支那通史 中冊 の商品レビュー
「十八史略」のような漢文で細かい史実を書き込んであるものなら、那珂通世の 「支那通史」(岩波文庫)がお勧めです。 上中下3冊で、上古から宋末までの流れが把握できる。政治史が中心ですが、制度や文化なども各時代にまとめて概説があり、各巻末にある官制一覧表は便利です。固有名詞の索引(縦...
「十八史略」のような漢文で細かい史実を書き込んであるものなら、那珂通世の 「支那通史」(岩波文庫)がお勧めです。 上中下3冊で、上古から宋末までの流れが把握できる。政治史が中心ですが、制度や文化なども各時代にまとめて概説があり、各巻末にある官制一覧表は便利です。固有名詞の索引(縦書き)も付いてます。 --- 中学へ上がるときに父に、「中学では中国の歴史を教わりたい」と言ったら、 父は「昔は十八史略というのを読まされたもんだ」と言うので、読んでみたいと言うと、叔父の家にあるだろうということで、叔父に言ったら、 「十八史略みたいな俗書は歴史を学ぶに有益な本ではない、これをやるから通読しなさい」 と言って贈られたのが、岩波文庫「支那通史」でした。 中学の3年間に、何回も反復通読したのが支那史の基礎知識となって、今日に及んでいます。
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