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大鴉の啼く冬 の商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

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    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/11/10

シェトランド四重奏シリーズ第1作。 イギリスの北にあるシェトランド諸島を舞台にしたミステリ。「誰かに知られずにはおならもできない」と登場人物が語るように、住民同士が密接につながっている閉鎖的な土地柄で、しかも季節は冬。荒涼とした風景描写を巧みに織り交ぜながら、読み手を独特な島の...

シェトランド四重奏シリーズ第1作。 イギリスの北にあるシェトランド諸島を舞台にしたミステリ。「誰かに知られずにはおならもできない」と登場人物が語るように、住民同士が密接につながっている閉鎖的な土地柄で、しかも季節は冬。荒涼とした風景描写を巧みに織り交ぜながら、読み手を独特な島の雰囲気のただなかにいざなう筆力を感じる。

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2013/09/05

なぜだか分からないけど、12章(104頁)で、突っ掛かって、なかなか読み進めなくなり、結局2晩くらいかかった。 その後は、一気に読めたのに。非常に不思議。

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2013/04/07

白黒イメージのミステリ。シェトランドの閉ざされた社会と、外来者の相克を基調として、人間関係のやりきれなさが重いミステリ。おもしろいが、二度は読まないと思う。

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2013/04/10

シェトランド四重奏の第一弾。シンプルな文体で、翻訳ものにしては読みやすい。閉鎖的な島で起こる殺人事件。登場人物が子ども含め、個性的で魅力的。シェトランド島の雰囲気もすごく伝わってきて、好みでした。

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2012/08/19

舞台のシェトランドは実在の場所。イングランド本島とノルウェーの中間あたりにある島でヴァイキングの子孫が種として過ごしている場所。知的障害者の老人のもとを夜に二人の女子高生が訪れる所から始まる。そしてその四日後の朝に片方が草原で死んでいるのが発見される…… 知的障害者の老人、殺され...

舞台のシェトランドは実在の場所。イングランド本島とノルウェーの中間あたりにある島でヴァイキングの子孫が種として過ごしている場所。知的障害者の老人のもとを夜に二人の女子高生が訪れる所から始まる。そしてその四日後の朝に片方が草原で死んでいるのが発見される…… 知的障害者の老人、殺された女子高生の友人、死体の第一発見者でロンドンから来た余所者のシングルマザー、スペインの血を引く僻地フェア島出身の警部、四人の視点を切り替えつつ三人称で語られる。 クローズドサークルもので登場人物も多く、派手さもあまりなく古典的推理小説の雰囲気がある。人物描写がしっかり書かれており、読み応えのある一作だった。

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2012/08/09

シェットランド島四部作の1作目。ある種の密室である島の濃密な人間関係と、過去の未解決事件の真相と、未解決事件の容疑者の近くで起こった新たな殺人の謎解きが読みどころ。人物描写が丁寧でとても読み応えがありました。この人たちの関係がシリーズが進むにつれどういう風になっていくのか、とても...

シェットランド島四部作の1作目。ある種の密室である島の濃密な人間関係と、過去の未解決事件の真相と、未解決事件の容疑者の近くで起こった新たな殺人の謎解きが読みどころ。人物描写が丁寧でとても読み応えがありました。この人たちの関係がシリーズが進むにつれどういう風になっていくのか、とても楽しみです。

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2012/02/10

CWA最優秀長篇賞受賞作とのこと。 おもしろかったですが、私には動機がね~ シリーズ作のようなので、期待!です。

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2011/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みやすかったです。最初怪しいと思われた人物が、なんとなく違うかなというのは感じていましたが、最後にそうきたか、という印象です。

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2011/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の最後まで、誰が犯人なんだろうとわからずにいた。 まったくマークしていないひとが犯人だった(ヒントやね)。 外国のだけど、とても読みやすくてすらすら読めた。 いろんなひとに感情移入できて、読書時間を楽しむことができた。 ミステリー秀作。

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2021/02/20

スコットランドの北に浮かぶシェトランド島が舞台。 完全な孤島というわけではないが離島。 本土とはやや違う風習。寒い灰色の風景。 そして、本土から来たヨソモノ。明らかにあやしい老人。 そんな感じが、所謂「クローズドサークル」の雰囲気を盛り上げて面白い。 以上、”イカニモ”な感じ...

スコットランドの北に浮かぶシェトランド島が舞台。 完全な孤島というわけではないが離島。 本土とはやや違う風習。寒い灰色の風景。 そして、本土から来たヨソモノ。明らかにあやしい老人。 そんな感じが、所謂「クローズドサークル」の雰囲気を盛り上げて面白い。 以上、”イカニモ”な感じの設定なのに、読みすすむのはその筆致にあるとおもう。 それに、クローズドサークルの犯人が誰でしょう?が主題はではない。  #もっとも、私としては意外な犯人でしたが。 このシェトランドという「クローズドサークル」な社会と人々を描いたおはなし、と言って良いのではないだろうか。 そのへんに、イカニモな設定にもかかわらず、グイグイと引き込まれる要素だあったのではないかと思うのである。

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