不動産は値下がりする！ の商品レビュー

江副浩正【著】

2014/02/19

近い将来の不動産業界を予測するとともに、不動産業でホットな話題を分かりやすく説明もしてあって勉強になる本。
要約するとマンション・オフィスビルは供給過剰に陥り、金利の上昇が土地の購入やREITの運用に打撃を与え、不動産は値下がりするという予測。
新興の不動産会社が元気がいい昨今だが、これからは生き残り競争が激化し、淘汰される会社も多く出てくるものと思われる。

2009/10/07

タイトルとは逆に「収益力のある不動産はまだまだ上がる」という主張。江副氏がリクルートを起業してすぐのころに、現在の森ビル社長の森稔氏(長男のほう)とオークラ最上階のバーで飲んだときの会話の話が面白い。

2009/10/04

不動産業界の人には当たり前のことかもしれないけれども、そうではない人には勉強になる内容。
最近、高層ビルが数多くできている現実と背景を簡単に学ぶことができる。
株価も家賃も給料も上がらず日常生活を送る上では、日本がバブルになっていると感じることはないけれども、低金利下で異様に膨らんだ不動産投資の問題点に触れている。それと、日本の長期金利の上昇のシナリオ分析にもそこらのエコノミストには無いリアリティを感じる。やはり、８０年代後半〜９０年代のバブルをリアルに体験している人は違うと思いました。

2009/10/04

リクルートで有名な著者が書いている。不動産は安定しないから買わないようにという警告本でなく、いかに開発すべきなのか、経済の動きはどうなっているのかと書かれている。よくある論の展開とはだいぶ違う切り口なので、一読するのも悪くない。