしたことの無いようなものが出てきて面白い。下では主人公が本の世界に入って、世界が思ったよりも良くない方向に進む。下巻のみでも結構あるのでしんどいのが長く続く人はもしかしたら飽きてしまうかも。私は「昔特有の、反面教師とか教訓がたくさん詰まっている児童書で懐かしい感じがいいなぁ」と思って読んでいました。主人公が元の世界に帰ってから、学校でどのように過ごしたのか気になります。

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2022/06/15

中学生、いろんなことに悩んでいるときに、分厚くて重い本をどこにでも持ち運んで夢中で読んだ。 ただの紙の束に、ほんとうに「はてしない」世界が広がっていることが心の救いだった。 「象牙の塔」とかいま読んだらもっと理解できることが沢山あるだろうな。読み返したいけどあまりにも長いので...

中学生、いろんなことに悩んでいるときに、分厚くて重い本をどこにでも持ち運んで夢中で読んだ。 ただの紙の束に、ほんとうに「はてしない」世界が広がっていることが心の救いだった。 「象牙の塔」とかいま読んだらもっと理解できることが沢山あるだろうな。読み返したいけどあまりにも長いので、気が向いたらまたいつか。

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2022/04/16

謎の本。物語のための物語。 物語の世界に入り込んで空想(理想の自分)に浸りっぱなしにならずに自分を変えれる強さをバスチアンはちゃんと持ってたんだね。

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2022/04/04

私の人生も一冊の本なのかもしれない。 今度は私がこの本と出会っているだね。 もう一度物語がはじまるところは鳥肌ものだった。 元帝王の人々は『モモ』で出てきた時間を奪われた人を思い出させる。 いくつ望みを叶えても、愛がなければ何も満たされない。 過去を失えば、未来もない。

Posted byブクログ

2022/03/18

昔読んだ本を寝る前に読むのが日課になった今日この頃。 モモがとても良かったので、またエンデの本を読みました。この作品も本当に良かった! 人は権力と名声を手に入れたら性格がガラッと変わってしまう。 調子に乗り、独裁的になる。 そして独裁者は戦争を引き起こす。 物や人を破壊する。...

昔読んだ本を寝る前に読むのが日課になった今日この頃。 モモがとても良かったので、またエンデの本を読みました。この作品も本当に良かった! 人は権力と名声を手に入れたら性格がガラッと変わってしまう。 調子に乗り、独裁的になる。 そして独裁者は戦争を引き起こす。 物や人を破壊する。 そして孤独になり、愛に飢える。 人間はありのままが良い。 そして人を愛せ。 これらは時代を超えて今に通じること。 ウクライナ情勢の中、この作品を読んで本当に良かった。 エンデ作品、大切なことに改めて気づかせてくれてありがとう。 私は逆算して、 戦争←独裁者←ポピュリズム←政治の腐敗と民主主義の崩壊 ←国民の政治の監視、投票行動が必要不可欠 ということも再認識。 後世に伝えたい作品の一つ。

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2022/03/16

幼い頃に読んだ本です。 少年がある時期に感じるもの、ミヒャエル・エンデさんの脳内は、はてしなく素晴らしいなぁ〜っとおもいました。

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2022/02/20

久しぶりにファンタジーをハードカバーで読んだ。 この本は特に赤いサラサラとしたカバーの手触りも味わってほしいような本だった。 読んだ後清々しい気持ちになった。 大切なものとは何かを考える一冊である。

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2022/01/15

昔読んで本当にワクワクした作品。 自分も一緒に冒険できる。 今こそ、バスチアンにはわかった。世の中には悦びの形は何千何万とあるけれども、それはみな、結局のところたった一つ、愛することができるという悦びなのだと。愛することと悦び、この二つは一つ、同じものなのだ。

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2021/11/23

主人公バスチアンが本の世界に入り、ファンタージエン国で自分探しをしていく物語。 たくさんのものを手に入れ、その手に入れたものや力に埋もれて、自分自身を見失って行く。 しかしそれは大きな回り道だったけれども、バスチアンが成長するために必要な経験だった。 これまで自分のためだけ...

主人公バスチアンが本の世界に入り、ファンタージエン国で自分探しをしていく物語。 たくさんのものを手に入れ、その手に入れたものや力に埋もれて、自分自身を見失って行く。 しかしそれは大きな回り道だったけれども、バスチアンが成長するために必要な経験だった。 これまで自分のためだけに抱いていた望みとはちがう欲求、自分も愛することができるようになりたい、という憧れを抱くようになる。 自分にはそれができなかったのだということに気づく。 これは大人が読むべき。

Posted byブクログ

2021/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「本には何かしらの教訓があるから」と言わんばかりに小中高では読書感想文を求められた。 もし本書のそれを書くよう言われたら、きっと当時の自分は一生かかってもテーマについて考えたがるだろうし、気持ちが湧き上がっても共有せず大切にしまっておきたがると思う。 児童書・ジュニア書の類で見ていたけど、一気読みができず立ち止まってばかりいた。 「自分がしたいことをどんどんやる!」という標榜は一見夢のようで私も憧れる。でもそれらはがむしゃらに実現していけば良いってもんなんかな。 「自分には何もない」と自信喪失していた主人公が数ある望みを叶えていくにつれて空虚な存在に近づいていくのが妙に現実味あって心底ゾッとした。 より不完全な自分を忘れ去り、全速前進したくなる心境は痛いほどよく分かるし何度も味わってきた。 望みを叶えようと躍起になることで、知らず知らずのうちに自分のバックグラウンドさえも忘れたり無かったことにしていたのでは?と作者は問いかける。 教訓と思しき教訓は拾えた気がするけど、望みを叶えることよりもいかなる時もあるがままの自分を愛し抜くことの方が一生かかっても難しい課題かもしれないと今の自分は思っている。

Posted byブクログ