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“文学少女"と慟哭の巡礼者 の商品レビュー

4.2

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

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2013/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

キーとなるのは『銀河鉄道の夜』。 でも、この話は、あたし的には微妙です。昼ドラみたい。 美羽は感じ悪いし。 唯一の見所は、琴吹さんと距離が縮まっていく過程?

Posted byブクログ

2013/06/23

大切にしたい大事な人だと此方が一方的に思うばかりで、それが悔しくて、不安で、壊したくなる。そんな寂しい気持ちが少しだけわかる気がして胸を打たれました。ほんとうの幸いがみつかるとは限らない。それでもなりたい自分自身に、こうありたいと願う自分自身になるために人は生きるのかもしれない。...

大切にしたい大事な人だと此方が一方的に思うばかりで、それが悔しくて、不安で、壊したくなる。そんな寂しい気持ちが少しだけわかる気がして胸を打たれました。ほんとうの幸いがみつかるとは限らない。それでもなりたい自分自身に、こうありたいと願う自分自身になるために人は生きるのかもしれない。 それにしても、ななせちゃんはいい女ですね。好きな人が自分以外の人のために一生懸命になっているのに、それでもなおその人のために全力なところが好きです。一途で強かで、幸せになってほしいです。

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2013/06/19

ずっと謎だった「美羽」という存在。 それに一応の決着のつくお話でした。 他の方のレビューでもありますように、このシリーズは痛くて重くて…でもほんのり救いもあってと。 気がつけば世界観にどっぷり浸ってしまっています。 読みだすと止まらなくなる魅力のあるシリーズなので、未読の方に...

ずっと謎だった「美羽」という存在。 それに一応の決着のつくお話でした。 他の方のレビューでもありますように、このシリーズは痛くて重くて…でもほんのり救いもあってと。 気がつけば世界観にどっぷり浸ってしまっています。 読みだすと止まらなくなる魅力のあるシリーズなので、未読の方に強くオススメしたいです。

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2013/05/26

美羽と心葉の決着。 やはりこのシリーズは重くて痛いですね…。 互いに傷つけあってグジャグジャになって…美羽なんて、現実にいたた絶対精神科にかかってないとおかしいレベル(入院中だし)。 まぁ、精神科で救えるか(改善するか)どうかはわからないけど。 遠子先輩が見事に全体を救ってくれま...

美羽と心葉の決着。 やはりこのシリーズは重くて痛いですね…。 互いに傷つけあってグジャグジャになって…美羽なんて、現実にいたた絶対精神科にかかってないとおかしいレベル(入院中だし)。 まぁ、精神科で救えるか(改善するか)どうかはわからないけど。 遠子先輩が見事に全体を救ってくれますが、それまではどうしようもなくて痛いです。 銀河鉄道の夜は、悲しい物語として私の記憶に残ってます。 賢治の話は全体的に楽しいというイメージがなく、イマイチ好きになれませんでした(嫌いというほどでもないですが…)。 今読むとまた違う感想を持つのかな。

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2013/02/27

「あなたは、どんな自分になりたいか?」 人は皆、その答えの場所へと目指し歩く巡礼者である、と。 自分にとっての幸いを、自分が生きる意味を探し続ける事こそが、人が生きる意味である、と訴えているこの本。 さて、物語全体としてはターニングポイント。 心葉が美羽や過去に決着をつける、重要...

「あなたは、どんな自分になりたいか?」 人は皆、その答えの場所へと目指し歩く巡礼者である、と。 自分にとっての幸いを、自分が生きる意味を探し続ける事こそが、人が生きる意味である、と訴えているこの本。 さて、物語全体としてはターニングポイント。 心葉が美羽や過去に決着をつける、重要な話。 美羽は好かれるタイプではないし、なかなか好きなキャラにも挙げられないだろうとは感じる。 しかし、その姿はとても痛々しくて、単純に意識から外せるべくもない。 ライトノベルのハズなのに、改めて「なんて異端なシリーズなんだ」と。

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2013/02/17

一巻からの伏線が回収されて今まで主人公を苦しめてきた背景が明らかになる巻。主人公がどうしても美羽の本当の姿を認められないのが痛々しくてもどかしいお話でした。

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2012/11/15

これは傑作だった・・・。 1巻から存在が明かされていた美羽の話。 彼女が何を思い、何を考え、どう生きてきたのか。 許されないこともしてきており、育った環境のせいで片付けられることじゃないけど、それでも彼女は心葉を思い必死に生きてきた。 文学少女シリーズで一番人間臭く、それゆえ非...

これは傑作だった・・・。 1巻から存在が明かされていた美羽の話。 彼女が何を思い、何を考え、どう生きてきたのか。 許されないこともしてきており、育った環境のせいで片付けられることじゃないけど、それでも彼女は心葉を思い必死に生きてきた。 文学少女シリーズで一番人間臭く、それゆえ非常に魅力的な人物です。 この話が読めただけでこのシリーズを読んできてよかった。

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2012/09/20

そして、ようやく心を閉めている存在の少女が登場したわけですが 最初から最後まで、痛すぎる状態でした。 ようやく出会った大切な少女。 大切な故に、全てを肯定してしまう。 そんな感情はあります。 その存在が大事で、全てがたらしいと思ってしまい おかしい、と思っても無視してしまう、不...

