大学入試 出口のシステム現代文 論述・記述編 新訂版 の商品レビュー

出口汪(著者)

2020/05/24

難関私立大学および国公立大学の記述式問題の解き方を身につけることに焦点をあてた本です。

とりあげられている問題は10題で、評論文を中心に、小説や明治文語文も一題ずつとりあげられています。また「特別演習編」として、慶応義塾大学の入試で出題された、現代文の試験に近い形態の小論文の問題も収録されています。

設問と文章のなかに読み取るべきポイントを明確にするとともに、答案をつくるさいに留意するべき事柄を「解法ルール」としてまとめていることが特色です。読者は、ただ漫然と解説を読むのではなく、「解放ルール」がどのようにじっさいの答案作成に用いられているのかということに留意しながら著者の解説を読んでいくことで、みずから問題を解く力を身につけることができるようになるのではないかと思います。