死と身体-コミュニケーションの磁場 の商品レビュー
釈徹宗氏のオススメということで手に取った一冊。 途中難しくなりかけて投げ出しそうになりながらも読み切った。 他の著作と同様いかにも内田先生らしいお話の数々、 やはりライブでうかがってみたい。
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特に「体感」ということばが読者である私の体感として残った。講演の録音から起こした文章をもとにしたということで、いつもより「塩抜き」がきいてるのかな。読んでいて感触がよかった。他の本やblogで何度も書かれている話題が登場するけれども、あとがきにあるように「同じ話」から引き出される...
特に「体感」ということばが読者である私の体感として残った。講演の録音から起こした文章をもとにしたということで、いつもより「塩抜き」がきいてるのかな。読んでいて感触がよかった。他の本やblogで何度も書かれている話題が登場するけれども、あとがきにあるように「同じ話」から引き出される知見が少しずつ変化しているので、今回も楽しめました。最初図書館で借りて読んでいたけれど、2004年初版ということでその後の本に分かれていくエッセンスがつまっている感じが読み進めるにしたがってしてきた。なので欲しくなって買ってしまいました。すでに読んだ「武道的思考」「私の身体は頭がいい」などの武道論を近いうちにまた開きたくなった。
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最初は難解! 後半は愉快! 樹先生の お化け感! よくわかりました。 その後、「ステキな金縛り」見に行ったんで、こりゃまた愉快!でしたね。 あらためて、レヴィナス 読みます!
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・「理解できた」と思いこむ人間よりも「誤解したのではないか」という不安に駆られる人間のほうが、コミュニケーションにおいて本質的な経験をするだろう。(ラカン) ・夢は外界から到来して睡眠を妨げる刺激に対して、その刺激を鎮めて、睡眠を持続させるような「物語」をつくる機能がある。 ...
・「理解できた」と思いこむ人間よりも「誤解したのではないか」という不安に駆られる人間のほうが、コミュニケーションにおいて本質的な経験をするだろう。(ラカン) ・夢は外界から到来して睡眠を妨げる刺激に対して、その刺激を鎮めて、睡眠を持続させるような「物語」をつくる機能がある。 ・生命は危機的な局面に際会したとき、2つの選択肢のどちらかをとります。感覚を遮断するか、感覚を敏感にするか。
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人は死者とも語り合うことができる。というより、他者とコミュニケーションをとるということは、死者とコミュニケーションをとることができるからだ。みたいな。逆に逆に考える。
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内田樹の本ばっかり読んでる。 最近は本自体あまり読む余力がないけど。 ここから他の本へとつなげたら良いのに、気力体力が伴わない…
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優れたコミュニケーション論。最初からこれを読んでいればよかったけれど、「先生はえらい」を読んでから読んだものだから、自分としては論理のショックは薄かったなあ。でも、これはちゃんとしている良書だ。
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いまや超人気学者になってしまった内田樹先生の初期の著作。ライフワークであるところの「身体性」の哲学問題を大変興味深く展開しています。
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言葉が身体に遅れるという経験。 厚み・速さは行為の肌理に由来する。 時間を盗む、未来に身体を放り込む。 結論を出さない知的耐久力。
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「死んだ者」と「葬られた者」と間に「死にゆく者」という空間存在があるということ、その「死にゆく者」と「残された者」とのコミュニケーションの在り方を考えた哲学書。
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