そして、ようやく心を閉めている存在の少女が登場したわけですが 最初から最後まで、痛すぎる状態でした。 ようやく出会った大切な少女。 大切な故に、全てを肯定してしまう。 そんな感情はあります。 その存在が大事で、全てがたらしいと思ってしまい おかしい、と思っても無視してしまう、不思議な状態。 女は産まれてからすでに女、とはよく言いますが 確実に『女』です。 周囲からの反応がおかしい事にも気がつかないのは己のミスですが 一番を選んでしまったのですから、当然切り捨てたものが出てきます。 無意識なのかどうなのか、それでも一番を選び続けた代償。 傍からみていれば、確実に色々なサインがあるのですが…。 ある意味、純粋すぎます。 人として、また少し進んだような気もします。 とはいえ、周囲の人間が特殊すぎませんか?w

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2012/09/13

一巻からずっと言われてきた美羽のお話。一言でいうならヤンデレ彼女。というところでしょうか。 コノハの葛藤であったり、文学少女と、出会ってからの気持ちの変化も、注目です しかしそれよりもいい味を出していたのが千愛ちゃん。美羽とはまた違ったヤンデレ(病み少女?)っぷりが個人的にはツ...

一巻からずっと言われてきた美羽のお話。一言でいうならヤンデレ彼女。というところでしょうか。 コノハの葛藤であったり、文学少女と、出会ってからの気持ちの変化も、注目です しかしそれよりもいい味を出していたのが千愛ちゃん。美羽とはまた違ったヤンデレ(病み少女?)っぷりが個人的にはツボでした( ´ ▽ ` )ノ

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2012/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クリスマスからななせと心葉は仲良くなり。 心葉は、ななせにかなり惹かれている様子。 ななせが、再び足を骨折し病院で朝倉美羽と再開した事で歯車が動き出す。 その美羽が、かなり問題。病みすぎ。 かつて物語を作って心葉に聞かせていて、それが想像出来なくなったら、 宮沢賢治の作品を盗作して心葉に自分のものと偽って心葉に聞かせていた。 ここまでは、子供ならまだ許されるレベルだと思うけどね。 毎日毎日、父は愛人を作り。 不満の捌け口として、母に祖母に相互に愚痴を言われていた。 心には大きなストレスを抱え、それを発散する為に万引を繰り返していた。 それによって心が洗われる感覚を覚え、物語を紡ぐ事ができるらしい。 小学生の万引だって……。。。美羽はとっても痛い子。 美羽を取り巻く環境には同情できるかもしれないけど美羽自身には、なかなか 同情できない、感情移入も難しい。 反面ななせに至ってはかなり感情移入できた。 かなりいい子。 そして今回の騒動と黒幕でもある竹田千愛。 千愛は、友達や家族に嘘を吐く事に限界を感じていた。 だから、無感動な自分が無間道なままなのか、親しくて特別な存在でもある 井上心葉を責め立てて、追い詰められれば自分は心葉の事を心配できるのか 悲しめるのかの実験的に美羽の復讐に手を貸す事となる。 流人が前巻の最後のクリスマスパーティーで千愛と告白した事で流人もグル。 ななせは、怪我人だからあまり大きく立ち回らないけどかなりいいポジション。 かわいそうなポジションでもあるけれど。 心葉が美羽とななせとの狭間で迷走している。 ななせは、心葉に嫌われることも厭わないで、美羽と喧嘩する。 芥川も心葉が揺れ動いているのを気遣いながらも心配していた。 美羽が、窓から飛び降りようとして、心葉はななせの事を気にしながらも美羽を選び ななせは絶望し、芥川はそれに怒り、心葉と芥川は教室で殴り合いの大喧嘩をする。 昔から心葉は、美羽の良きところしか見てこなかったから。 心葉は、今もそういう部分しか見ていない。 喧嘩してからの心の変化でそういう部分も見ようとする心葉。 遠子先輩はというといいところで出てきて、心葉を慰めて。 やっぱり最後の最後いいところだけ持って行ってしまうずるいキャラだ。 終始美羽がキツイ、小悪魔なんてレベルじゃなくもう病んでる。 ヤンデレか、結局心葉が嫌いで嫌いで大嫌いだけど心葉が好きみたいな。 結局心葉は、ななせの元に戻るけど、心葉を責めもしないななせ。 心が広いなー。実はメインヒロインはななせな気がする。 心葉は今回、ななせを傷つけすぎているね、泣かせすぎていた。 そして流人の性癖はほんとうにぶっ飛んでいるね、蛍といい千愛といい。 かなり壊れているのに。 いろんな人の心境が錯綜してて感想のまとめづらい作品だなー。 かなり好きなんだけど。

Posted byブクログ