私の個人主義 の商品レビュー
夏目漱石の講演をまとめた一冊。ブックオカの書店員オススメの一冊で紹介されていて手に取りました。ただただ夏目漱石の先見の明に感服。今読んでもまったく色褪せることなく、現代人の私たちの思想に鋭く切り込んできます。特に一番最初に収録されている「道楽と職業」、最後の学習院での講演「私の個...
夏目漱石の講演をまとめた一冊。ブックオカの書店員オススメの一冊で紹介されていて手に取りました。ただただ夏目漱石の先見の明に感服。今読んでもまったく色褪せることなく、現代人の私たちの思想に鋭く切り込んできます。特に一番最初に収録されている「道楽と職業」、最後の学習院での講演「私の個人主義」は秀逸。広い意味での若い人に是非読んでいただきたい一冊です。
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大正3年(1914)、学習院での講演の記録。 時に漱石47歳、世を去る2年前のことである。 講演内容は大きく前後半に分かれる。 前半は、教職の場を転々とし、英国に留学して初めて文芸に対する自己の立脚点を得るという話。 すなわち、それまでの他人本位から、自己本位という考え方に到達...
大正3年(1914)、学習院での講演の記録。 時に漱石47歳、世を去る2年前のことである。 講演内容は大きく前後半に分かれる。 前半は、教職の場を転々とし、英国に留学して初めて文芸に対する自己の立脚点を得るという話。 すなわち、それまでの他人本位から、自己本位という考え方に到達するまでの話である。 この自己本位が個人主義とつながっていく。 後半は、漱石のいう個人主義とはどのようなことかを説明し、聴衆の学習院の生徒たちが将来手にするであろう権力と金力は、それを行使する際に責任と義務を伴うとする。 個人という観念が、まだ未成熟であった近代において、漱石の個人主義についての考え方は大変すぐれたものであり、今読み返しても、決して色あせてはいない。
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文豪 夏目漱石の同名の講演を活字にしたものです。 小説だけでなく、講演も当代随一と言われた漱石。ユーモアも交えながらも、時代にするどくメスを入れる視点が斬新です。しかも現代社会に通ずるものもあり、明治時代の文豪の先見の明に関心せざるを得ません。
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漱石が学習院で学生に語りかけた講演録。日露戦争(1904−05年)直後に既に太平洋戦争勃発を予見し、日本が戦争に走らぬよう懸命に語る。
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懐かしさについ買ってしまった。これ高校の教科書に載ってたわー。 しゃべり口が文体まんま。これ実際に聞いてたら鬱陶しかろうなあ。んなことねーのかなあ。
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