私的生活 の商品レビュー
「言い寄る」をさらに上回る面白さを感じた。 夫婦の心境の変化が細かく描写されており、昭和に書かれた作品なのに現代にも活き活きと通ずるものがある。
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相手が生活していて大切にしている感覚なんかをこちらも同じように尊重する。ことばにすると簡単なようだけど、難しい。感覚は言語化しにくいような繊細なものもあるし、自分の感覚を大切にすることがすなわち相手の感覚を侵略することにもなりかねないから。本当に、人と人が一緒に生きていくことって...
相手が生活していて大切にしている感覚なんかをこちらも同じように尊重する。ことばにすると簡単なようだけど、難しい。感覚は言語化しにくいような繊細なものもあるし、自分の感覚を大切にすることがすなわち相手の感覚を侵略することにもなりかねないから。本当に、人と人が一緒に生きていくことって表裏一体、一寸先は闇だなぁ。
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乃里子パート2。 「言い寄る」では、五郎に片想いしつつも自由に恋愛を謳歌してたのに、籠の中の鳥となった乃里子。 愛があったらお金は要らないも嘘だけど、お金があれば幸せってのも嘘。愛されるのは満足ではあるけど、自分から愛してなければ幸福ではない。 前巻で、暴力を振るわれたのに、...
乃里子パート2。 「言い寄る」では、五郎に片想いしつつも自由に恋愛を謳歌してたのに、籠の中の鳥となった乃里子。 愛があったらお金は要らないも嘘だけど、お金があれば幸せってのも嘘。愛されるのは満足ではあるけど、自分から愛してなければ幸福ではない。 前巻で、暴力を振るわれたのに、剛を選んだところがバカだなーと思うけど。 まだ33歳でしょ。「苺をつぶしながら」で、どう羽ばたいていくか楽しみ!
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久々に読んだ田辺聖子さん。 美人でおしゃれで男に愛されて仕事も順調で お金もあって、といううらやましい主人公が なつかしかった(田辺さんの作品にはそういう女の人が多い)。 若い頃に読んだ時はそういうのが物語とはいえ アホらしくなったり、自分と比べてしまって ついひねた気持ちになっていたけど 大人になって読むと、その自信、自己肯定感が気持ちいい。 DVとか男尊女卑とか、 昔の作品だとは思えないくらい 今でも通じるものがあるのではないかと思った。 わたしも男に頼らず、自分の力で たくましく幸せに生きよう。
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前作「言い寄る」を知らずに読みましたが、面白かった!田辺聖子さんの本、今まであまり読んできませんでしたが、これからどんどん読んでみたくなった。 御曹司に愛され結婚した乃里子。夫は強引でヤキモチ焼き屋でわがままなところがあるが、とにかく乃里子にベタ惚れ。高級マンションでリッチな暮...
前作「言い寄る」を知らずに読みましたが、面白かった!田辺聖子さんの本、今まであまり読んできませんでしたが、これからどんどん読んでみたくなった。 御曹司に愛され結婚した乃里子。夫は強引でヤキモチ焼き屋でわがままなところがあるが、とにかく乃里子にベタ惚れ。高級マンションでリッチな暮らしをしながらも、根っこの部分が変わらない乃里子は同性から見てもすごく魅力的です。窮屈とも言える生活の中でもとにかく自由で勝手で自分の意のままに生きている。彼女が好きになる男たちもまた魅力的なんだというのが分かる。 格好のいい女性だわ。「言い寄る」も読んでみたい。
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やってくれるかなぁと期待していたベースケはとくになくまだかなぁまだかなぁと読み進めていただけにちょっと残念であります! 籠の鳥になってしまい、徐々にさめて白けていく。今までわろてたことがまったくわらわれへん、わかります。
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自分だって望んでたわけじゃないのに、変わったりする。 うまくやりたかったのに、その為なら努力できたのに。 どっかで気づいてほしくて、褒めてほしくて、ありがとうと感謝してもらいたくて。 なんで自分ばっかりって幼稚なことを思うけど、多分それって消せない。 思いやりとかバランスて言っ...
自分だって望んでたわけじゃないのに、変わったりする。 うまくやりたかったのに、その為なら努力できたのに。 どっかで気づいてほしくて、褒めてほしくて、ありがとうと感謝してもらいたくて。 なんで自分ばっかりって幼稚なことを思うけど、多分それって消せない。 思いやりとかバランスて言ったらつまらないけど、そう言うこと。 双方思い通りなんていかないんだ。 一瞬先がわからないのは恋人で、家族にならなくちゃ、夫婦で家族で、それは安心で。
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「言い寄る」の続編。 人もうらやむ大財閥の御曹司と結婚して3年。あんなに自由だった乃里子の生活は一変して不自由なものに。自分をとても愛してくれている夫、自分も夫を愛している…なのにお芝居が必要なのはなぜ? ドキドキした。小説を読んでいて「あれ、これ私のことじゃん!」なんて思うこと...
「言い寄る」の続編。 人もうらやむ大財閥の御曹司と結婚して3年。あんなに自由だった乃里子の生活は一変して不自由なものに。自分をとても愛してくれている夫、自分も夫を愛している…なのにお芝居が必要なのはなぜ? ドキドキした。小説を読んでいて「あれ、これ私のことじゃん!」なんて思うことは滅多にないのだが、この本はズバリそうだった。ドキドキ、はドキドキワクワクでもなく、ときめきのドキドキでもなく、冷や汗が出てくるようなドキドキ。乃里子と私なんてキャラクターとしては全然かぶるところがないのにこのリアルさはなんなのだろう。
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内容説明 あの「三部作」新装連続刊行・第二弾! 恋愛も人生も、大事なことはすべて「お聖さん」に教わった・・・。まさに「いまの作品」として読んで欲ほしい。著者代表作『三部作』、美しい装丁で新刊行! 内容(「BOOK」データベースより) 結婚→離婚。乃里子33歳。わたしの私的生活は、彼に侵されてしまった。「愛してる」よりも「もう愛してない」と告げることの、難しさ。田辺聖子「最高傑作」三部作復刊第2弾。
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「言い寄る」の続編。 なんだろうこの「わかる」感は。 腑に落ちるんだけど、だからそれから逃れることはできないのだよね。
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