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映画篇 の商品レビュー

4.4

226件のお客様レビュー

  1. 5つ

    123

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2011/09/06

だんだんハッピーエンドになってきていい気持ちで終わる。ありえないと思いつつ、フッと笑ってなごむ感じがいい。

Posted byブクログ

2011/09/04

最後の章まで読まなかったら、☆4つだけど 全部読んだら・・☆5つ!!たのしかったーー それぞれの短編集がカラーが違って、どんどんページを読み進められた。恋の話でほっこりしたり、この先どうなるのかな・・・と不安になったり・・・ とにかく最後の章で・・・笑った~ スクスクアホな子...

最後の章まで読まなかったら、☆4つだけど 全部読んだら・・☆5つ!!たのしかったーー それぞれの短編集がカラーが違って、どんどんページを読み進められた。恋の話でほっこりしたり、この先どうなるのかな・・・と不安になったり・・・ とにかく最後の章で・・・笑った~ スクスクアホな子に成長するケン坊に、注目です☆

Posted byブクログ

2011/09/02

金城さんはイイ! 好き嫌いあると思うけど、俺は好き! これは短編集だったけど、連作短編集ってやつみたい。 最後の話が感動もあって良かった。お婆ちゃんの為に皆で頑張る話。 この人の本を読むと読み終わりが気持ちいいというか、スッキリする。 あんまり沢山出してないみたいだけど・・・新...

金城さんはイイ! 好き嫌いあると思うけど、俺は好き! これは短編集だったけど、連作短編集ってやつみたい。 最後の話が感動もあって良かった。お婆ちゃんの為に皆で頑張る話。 この人の本を読むと読み終わりが気持ちいいというか、スッキリする。 あんまり沢山出してないみたいだけど・・・新しいの出たら買って読みたいと思った。 SPも観てみようかな?

Posted byブクログ

2011/09/02

映画好きが高じて店を開いたという変り種の店主がいるレンタルビデオ店と、夏休み最後の日に区民会館で開催された「ローマの休日」の上映会の二つを共通項に綴られた連作短篇集。 それぞれに映画のタイトルが付されたどの作品も趣きが異なって読み応えがあるが、とくに一話目の「太陽がいっぱい」と...

映画好きが高じて店を開いたという変り種の店主がいるレンタルビデオ店と、夏休み最後の日に区民会館で開催された「ローマの休日」の上映会の二つを共通項に綴られた連作短篇集。 それぞれに映画のタイトルが付されたどの作品も趣きが異なって読み応えがあるが、とくに一話目の「太陽がいっぱい」と五話目の「愛の泉」がいい。 「太陽がいっぱい」は、たくさんの映画のタイトルとともに語られる小学校時代からの友人との物語であるが、せつなくて泣けてくるような話である。 人との関わり合いのなかでは、言うべきではなかったことを口にして後悔することも多いが、逆に言うべきことを言わなかった、伝えたい思いを伝えられなかった胸のうずきというのは、いつまでも尾を引くものなのだろうなと思う。ことにもう二度と会うことが叶わぬ相手に対しては。 「愛の泉」は軽妙でユーモラスな語り口が楽しくて、しかもホロリとさせられる一篇。 クライマックスの上映会シーンでは、見覚えのあるあの顔やこの顔が拝めて嬉しくなる。とりわけ、“クソみたいな人生”につかりきっていたあの人が、この心踊る映画を一人ででも観に来ていたということがわかって、泣けた。

Posted byブクログ

2011/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011.08.映画を見ることが好きな朝鮮学校の同級生2人の話.薬剤の不正にかかわり自殺した夫を持つ女性と映画監督を目指すレンタルビデオ店員の話.父親の3千万を強奪し家出をしようとする高校生男女の話.薬剤事件で夫を殺させた女性がやくざに復讐する話.元気のないおばあちゃんを元気付けようと「ローマの休日」を上演する話.の5つの短編集.この「ローマの休日」上演会を観るとう接点はあるのだが、それ以上の接点はまるでない.話もすべて中途半端.

Posted byブクログ

2011/08/02

映画をテーマにした連続短編集。 最後には「ローマの休日」につながるわけだが、オチがよかった。ウケた。 それまでは、涙を誘っていたのに(笑)

Posted byブクログ

2011/07/20

5篇の物語。 最初のお話を読んでいる時は、映画をキーにした短編集なんだなと思っていましたが… ちゃんと5篇の意味があって、最後のお話には大大円が待っていて、すんなり幸せな気持ちになれました。 モチーフになった映画、観たくなります。

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2011/06/24

「映画篇」(金城一紀)読み終わりました。巧い! 最後の「愛の泉」は笑いながら泣きました。これは結構お薦めしちゃってもいいんじゃないか。心が熱くなります。映画好きなら尚更です。絶対に「ローマの休日」見たくなっちゃうよ。

Posted byブクログ

2011/06/21

再読。 買ってすぐに読んだときは、正直言って全然内容が把握できてなかった。 「映画篇?映画の話なのか?それとも…?」と思ってしまったのは、第1話がなんとなく自伝風だったからかもしれない。 しかも、小説の中の現実とフィクションの区別がまったくできなくて、「あれ?どうしてこんなお気...

再読。 買ってすぐに読んだときは、正直言って全然内容が把握できてなかった。 「映画篇?映画の話なのか?それとも…?」と思ってしまったのは、第1話がなんとなく自伝風だったからかもしれない。 しかも、小説の中の現実とフィクションの区別がまったくできなくて、「あれ?どうしてこんなお気楽な結末なんだ?」と思ってしまったのだ。 その印象が強烈で残りの話が印象に残らなかった。 そのまま何年か過ぎてしまったのであった。 それを読み返したのは別に理由があったわけではなかったのだが、今読みなおしてよかったと思う。 肝心なときにSOSを聞き逃す作家が、小説の力で友達を救う。何度でも救う。その切なさが、眩しくてでもあまりに無力で哀しかった。 第2話以降は、映像がくっきり浮かぶような物語で、いかにも金城一紀さんらしい作風だなあと思った。 「物語」をしっかり味わえる小説だと思った。

Posted byブクログ

2011/06/04

映画が好きで好きでたまらない著者、金城一紀の描いた映画に関わる五つの短編。 僕のいままで呼んだ小説の中でもベスト3に入る作品、そして、世界で一番人に進めたい小説。面白さだけで言うなら随一。 家族と映画をテーマとした笑えて泣ける王道の物語。 映画をたくさん見てきた著者だから書...

映画が好きで好きでたまらない著者、金城一紀の描いた映画に関わる五つの短編。 僕のいままで呼んだ小説の中でもベスト3に入る作品、そして、世界で一番人に進めたい小説。面白さだけで言うなら随一。 家族と映画をテーマとした笑えて泣ける王道の物語。 映画をたくさん見てきた著者だから書ける究極の王道。王道は得てして新しさを感じ無いため物足りなさがありますが、この作品に関してはそれは一切無い。新しさなんて関係ない王道は絶対に面白いのです。 特に、登場人物が素晴らしい。映画篇の登場人物達はみな、主人公である理想の姿です。現実感なんてものを意識せず、そうあってほしい主人公像の集成。

Posted byブクログ