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シュリーマン旅行記 清国・日本 の商品レビュー

4.3

54件のお客様レビュー

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    22

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2011/10/02

日本人が清潔であることの証に公衆浴場を取り上げているが、さすがに混浴と公衆の面前で裸でいることに羞恥心を感じないことに驚いている。

Posted byブクログ

2011/08/08

トロイの遺跡の発見で有名なシュリーマンの旅行記。 世界一周をした彼が見た中国と日本について。 非常に鋭い観察眼で中国と日本を記述する 町並みや衛生状態、文化、地理、時事など ことこまかに記載するのであたかもその場にいるような気さえする。 また 日本では遊女に対する考え方を卑し...

トロイの遺跡の発見で有名なシュリーマンの旅行記。 世界一周をした彼が見た中国と日本について。 非常に鋭い観察眼で中国と日本を記述する 町並みや衛生状態、文化、地理、時事など ことこまかに記載するのであたかもその場にいるような気さえする。 また 日本では遊女に対する考え方を卑しく恥ずかしく考えたりはせず 神社においらんの絵をかざったりして神格化してる様子もある、 という記述には驚いた。 自分の娘を娼婦に送るのも法律で認められており それは周囲に辱めや不名誉をうけるものでなく、 他の職業となんら見劣りするのことのない生活手段と見られていたそう。。 今とは大違い。 なんだか現代は当時の欧州などと同じような価値感になってきたのかな、なんて思わされます。

Posted byブクログ

2011/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トロイの遺跡を発見したので有名な、ドイツ人考古学者が幕末に来日。 攘夷派による外国人の襲撃が多かったので、5人もの侍の護衛がついて江戸入りした。 彼は万里の長城を見るために中国へ行ったあとだったので、あまりの違いに驚く。シュリーマンの見た中国は臭くて汚かったようだが、その後で来た幕末の江戸は彼の目には清潔で美しく感じたらしい。 それにしても19世紀までの日本人はお風呂は混浴、すっぽんぽんで公衆の面前で着物を着てもも恥ずかしくなかったようだ。西洋人が来て「裸は恥ずかしい」と教えるまではアダムとエバのようだったのだ。 情報も無く予備知識なしで来日したシュリーマンから見た江戸時代の日本、細かいところまで書いてあって面白い。

Posted byブクログ

2012/06/17

ニコ動の某動画市場より。幕末に来日したシュリーマンの旅行記から日本と清を抜粋したもの。 当時の欧米人の白人至上主義やキリスト教観念を基にしない視点で書かれていて、とても興味深い。

Posted byブクログ

2011/01/08

トロイ遺跡の発掘で有名なシュリーマンであるが、それに先立ち世界中を旅行し、詳細な記録を残していることはあまり知られていない。本書は、シュリーマンが中国と日本に滞在した約1ヶ月の旅行記である。幕末期における清国と日本の様子を、一般人の視点で客観的に記述した文章は、現代人が思い浮かべ...

トロイ遺跡の発掘で有名なシュリーマンであるが、それに先立ち世界中を旅行し、詳細な記録を残していることはあまり知られていない。本書は、シュリーマンが中国と日本に滞在した約1ヶ月の旅行記である。幕末期における清国と日本の様子を、一般人の視点で客観的に記述した文章は、現代人が思い浮かべるステレオタイプな幕末像とは異なる趣きに満ちていて非常に興味深い。と同時に、近代以前の文書で、まとまった分量と信頼性があり、かつ政治的なバイアスが一切かかっていないようなものがいかに少ないかに気付かされるのである。その意味でも、この旅行記は希少価値が高いと思う。

Posted byブクログ

2013/07/18

トロイア遺跡の発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマン。 その発掘に先立つ6年前、彼は世界旅行の途中、中国につづいて幕末の日本を訪れていた。 彼がこれまで訪れた方々の国で出会った旅行者たちがみな、感激した面持ちで語る日本という国。 いつか訪れたいという思いに身を焦がし、とうとうそ...

トロイア遺跡の発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマン。 その発掘に先立つ6年前、彼は世界旅行の途中、中国につづいて幕末の日本を訪れていた。 彼がこれまで訪れた方々の国で出会った旅行者たちがみな、感激した面持ちで語る日本という国。 いつか訪れたいという思いに身を焦がし、とうとうそれが叶っての日本来訪だった。 3ヵ月という短期間の滞在にもかかわらず、江戸を中心とした当時の日本の様子を清新かつ客観的に観察。 将軍家持が上洛してゆく行列を見送り、八王子の養蚕農家を観察し、江戸市中の、壮麗な大名屋敷の甍の波と庭園を見下ろした。 明治維新のわずか3年前。外国人は江戸に入ることを制限された時代。日本を訪れた外国人が、ほとんど見ることのなかった転換期の日本の姿を生き生きと活写したシュリーマンの見聞記。

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2010/09/18

幕末の日本の様子がありありとよみがえる。今では変わってしまったことと変わらないことがある。ただ、当時も人々が生きていて、日々の生活を送り、死んでいったことは確かである。

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2010/05/18

シュリーマンが日本に来ていたなんて知らなかった! 中国に対する評価と日本に対する評価を比べてみると面白い。 中国は、あれだけ過去に素晴らしい文化を築きながら、何故今は…という感じ。清の時代だものね。 思いのほか日本が高評価。 しかし驚くべきは、この翻訳が当初は女性の手による私家...

シュリーマンが日本に来ていたなんて知らなかった! 中国に対する評価と日本に対する評価を比べてみると面白い。 中国は、あれだけ過去に素晴らしい文化を築きながら、何故今は…という感じ。清の時代だものね。 思いのほか日本が高評価。 しかし驚くべきは、この翻訳が当初は女性の手による私家版だったということだ。

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2010/05/13

トロイ遺跡の発掘で有名なシュリーマンの中国、日本の旅行記。 外国人の目を通して江戸時代の庶民の生活から大名の暮らしぶりなどリアルに語られる。 江戸時代の日本と現代の日本、同じところもあればまったく違うところもあってその違いを感じながら一気に読了。

Posted byブクログ

2010/05/02

江戸時代の日本と、今の日本は当たり前だけど全然違う。違うところが大変面白い。 日本人だけど、シュリーマンと同じ驚きで幕末の日本の様子を読んでいました。

Posted byブクログ