富士山大噴火 の商品レビュー
夫が図書館で借りたので私も読んでみました。 日本は地震大国でもあるけれど、温泉も多くて火山も多い。イコール富士山だって噴火の可能性がある、という事実を小説化したものが本書です。 (読み終わったのは白根山噴火前だったので、タイムリー過ぎて驚愕。ニュースにかじりついてしまった) ...
夫が図書館で借りたので私も読んでみました。 日本は地震大国でもあるけれど、温泉も多くて火山も多い。イコール富士山だって噴火の可能性がある、という事実を小説化したものが本書です。 (読み終わったのは白根山噴火前だったので、タイムリー過ぎて驚愕。ニュースにかじりついてしまった) 富士山噴火によってもたらされる溶岩流、噴石、それに伴う津波・・・ 3.11を経験したせいか(この本は2007年発売)災害がリアルでドキドキしたし、噴火のメカニズムを聞いていると明日にでも噴火するのではないかと思えてきて怖くなりました。 ただ、リアル感がある上スピード感もあり読みやすい文章ではあるのですが、細かい描写に無理があり、夫と編集(校閲)者の悪口を言って盛り上がってしまった。 人の2倍の大きさのツキノワグマはいないよねー、とか、ドーベルマンがちょっと人に飛びかかったくらいで予兆だと思わないよねー、とか。 事実確認してよ(笑)
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タイトルに魅かれて図書館で借りた。 東日本大震災を経験し、かなり薄々ながら富士山の噴火もあり得る、と考える当方にとってはかなり興味深い内容だった。話の展開もスピード感があって読みやすい。 ただし、細かい部分の描写がかなり雑。 ・昼間の公園でドーベルマンをノーリードにする人はいま...
タイトルに魅かれて図書館で借りた。 東日本大震災を経験し、かなり薄々ながら富士山の噴火もあり得る、と考える当方にとってはかなり興味深い内容だった。話の展開もスピード感があって読みやすい。 ただし、細かい部分の描写がかなり雑。 ・昼間の公園でドーベルマンをノーリードにする人はいません。そしてその犬が人に飛びかかったことを天変地異と結びつける人もいません。 ・普段まったく好意を抱いていない上司が家族を心配してもやきもちは焼きません。 ・人の2倍の大きさのツキノワグマはおりません。 こんなツッコミどころが満載。担当編集者は真面目に仕事をしたのだろうか? テーマと全体の構成はよかっただけに残念。この辺を丁寧に描けていれば余裕で星4つ。
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災害サスペンスってのは、その通りだけども江戸以来噴火していない信仰の対象にもなった霊峰富士の噴火を題材にした一冊。 東日本大地震を経験した後に読むと、予想だにしないまさかの事態というのは、正に事実は小説よりも奇なり。 えてして、人間の慣れとは悍ましいものですね。 喉元過ぎれば...
災害サスペンスってのは、その通りだけども江戸以来噴火していない信仰の対象にもなった霊峰富士の噴火を題材にした一冊。 東日本大地震を経験した後に読むと、予想だにしないまさかの事態というのは、正に事実は小説よりも奇なり。 えてして、人間の慣れとは悍ましいものですね。 喉元過ぎれば熱さは何とやら。 自然の力は、人の想像力を超越してゆくね。
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ぬるい。 一市民による余地と言うのは良いけど、その後の災害対策については、全く現実感がなく、ただ「避難を徹底」とかの言葉を羅列させているだけで、中身が伴っていない。
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読みやすい、すいすい読めました。 それにしても噴火は怖い。 身近にある富士山が噴火するとこんな大惨事になるのか。 昨今の地震の状況とリンクする部分もあったので、現実的になりそうでかなり怖かった。
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山体の膨張、低周波地震の増加、二酸化硫黄濃度の上昇、動物の異常行動、地下マグマの活性化…。富士山の直近の噴火は宝永四(一七〇七)年。それから三百年近くが経ち、富士山は今、三百年分のエネルギーを蓄えている。
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要するにパニック物語。タイトルの通り富士山が噴火する。日本沈没と思えばいいのかな。 あまり好きではないカメラマンとライターのコンビが登場。それなりに物語は面白いのだが、こうした自然災害物語は、そうかもねと思わなければなかなか乗り切れない。富士山噴火は日本が沈没するよりもありえ...
要するにパニック物語。タイトルの通り富士山が噴火する。日本沈没と思えばいいのかな。 あまり好きではないカメラマンとライターのコンビが登場。それなりに物語は面白いのだが、こうした自然災害物語は、そうかもねと思わなければなかなか乗り切れない。富士山噴火は日本が沈没するよりもありえそうな設定なんだけれど、なぜか乗り切れなかった。なんでやろ? 鯨作品にはこんなのもあるという面白さはあるものの、自然災害ものとして読むならば感想はイマイチに一言に尽きるなぁ。
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いちおうSFに分類してみたけど、今読むと妙にリアルで、あるときSFじゃなくふつうの社会小説になったらどうしようという感じ。 例によって噴火や地震にまつわる蘊蓄も全開。少し笑える要素もほしいところだけど、題材が題材だからむずかしいか。 政府がしっかりしていて、首相が行動力あって、そ...
いちおうSFに分類してみたけど、今読むと妙にリアルで、あるときSFじゃなくふつうの社会小説になったらどうしようという感じ。 例によって噴火や地震にまつわる蘊蓄も全開。少し笑える要素もほしいところだけど、題材が題材だからむずかしいか。 政府がしっかりしていて、首相が行動力あって、それが一番リアリティの薄いところかもしれない(^_^;;
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動物の異常行動から、富士山大噴火。 色々とうんちくが出てくるのが楽しい。 ただ、登場する脇役にもっとスポットをあててもいいかも。 凄い読みやすいです。
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富士山がとうとう噴火するという、そのものズバリのお話。300年間眠ったままで、その間に蓄積されたエネルギーは、地球規模の被害を引き起こすほどの相当なもののようです。 スラスラ読めたんですが、何かこう、薄っぺらいというか、リアリティーに欠けましたね。この作家の書いたものだけに、そ...
富士山がとうとう噴火するという、そのものズバリのお話。300年間眠ったままで、その間に蓄積されたエネルギーは、地球規模の被害を引き起こすほどの相当なもののようです。 スラスラ読めたんですが、何かこう、薄っぺらいというか、リアリティーに欠けましたね。この作家の書いたものだけに、そういう重厚感でなく、あっと驚くどんでん返しを期待したのですが、ごく普通のパニック小説でした。 (2007/11/17)
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